1997年からのお出かけレポです。時代により制作方法が違いお見苦しい、読みにくい箇所が多々あると思います。できる限り現代版に合わせるよう作業していますが、過去に頂いたコメント等が消えてしまうこともあります。ご容赦いただけたら幸いです。

初DELICA D:5 車中泊の旅 07 九頭竜

この記事は約2分で読めます。

九頭竜は、その名前からも気になっていたし、司馬遼太郎氏の「街道を行く18 越前の諸道」を読んで出来れば今回通ってみたかったところ。
建築が独特らしい。


『飛騨から出て飛騨より洗練されているといっていい。』

1987年、今からちょうど20年前に出版された本を持っている。
司馬遼太郎氏が旅をしたのは昭和五十五年というのだから、1980年の旅だったのだろう。
27年前の話。

『~略~ 最初は一軒、二軒と見つけていちいち目を見はったのだがやがてざらにあることに気づいて、~略~』

すでにその風景は消えてしまっているのだろう。
妹(一級建築士)ならわかるかもしれないけれど、わたしには「これのことかしら?」といまいち自信が持てない。
いかにも今の建材を使って、外観だけをそれらしくしている家を何軒か見かけた。
それにしてもどこの地方もその地方独特の家が少なくなってしまって、全国どこでも同じような家が建っているのは淋しい限り。
でも、ただ保存すればいいとも思えない。

真名川を渡る。宝慶寺も訪れたかったが、今回はそちら方面を遠くに眺めるだけ。


美濃街道158号線とつかず離れずにJR越美北線(九頭竜線)が走っている。
「越前の諸道」でも『よほど閑散とした赤字線』と書かれている。わたしたちも列車が走ってこないかと楽しみにしていたが、その姿を見ることは出来なかった。

仏原ダム。
パセ&ポプは、ピローにうずもれる。

ログハウス風の九頭竜湖駅の前の広場はバイクや車でやってきた人たちでにぎわっていた。
観光案内所や、たこやき、ソフトクリームなどのお店が並んでいる。
駅といっても、廃線で電車は来ないのだろう。閑散としている駅構内にも入れた。

「街道を行く18 越前の諸道」に書かれている紅葉列車がもうないのはとても残念な気がする。
(画像は駅の裏。表とはがらっと違って閑散としている。)

しかし、帰ってきて調べてみたら、まだ通っていた(^^ゞ
2004年の福井豪雨で5つの橋梁が流失して、数日は全線不通なったこともあったらしいが…。
越前大野から九頭竜湖間は、水害後すぐに復旧したけれど、全線復旧はまだで、今年2007年6月30日に全線開通の予定だそうだ。
紅葉列車もあるかもしれない。今もお酒が飲めるかどうかは定かじゃないけれど(笑)。

かわいいキャラクターとポップな看板が案内する街道。景色とアンマッチだけど憎めない^_^;

コメント

タイトルとURLをコピーしました