このまま帰ればパセ&ポプにも早く会えるしね、なんて話しつつ、通行止めという看板がありながらゲートが開いている林道へ突入。どこまでいけるかわからないけれど、行ける所まで、と。
まったく問題ない道路状況で、通行止めの意味がわからない。去年の春にも通ったことを思い出した。
が、いつの間にか新しい道が出来ていた。去年通った道はその新しい道にとって代わられたようで、先が閉鎖されていた。いつの間にこんな道が出来ていたのだろう。
道の端に一台の車が停まっていた。水を汲んでいるらしい。
わたしたちも水を汲んでいくことにした。プラティパス2リットルを2本分。
水を汲んでいたおじさんはわたしたちと同じく松戸からで、この水をわざわざ汲みに来ているそうだ。水は頭上の崖から滝のように落ちてくる雪解け水とは違うのよね???
しばらく走っていると車が5-6台ほど駐められる駐車場があり、4-5台車が駐まっていた。一台の車にはオレンジの帽子を被った人の姿が見えた。
軽トラックの荷台には木製の箱があり、一部の側面に3×40cmくらいの細い覗き窓(?)のような隙間が開けられていた。猟犬を載せる箱だそうだ。
胸の奥がぎゅっとなった。
あの細い隙間からなにを思って外を見ているのかなぁ。
オーナーの喜ぶ顔が見たくて、荷台に載せられた箱に入って行くんだよね。
愛されてるんだよね?
とちょっと不安に思ったけれど、手作りっぽい木箱にきっと飼い主が自分で塗ったらしいカラーリングだった。
市販されている金属製ケージだと走行中に冷たい風が容赦なく入ってくるはず、よく知らないけれど…。
あの木製ケージは少しでも負担を軽減させた愛情一杯のものなのかもしれない。猟の事も猟犬のこともなんにも知らないけれど、もしかしたらあのケージで連れられて来ている犬さんは幸せなのかもしれないってこれを書きながら思った。
仕事が出来なくなっても、ずっと一緒だよ。
暖かい部屋でオーナーと一緒に山で過ごした思い出話しながら過ごせる子だよ、きっと。
その駐車場の端に、ドラえもん似の雪だるまがいた。
日向と日影ではまったく違う世界。


道の脇に建っていた小屋から無数に下がっているつららを見つけて喜ぶししたろさん。
不精して車の中から写真を撮っていたら、
わたしに「持って」と言って渡す…



「困った」
「こお? なんか変ね」
「うーむ」
「冷たいんですけど…」
「魔法の杖だわ。えーいっ」ってなにしたんでしょ。自分でもわからないけど。
展望のいい駐車場。チェーンをはずしている車が数台たいた。説明の看板どおりの山々が見られる。

ついこの前も通った道だからなるべく違う道にしよう、と次々出てくる有料道へ。でも、このトンネルの有料道、これは無駄だった。250円だけどすっごーく損した気分になった。
そして、助手席で大きく舟をこぎ始めたわたしはあまりにゆらゆらするので後ろへ放られることに…。
安全のために3列目のシートベルトをしてシュラフに潜り込んんだら、そのまま一気に夢の中へ。デリカD5ってほんとに眠りを誘う車だわ(^^ゞ

自宅近くの洗車場で、塩を落とし、この後パセ&ポプ舞うわ叫ぶわの大歓迎のセレモニーを受けた(^^)。
パセ&ポプと雪遊びは、実際経験して一緒に楽しみたいという気持ちはますます強くなったけれど、考えていた以上に危険もいっぱいあるということもわかった。パセ&ポプと出かけるには、もう少し検討が必要かもしれない。
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