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懐かしくも新鮮な長野放浪 04

蔦木宿の朝車中泊していたのは5台ほどだったろうか。広い駐車場はいっぱい空いている。
道の駅の旗がぱたぱたと踊っていることから外は風が吹いているらしい。
昨日の朝のように窓がばりばりと凍っているわけではなかったので、昨日よりは温かいように思った。が、外に出ると体感温度は今日の方が寒い。ダウンジャケットのファスナーをきっちり上まで閉める。
パセ&ポプと朝一番の散歩。パセ&ポプのおひげも風に踊る。

車を釜無川の河原に移動して車内で朝ご飯を食べることにした。

蔦木宿で散歩川を眺めながら食事を終え、また道の駅の前の駐車場へ戻る。

車中泊していた車はすっかりいなくなっていた。みんな行動が速い。と思ったけれど、我々がのんびりしすぎているとも言える。

ドライブ途中に道の駅に立ち寄る車もちらほら現れるようになった。しかし、とても少ない。パセ&ポプのことを見かけて「かわいい〜」と声をかけてくれる。

10時近くなってやっと道の駅を出発した。やる気あるの?と言われそうなくらい遅い出発。
まぁ、焦ることはありません。のんびりいきましょう。今年のわたしのテーマでもあります。あれ? のんびりじゃなくて丁寧に…だったはず。
まぁまぁまぁまぁ。

出発目的地は前から行ってみたかった廻り目平。もう10年近く前に友人から是非と薦められたものの、前述したように長野は避けていたので訪れるチャンスがなかった。
そのキャンプ場の先、秩父へと抜けている林道がある、らしい。
もしそれが冬期通行止めならば、また出発地点近くまで戻ることになってしまうが、そんな無駄もいいだろう。
何しろ今日も目が覚めるような青空が広がって、雪がまぶしい。

道中、ネットで調べると、やはり予感は的中し、林道はこの時期通行止めだった。というか、この林道は通れる時間さえ決まっていて、通行するのはなかなか至難の業らしい。夕方17時には閉まってしまい、夜間は通行禁止。毎年だいたい毎年11月25日から翌年4月30日までは冬期通行止め。

戻るしかなさそうだが、先に進む。
もう何年も避けて来た清里を通るルート。ガソリンをどこかで入れたいが、ルート上にはないとナビが言う。
ナビには載っていない一軒のスタンドが前方に現れた。この先にあるかどうかは不明。
というわけで価格の書かれていないスタンドに入る。果たして、価格は高かった。長野っていつも高く感じる。そんな風に感じているのはわたしだけ?とネットで調べてみたら、やはり長野は高いらしい。

清里をふらふらナビに清泉寮の表示が出ていたので、通ってみることにした。前回来たのはいつのことだろう。静かな道を進んで行く。

店員さんしかいないがらんとしたキープファームショップに寄り、ソフトクリームをいただく)パセ&ポプ、ごめん)。
店員さん曰く、昨日まではとても賑やかだったそうだ。

きっと、まるで違う光景が広がっていたのだろう。

大好きな作家梨木香歩氏の「西の魔女が死んだ」が映画化されたときのロケ地がここにある。「西の魔女」は、氏の作品の中ではどちらかと言えば好みの作品ではないのだけど、若かりし頃役者の勉強もしていた私としては別な意味でも興味があった。しかし、今は公開されていないのでどうせ入れない。するすると素通りして、雪の道を進んで行く。

川上町に到着した。
夫の好きな作家のひとりがこの町に暮らしているそうだ。

この景色を眺めてどんな暮らしをしているのだろうと想像するとわくわくする。

空がとても広い。

そして、その町の先は、今の時期どこにもつながっていない。
世界の果て、のような感じ。





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