わたしたちは、以前ししたろさんがツーリングキャンプで寄った足尾銅山へ向かうことにした。
ススキはもう穂が出ていて、コスモスも花を風に揺らしていた。

足尾銅山は、ししたろが撮って来ていた写真で見ていたけれど、やはり生で見ると迫力が違う。
わたしたちのいる場所とこの画像の中の場所の間には川が流れている。
わたしたちのいる側は民家があり、朝起きればこの写真の風景が毎日広がっているはず。
かつてこの精錬所が稼動して、この辺りに活気があったときの風景はどんなだったのだろう。
煙がもうもうと立ち上がっていたのだろうか。
川はどんな表情をしていたのだろうか。
そして、周辺の山の木々は姿を消していった。
人々は…?
今、木々が消えてしまった禿山は人の手によって緑が少しずつ増えているらしい。










