素波里園地で朝食。
今日は太陽も出ている。葉っぱもすっかり洗われ鮮やか。
薄切りベーコンと目玉焼きとスクランブルとズッキーニ。
パセ&ポプのごはんはカルビ肉を使うことになってしまった。ちょっと脂が多いけれどたまにはいいよね。こんなのも旅の楽しさだって。
雨の後にしか出てこない滝があると言う。
雨降りもラッキーだったってこと?(^.^)
臭いに誘われたのかハチが1匹、2匹と飛んできた。
開けていたリアゲートのガラス内側に張り付いてしまい、出ていけなくなってしまった。
中にいたパセ&ポプを外に出し、共々避難する。
ハチは下に飛ぶという習性がないのだろうか。
ぶんぶんガラスにぶつかって上から出ようとしている。
ししたろが何度かゲートを下に動かして、やっとハチは出て行った。
受付に札を返しに行くと、管理の奥さんがわざわざ出てきて
「誰もいないから、広場で放してあげて~」と声をかけてくれた。
ありがたくパセ&ポプを解き放つ。
もう何年もこんな気持ちいい自由は味わっていなかった気がする。
パセ&ポプの表情は誰が見ても幸せいっぱいのはず。
11歳とは思えない弾け方のパセリ
5歳とは思えない甘えっ子のポプラ
お日様と大地のエネルギーをもらって充電完了。
車に戻ると、また奥さんがやってきて
「あと3分、あと3分時間ある? 遊んでいる間に栗をゆでてあげようと思って…。もう少しだけ待ってて」と言ってくれた。
またまたありがたく待つことにする。
ほかほかのゆで栗を袋に入れて持ってきてくれた。
心までぽっかぽかになった。
昨日も通った道を行く。
雨模様の道と快晴の様子。
それぞれの景色を見られてとっても得した気分になる。
くるみ台への道ではなく、もう一方の道へ。
白神山地の案内は各町村ごとで全体的な姿が見えにくい。
昨日スーパーのおじさんに教えてもらった釣瓶落峠で車を停めた。
細い滝が流れている。
車を降りて眺め、いただいた栗を頬張った。
栗が一番似合う紅葉を見ながらほくほく食べる。
パセ&ポプもほくほくして食べた。
観光バスや乗用車がたくさん停まっているので寄ってみる。
ここを拠点にして歩いたりしている人が多いようだ。
キャンプ場もお風呂もあるというので、今日はここでのんびりしちゃう?という案も出た。
しかし、白神山地林道もまだまだ先がある。
お昼からここでのんびりしてここで1泊してしまうと、せっかく昨日の晩に立てたこの先の予定も狂ってしまう。予定ってほどじゃないけれど…。
舞茸たっぷりの豚汁と、じゃがバターでお昼にし、出発することにした。
林道は続いた。
途中車が数台駐まっているので車を寄せてみる。
「巨木ぶなふれあいの径」
車を駐めて降りると冷たく強い風。一枚羽織い、帽子もニットにした。
しばらく歩くと「クマの目撃情報がありました。ラジオや鈴を携帯するように」という看板が目に入ってきた。
遅いよ…。
入り口にもっと大きく書いて欲しいわ。
巨木ぶなのところにたどり着くと先客の家族連れがいた。
記念写真を撮り終わり、わたしたちもぶなの元へ。
見上げるとその枝が空しっかりつかんでいるかのように見えるほど。
この先に展望台があると書かれていたけれど、どのくらい先なのかもわからず、来た道を戻ると言い張るわたし。
クマに遭うのは嫌なのよ。
車に戻るとそこはバスの停留所だったことに気付いた。
何台もそこに駐めてあって標識が隠れていた。
一般車の駐車スペースは別にきちんと設けられていたのだ。
駐車場に関しても、クマ避けのことも、展望台についても、案内に配慮が欲しいなぁ。
景色はところどころ変化するけれど、さすがのししたろさんも飽きてきたらしい。
林道で珍しく運転を交替する。
16時に近くなっていて、もう夕景になりそうな気配だった。
お魚市場のような建物があったので寄って見る。
車から降りると音楽が流れてきた。
どうやらイベント開催中らしい。ちゃんちゃん焼き祭りだったかな?
施設内はがらんとしていて、新鮮なものはほとんどなかった。
焼き節や干し魚を購入。この焼き節が最高においしい! お味噌汁の出汁に使うらしいけれど、頭はちょっと大きいのではずしそのまま食べるととても香ばしく癖になってしまった。
外にあったイカ焼きも購入。今、イカ漁は出ていないらしい。八戸からイカを仕入れているという。燃料値上げで漁に出ていないということだけど、すっかり下がっているじゃないの? 国から補助を受け取るために出ないんじゃないかしら、などと勘ぐってしまう。
でも八戸産のイカはとおっても肉厚でおいしかった。
日本海と五能線に沿って走り続ける。
今夜の予定宿泊地までまだ遠い。
お風呂のある道の駅に行きたかった。
イカ焼き通りも、早々にイカを食べたから素通り。
キャンプ場で停泊するつもりだったから火を通す食材を持ち歩いている。温まってしまうのではと不安になって、マックスバリューでクーラーバッグ用の氷を購入した。
今晩の食事になるようなお惣菜は一切扱っていなかったので晩御飯も不安になる。
高速に乗り、青森市街地を抜けてしまう。
高速から眼下に見える市街地は、ネオンがきらきらでビルもたくさんあり、驚くほど都市だ。
前に青森に来たのは何年前だろう。
まだパセリがいなかった頃にししたろと来たときだからもう11年は経っているはず。北海道への行き帰りも青森市街は避けたから浦島太郎なのかも。
こんなに栄えているとはつゆぞ知らなかった。
高速を降りるとそこは打って変わって真っ暗な闇。
今晩のごはんが買えない。
ししたろは市街に戻ろうという。
しかし、今夜はお風呂にはいるという予定で道の駅を選んでいる。
戻っていたらお風呂は閉まってしまい、入れなくなってしまう。
ナビで探すとコンビニが1軒見つかった。
食事を購入し、また闇の中を走る。
19時過ぎ、到着したのは浅虫の国道脇にある道の駅。道の駅「ゆ~さ浅虫」
おそらく以前はホテルだったのではないだろうか。
1階はおみやげ店。
5階がお風呂になっている。
キャンピングカーも数台駐まっている。
乗用車は早々に目張りをしていた。
お土産店でイカの塩辛を買った。ビンごと凍っていてびっくり。
氷があるか聞くと保冷袋と保冷剤ならあるといわれ、保冷剤だけでいいと言うと、手を出された。
有料とのこと。これまたびっくり(笑。
交替でお風呂に入った。
展望風呂からは、暗闇の中に遠くの船か家の灯りがちらちら見える。
近所の人たちなのか、P泊の人なのかファミリーがいた。小学生らしい子どもたちが、お風呂で泳いだり、出たり入ったり、走ったり騒がしい。
元気なのはいいけれど、お風呂は静かに入りたいのです。
道の駅はスペースが狭く国道脇なので走る車の音が響く。
トイレはかなりきれいだけど、ちょっと死角になるところがあって夜中はその点が怖いかも。
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