静かになった道の駅の朝。
顔を洗って、パセ&ポプのトイレ散歩をして、出発する。
まずは予定通り桧原湖一周へ。
通行止めのA看板が出てきて一瞬がっくりきたけれど、その看板は通行できるように除けてあった。またいつ通行止めになるかわからないから、という感じなのだろうか。まさか誰かが通行するためにどけてしまったわけじゃないわよね!?
入っていくと、あちこちでカメラを構えた人たちがいる。
道は綺麗に除雪されていて通行にまったく問題はない。
きっとこのところの暖かさで通行止めを解除したのだろう。夜は通行止めになるかもしれないけれど…。
桧原湖が眺められるちいさな雪原を見つけ、パセ&ポプと歩いてみた。
パセ&ポプは足が冷たい、と時々足を浮かせていたけれど、さすがブーツを履いているパセリの足だけは浮かなかった(笑。生まれつき持っているアイゼンは効かないだろうけれど、やっぱり雪の日はブーツがいいと感じた。
気をつけないと足がはまる。
スノーモービルが走っていたらしい跡がたくさんある。
* * *
ひとしきり遊んだのでまた湖岸を走って、朝ごはんタイムに。
昨日の手抜きごはんとは違って、今朝はパセ&ポプのごはんを温める。あれ? 温めるだけだからこっちの方が手抜き?(笑。
わたしたちもジェットボイルでお湯を沸かし、コーヒーを淹れ、インスタントのお味噌汁を作り、用意していたごはんで食事をする。
『インスタントのお味噌汁は外で飲むべし』
家だととても飲めるものではないけれど、外で飲むと美味しいのね～(^^)。
座ると椅子は冷たいし、中にもこもこのベストを着込むくらい寒いんだけど、ここでキツツキかあかげらが木を叩く音や他の鳥たちがさえずる声をBGMに読書なぞしてゆっくりしたい気分になってしまう。
そうそう、ここでびっくりポプラが出た。
散歩中に道の端に出ていたまだつぼみのふきのとうをぱくりっ!!
ふきのとうをかじるなんて…(-_-;)
これまでふき味噌をごはんに入れたりしてことが要因かしら…。
バーナーもすっかり冷めて、わたしたちも冷えそうになったので出発。
桧原湖は今度カヌーで湖内を探検したい。
その前に、と湖岸探検に出たししたろさん。
もどってきたときにツルっとすべって雪解け泥水をばっしゃーんと飛び散らせた。車で待機していたわたしたちの目の前で滑るんだもの、びっくりしたわ。
湖面は少しずつ融け始め、足跡やスノーモービルの跡も消えかかっている。
わかさぎ釣りの小屋はいつ解体されるのだろうか。
いつも行っていた小野川湖畔のキャンプ場を反対側から見る。
小野川湖はすっかり春の様子。
冬の磐梯山は、スキーのときなどでも見ているはずなのに記憶がない。夏の磐梯山、わたしの記憶ではもっと丸みを帯びていた。雪を被ると凛々しくなるというか雄雄しくなると言うか鋭い姿に見えるのは、わたしの記憶違いからなのかなぁ。
次の予定地、秋元湖へ。
通行止めともなんとも書かれていないのでずずずいと入っていく。
道、狭い。
秋山湖ってこのあたりでは意外と地味目な道。舗装されていないし。
道はだんだんと狭くなって、底はどれくらい?と思うような泥だまりが出てきて、その先は真っ白…。
D5くん、すごすごとＵターン。
秋元湖、いつかリベンジだわ。
意気消沈したわたしたちは来た道を戻ると湖反対側に伸びる道を発見。
もうリベンジできるか!? と進んでみたら、数十メートルで雪が覆いかぶさる道が見えてきた。
ふぅ～ん。
Ｕターンしながら、裏磐梯でふきのとうがずいぶん出ているから、只見のあたりならもうこごみも採れる?
と新潟ではなくまた只見に向かうことにする。
その前に宿泊候補のひとつだった場所を確認しに行く。
とそこで目に飛び込んできたのは、真っ赤な隊列!!
大中小の消防、レスキュー車がずらっと並んで進んできた。
前のゴルフワゴン(→)だったら、きっと「列を乱すなすぐに戻れ」って言われたんじゃないかと思う(笑。
空いていそうな五色沼にちょっと寄る。
小学生のときに来た以来だった。五色沼の前は数え切れないくらい通っているけれど、いつも混んでいるので素通りしていた。
沼めぐりはしなかったけれど、子どもの頃に見たときの感動が少し甦った。
パセ&ポプと空いている五色沼駐車場の周遊散歩をして、車に乗る。
桧原湖畔を走って昨日お世話になった道の駅を横目に進む。
道の駅にはさっき見かけた赤の軍団が揃っていた。
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