1997年からのお出かけレポです。時代により制作方法が違いお見苦しい、読みにくい箇所が多々あると思います。できる限り現代版に合わせるよう作業していますが、過去に頂いたコメント等が消えてしまうこともあります。ご容赦いただけたら幸いです。

九州-山陰 3186km くるま旅 09(鳥取~加賀)

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清流茶屋かわはら道の駅「清流茶屋かわはら」は、さすが土曜日というのか、土曜日だというのに、と言っていいのかわからないけれど、コンビニへの人の出入りはそこそこで、駐車スペースもほぼ空いていた。
7時半、わたしたちも出発する。
しかし寒い。
涼しいを通り越して寒くなっている。

砂丘鳥取砂丘は一応その様子を生で見るだけは見ようと思っていた。
別に歩かなくてもいい。一応歩くときのために、野鳥の長靴は車に入れてきているけれど(いつもか(^^ゞ)。
天気予報はお昼くらいから雨模様になると伝えていた。
すでにどんより雲が重く、搾り出さなくても水が滴ってきそうな気もした。
砂丘入り口の方へ行くと無料駐車場と書かれた看板がみやげ物店の前にいくつも立っている。どう考えてもみやげ物店の駐車場。まだ開店していないので、スペースには入れるけれど停めるのは憚られる。有料駐車場もあった。
砂の美術館が空いていたので、とりあえず車をそこに入れる。
そこは、たまたま今日イベントのために事前打ち合わせする関係者のために開けていたらしい。関係者が、この上に駐車場があってそこからリフトで砂丘に行けますよ、と教えてくれた。
リフトに乗る気はないけれど、上からだったら砂丘全体が見渡せるかもしれないと上がっていく。
駐車場はがらがらだった。展望台のようなところは見当たらず、今車で来た道を歩いていくしかないようだった。
風が冷たいので上着を着込む。
歩き出すと今日のイベントのひとつだと思える砂の城がそびえている。すごいすごい。砂で作っているなんて気の遠くなる作業なんだと想像する。でも、雨が降ったらどうなるのだろう。水の泡というか雨でただの砂に戻ってしまわないのだろうか。砂に戻らないのも困るけれど、今日戻ってしまうのはかわいそう、などと思っていると砂の道を発見。砂丘へ一直線に下っている砂の道だった。

砂丘下り始めると下から駆け上がってくる青年がいた。「おはようございますっ!」朝から元気だ。しかも歩いていても滑る砂の坂道を駆け上がるなんてすごい脚力。
パセ&ポプは四駆でがんがん降りて行く。

砂丘入り口から砂丘へ。
数メートルいくと目の前にどーんと砂だらけの景色が広がる。

きっとここでみんな記念撮影するのね、というお立ち台があったのでパセ&ポプも載せて見た。
あまりいい顔をしてくれない。

砂丘砂ばかりの同じ景色がずうっと先まで続いているのは、パセ&ポプにとっても妙にうつったようだ。
トリックだとでも思ったようなそんな風に見え、最初おそるおそる歩いていた。目標が定められなかったのかもしれない。
しかし、そのうちこの景色に馴染んできたのか、今度はどこまでも走り出しになった。ここでは絶対リードは放さない。放したらきっとパセリはあっという間に点になってしまうだろう。
それを追いかける気力も体力もない。(上の写真でははらっとリードが離れていて、驚いた(笑)。

砂丘なぜか人が溜まっている場所がある。
団体なのだろうか。
集まっているということは眺めがいいのだろうか、と普段は人の集まっているところは避けて通るのにその場所へ近づいていってみた。
なんのことはない、リフト降り場だった。
そしてその周りにはラクダ乗り場があり、ラクダ撮影場所でもあった。
ラクダに乗らなくても携帯でラクダを撮影したら一枚100円らしい。
きっと寄ってたかって携帯を向けるのだろう。
今日はらくだの姿はなかった。

鳥取砂丘にらくだっていつからいるのだろう。
砂丘とらくだという関係を定着させてしまうのはどうかと思うが、千葉県の御宿には月の砂漠のらくだ像があったっけ。

砂丘砂漠の景色はもしかしたらずっと見ていても飽きないかもしれない。飽きる人にすれば5分も持たないだろうけれど。
駐車場へ、さっき下ってきた砂の坂道を登って戻る。
この道を駆け上がっていた青年はやっぱりすごい、と実感する。
車に乗り込んだら雨が降ってきた。いやはやギリギリセーフ。
砂漠で雨に降られると砂はどんな感じになるのだろう。それもちょっと知りたかったけれどこんな寒い日に試すことではない。
鶏めしとチキンライスで朝ごはんにする。
風が強く車が揺れる。

さっき砂丘に居た人たちはどうしているのだろう。

日本海10時兵庫県新温泉町に入った。
「道路は広く美しく」という標語に驚く。

余部鉄橋ふらふらと細い道へ入っていくと目の前はるか上方に鉄橋の姿。
「すごいよ、鉄橋だ」と言うと、ししたろは「もしかしたら」と感嘆の声を出した。
狭い、家と家の間をすり抜けると突然目の前が開け、家々の上方にかかる鉄橋がどーんと姿を現した。
余部鉄橋というらしい。
鉄橋の橋脚ではクレーン車がいて工事をしていた。

余部鉄橋撤去するための工事らしい。

鉄橋下には駐車場と無人の建物があり、そこには来訪の記録をするための大学ノートが置かれていた。
なくなってしまうこの鉄橋の思い出を語っている人たちの文字で埋められている。
ただつい先日のGWに書かれたと思われるページは、ただ子どものらくがき帖になって使用されていた。親はどうしてそれを止められないんだろう。

雨が降る中、鉄橋を見上げていると電車が走っていった。

パセ&ポプ車内では、
パセ&ポプが、心躍らせて小雨の中でカメラを向けている姿に、怪訝な顔をしていた。

走る気温がどんどん下がっている。11度になった。
ガソリン149円という文字にししたろがハンドルを切る。
157円~160円くらいがこの辺りでの相場だったのに、この価格でやっていけているのだろうか。まがいものじゃないわよね、と少々不安になりながらも満タン(笑。

風情のある住宅地

そして間違って入り込んだ畑道。

海沿いを走るこんなに海の近くの畑って不思議な気がする。
ずっと海の近くだったのだろうか。段々海に近くなってしまったのだろうか。買ったのだろうか。何代も何十代も続く土地なのだろうか。

木造の家並みの間をすり抜けた。

キャンプ場キャンプ場。料金高い。
房総よりは安いけれど…。
その上に無料ドッグランがあった。なんだかとっても不釣合いな風景に思えたけれど、需要があるのかしら。無料というのは喜ばれるだろうけれど。

雨の中、自転車を押して山の上り坂を中学生が歩いてくる。
いったいどこからどこへ行くのだろう。
ナビで見ると、最寄の中学からそこまでで直線距離3キロメートル。しかもずっと上り坂。行きはすいすい快走だろうけれど帰りは辛いだろう。

浦島太郎発見館 水の江里浦嶋公園
の脇を通過した。

伊根14時半、伊根に到着。
道の駅舟屋の里公園に行ってみるが、食事がいまいち。
観光案内所で近隣マップをいただき、おすし屋さんか食堂にしようと道の駅を出た。
「かもめ」なら駐車スペースがすぐ脇にあるのでそこに決定。
同じものを頼んでも夫婦だったりすると内容を変えてくれる心配りがある。
ここのご主人はずっとここ伊根で育ったそうで、子どもの頃は網で魚をすくって獲っていたらしい。だんだん魚も減っているし、今年はキスもあまり釣れなかったと話してくれた。

若狭へ食事をおいしくいただき、伊根湾をぐるりとまわる。
以前はやはり客船で伊根湾に入り、まるで遊覧船のように近くから舟屋を見た。
この後に通る天橋立も船から眺めることができた。
今回は雨なので、車で素通り。

赤や黄色の点滅信号がとても多い。
街中に入って黄色から赤に変わる信号では戸惑ってしまう。

16時半 道の駅舞鶴とれとれセンターによる。
観光バスがとても多い、大きな駐車スペースのある道の駅。
今夜の食事の一品として生ホタテ焼串を1本買う。

舞鶴若狭道を走る。
道は山を分断する。
動物たちも行き来できなくなって大変な思いをしているだろう。
「祖国統一」と叫んでいるかもしれない。

昨年のGWは、この辺りをふらふらとしていた。すでに懐かしい。

今年は素通り。どんどん走る。

18時半敦賀に入る。

19時南越前町

19時15分 越前町 雨降りの道路に信号や車のライトが反射してとても見難い。以前はこういう道だったのよね。

18時20分 鯖江

18時45分 いつの間にか福井市を走っていた。

街がずっと続いていて、車の数は多いけれど、渋滞はない。

20時20分 石川県加賀市

加賀21時 山中温泉へ到着 街から山中温泉までは暗い山道で一台も車と出会わなかった。
しかし山中温泉は想像とはまるきり違っていて、大きな温泉街のようだった。ホテルや旅館も多く、道の駅は煌々と明るく車も沢山とまっている。
車中泊の車も数台いた。

山中温泉ゆけむり健康村ゆーゆー館

屋根のある通路があり、パセ&ポプの散歩もほぼ雨に濡れずにすむ。やはりほかにも犬連れの人がいてここで散歩をしていた。

温泉の時間は電話で聞いていたので急いで入る。
しかし閉店まであと1時間というのに人が多い。
地元の人たちがほとんどで、みんな知り合いのようだ。

雨が降っていたけれど露天風呂へ出る。
サルが出没するので注意と張り紙があった。
ふと、この雨には中国からの化学物質が含まれている?と恐くなって、中に入り頭からシャワーを浴びた。

最後の車中泊の夜。
ししたろさんは小浜カツ丼。わたしは焼サバ寿司。←どこで買った???

10時過ぎて外を覗くと駐車場はすっかり車がいなくなっていた。

残っているのはキャンピングカーやわたしたちのような車中泊の車だけ。

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