1997年からのお出かけレポです。時代により制作方法が違いお見苦しい、読みにくい箇所が多々あると思います。できる限り現代版に合わせるよう作業していますが、過去に頂いたコメント等が消えてしまうこともあります。ご容赦いただけたら幸いです。

秋田の湖で紅葉狩りカヌー

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夜明けのドライブ

2006年9月29日 1

息を殺すように静かに出発

26時、目覚ましが鳴った。
驚くほど目がぱっちり、快適な目覚めだった。睡眠時間きっかり3時間。ちょうど90分が2回(レム睡眠2回目が終わったところ)という、すばらしくタイミング良く目覚められたようだ。


最後の荷物、クーラーバッグを車に積み込む。到着後すぐにパセ&ポプもごはんがたべられるように、一食だけパセ&ポプの冷凍ごはんが入っている。あとは、がらがらだから、数本のビールと、とり農園のさがりや野菜も入れた。

27時前に、寝静まってする住宅地を息を殺すように静かに出発する。夜逃げと思われる?(笑)
5分ほどで出た国道は、もっと先までお客を送って東京に戻るのだろうタクシーが多い。

 

高速で警察に

流山から高速に乗った。

快適に走っていると、前方の道路上に長い物体がごろんと転がっているじゃないの!
運良く左レーンにも車はいなくて、ししたろが左にハンドルを切って難を逃れた。
守谷PA手前で、道路上に2メートル以上ある角材のようなものが真ん中のレーンから追越レーンにかけて落ちていた。

あんなものに乗り上げたら事故が起きる。
110番でいいのかわからないが、電話してみることにした。
以前やはり高速道路上に落下物があり、携帯でハイウェイパトロールの番号を探したが見つけられず連絡できなかったことがある。そのとき、今度は110番にしようと思ったのだ。
呼び出し音が2回ほど女性が出た。最近は女性が出てくれるのでなんとなくホッとする。
「事件ですか? 事故ですか?」
「事件でも事故でもなくて、高速道路に物が落ちていて、そちらから連絡してもらえればと思って電話したのですが…」というと、
「はい、こちらから連絡します。落下物ですね」
「そうそう、落下物です」いくらパッチリ目覚めたとは言っても、やはり頭は少々寝惚けているようで、『落下物』という言葉が浮かばなかった。

そして、「常磐道の上りですか? 下りですか?」と聞いてきた。
そのときはあまり不思議に思わなかったのだけど、電話を切ってから「電話をかけたときから常磐道上にいるってことがわかっていた」ことに気付いた。ほんとにわたしから言わないのにわかったのかな~?と自分でも疑わしいんだけど…。もしかして、わたしが最初に話したのかな~?なんて思ったりもする。ボケてたしね。でも、電話を切ってから、ししたろに話したけれど、ししたろもびっくりしていたんだから、きっとわたしは話していないんだ、と…思う。

「落ちていたものはなんですか?」と聞かれて、そんなもの真っ暗だったし詳しいことなんてわからないわよぉ、と思いながら
「木みたいな…、うーん、枝…、じゃなくて…」と言うと
「木材?」
「そうそう、そう木材! たぶん、そんな感じです」^_^;
「何キロ地点ですか?」
「守谷PAのすぐ手前なんですけど」
やはり聞かれた。何キロ地点というのは見ていなかったのだ。電話をかけようと携帯を手にしながらきっと聞かれるだろうなと想像していたけれど、わたしには見えなかった。
「○○キロ地点だよ」とししたろが質問を察して運転しながら応えた。そのまま電話で伝える。

電話の向こうから、どんどん質問が来る。
「橋の上ですか? 先ですか?」
順番は違っているかもしれないが、マニュアルでもあるのか次々に質問してきた。
長さは? どのレーン? 木材の数は?

質問に答えながら、もうその地点には向かっているのかなぁ。向かっている車にあとからまた詳細を伝えるのかなぁ。それとも全部聞いてから伝えるのかしら。と、頭の片隅で考える。

最後に「ありがとうございました」と言われた。わたしも「よろしくお願いします」と言って電話を切った。
落下物があった場合も、飲酒運転など不審な車を見かけた場合はすぐに110番でいいらしい。

夜明け

少しずつ少しずつ世の中が明るくなってき始めた。

常磐道から磐越道に入るとき、『熊出没の恐れあり』とまだ明けきらない闇の中の電光掲示板に赤い文字が光っていた。
先は霧。
熊が出てきたら…、さっきの角材よりこわいかも。でも、熊って夜行性? 早起き? 確か出くわした話はいつも昼間だった気がするんだけど…。大丈夫よね。

しばらくして、霧の隙間、前方左から黒い生き物が右側へとさっと横切っていった。
熊じゃない。たぶん。動きが機敏だったもの。たぬき?

目の前の霧が晴れてくると、わたしたちの頭がかすんできた。
眠い…。
そういうときは歌を歌う♪

リアシートでぐっすり寝ているパセ&ポプには迷惑な話だけど、ししたろさんと歌いながら早朝の高速をひた走った。
わたしたちの早朝の美声でも熊は起きなかったようだけど、世の中はだんだんと目覚め、わたしたちの眠気もどこかに消えていった。

7時少し前、菅生PAで休憩。
パセ&ポプのお散歩をしていると、にこやかな笑顔を送ってくださったり、「かわいい」の声をかけていただく。
何度言われても嬉しいわ~。ありがとうございます(^.^)

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