1997年からのお出かけレポです。時代により制作方法が違いお見苦しい、読みにくい箇所が多々あると思います。できる限り現代版に合わせるよう作業していますが、過去に頂いたコメント等が消えてしまうこともあります。ご容赦いただけたら幸いです。

秋田の湖で紅葉狩りカヌー

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初の芋子汁 & 満天の空を仰ぐ

2006年9月29日-5

芋子汁の準備

「芋子汁」

カヌーから帰ってきて、まったりと午後を過ごす。
そして夕食の準備もする。
今夜はもちろんスーパーで見かけた「芋子汁」
いつの間にか我が家では「芋っ子汁」になっていた。

里芋と舞茸と、なめこ、ねぎ、鶏肉、糸こんにゃくを煮て、味噌または醤油で味付けする。最後に、セリ。これは忘れちゃいけないものだと作ってから実感した。
今回はししたろのリクエストで味噌仕立て。もちろんお味噌は地元秋田のお味噌。
これがとても美味しいお味噌で、この味噌を肴に日本酒が呑めそうなほど。


里芋が煮えるまで時間がかかりそうなので早めに準備をはじめた。
最初はただ里芋を煮るだけだけど。
ひたすらやわらかくほっこりとなるように祈りながら煮る。
小さなお鍋だから、何度か水から煮直した。

夜の帳が降りてくる

熊が出ると嫌だから、今回はiPodも持ってきていた。ラジオが入らなかったら音出せなくて困るから。
iPodは初代かその次くらいのもの。ほとんど使わずにiPodも年をとってしまった。普段はどちらかといえばギガビートの方を使っているので、今回のお供はiPod。ランダムで最初に流れてきたのは、山下達郎だった。うーん、なんか違う(笑)。ラジオもなんとか入ったので、ご当地ラジオを流してみる。ちょっと、ノイズが多いけど、いいか。



湖も山も静かに夜を迎えようと準備を始めていた。

日が傾いてきた。一台の車がやってきて、すぐ脇の台のところで今夜の寝床を決めているようだった。
女性ふたり、明日の朝から紅葉の山を歩くのだそうだ。
ご婦人方はその台ではなく逆の木々に囲まれた奥まった隣サイトにテントを張ることにした。
あっという間にテントを立て、「お風呂行きたいの~」という声がしたかと思うと、あっという間に車で出て行った。

暗くなるのはもう早い。
武井バーナー301で暖を取る。
熱々の芋っ子汁で温まる。
パセ&ポプも同じような晩御飯を平らげた。

さといもは犬にとって蓚酸カルシウムが多く口膣痛になると書かれているところもある。ただ、パセ&ポプにはあげても今まで問題になったことはない。柑橘系もダメ(犬は嫌い)なんて書かれていることも多いけれど、それもパセ&ポプにはまったく当てはまらない。キシリトールが犬にも良いなんて言われていたこともある。もちろん、わたしは信じなかった。根拠はなかったんだけど、人間に良いから…っていう短絡的な図式が見える気がしたの。もちろん、これから再び危険説が翻るかもしれないけれど…。
まぁ、よくわからないけど、わたしのわけわからない勘で、パセ&ポプのごはんにはサトイモも入っている。

ごはんを食べた頃には、あたりは真っ暗。
今夜はキャンドルランタンも点けた。 * * *

夜空と

一度やってみたかったことがある。
寝転んで星空を見上げること。たくさんの星たちとしばらく向き合ってみたかった。
何度か書いているけれど、高校生のときのカナダでのキャンプでは、テントから顔だけ出して星空を眺めていた。
それはそれで面白かった。
タープやシェルの外に出て、星空を仰ぐことは良くやっている。
やりたいのは、覆われていない場所にマットを敷いて、その上に横になって星を見ること。

夕方から雲が広がり星空は残念ながら無理かもという空模様だった。
しかし、天はわたしを見放さなかった!
シェルから覗いてもたら、天空には星が無数に輝いていた。

やった!

幸い今回は高床の台があるので、ひとりZライトとイスカエアダウンを持って、台に上がり寝転がった。
目の前に広がるのは満天の空。
視界のすべてが星空。
少し顔を傾けると空に向かって伸びているブナの先端が見える。

横になると真正面を向いたままで、星たちと向き合える。
無理なく、ただ眺めていられる。
大きく息を吸って、大きく息を吐く。
視界の右端で蒼く瞬く星がひとつあった。
何度も何度も、居場所を知らせるように瞬いている。
じっと見つめる。
その星だけが他の星と違って見える。
明るく大きく蒼く。
他の星と比べれば、特に明るくも大きくもないけれど、目立っていた。
吸い込まれていくような感覚。
と、その星の姿がだんだんと見えなくなり、すっかり姿を消してしまった。
今までずっとその星を見つめていた目がうろうろ。
つながっていた手が離れて置いていかれたように淋しく哀しくなる。
良く見れば他の星の姿も見えなくなっていた。

星たちとわたしの間には雲が広がりはじめていた。
星は雲の向こうにいる。
ただ、見えなくなっただけ。

現実世界でも、ただそのときだけ見えなくなっただけのことなのに、不安になったり哀しくなったりすることあるのよね。
慌てたり、取り乱したり、悲しんだりすることじゃないのに…。

ちょうど立ち上がろうとしたとき、心配したししたろが迎えに来た。 * * *

シェルに入るとパセ&ポプが大歓迎♪
母の作ってくれた鯖の照り焼きをみんなでつつきながら、地酒をちびちび。

パセはもうねますよ

ぽーたんはだっこ~

S: 今日の絵日記描き書き

ほろ酔い気分で、今日も大満足。おやすみなさい…。Zzzzz

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