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阿武隈山系ふらふら旅 02



さて、次の候補地へ。今いた山の隣の山。ナビを設定すると、なんと「山をぐるっとまわって反対側からゆけ」と言う。つまり最初の山、谷、次の山と行ける道がないようで、最初の山を下りて逆側まで走り、次の山の麓をまわってとなり町まで出て、反対側まで行ってから登れ、と。
またナビに道がないだけなんだろうと思ったが、ツーリングマップにも載っていないので、素直に従うことにした。


途中少々のショートカットはしながらもほぼナビどおりに進む。
一応キャンプ場となっているが、情報はほとんどないので、荒れたキャンプ場なのか、高規格なのかまったくわからない。しかし、案内もあまりないことから、荒れてないにしても寂れているのではないかと想像する。

舗装されている山道をぐんぐん登る。
どこまで行けばキャンプ場なのだろう? 本当にキャンプ場があるのか不安に感じ始めたとき、道路が突然タイルが敷き詰められたデザイン道に変わり、道路脇には植栽までされた歩道まで現れた。山奥にいったいどういうこと? もしやわたしたちの想像を遥かに超えた高規格キャンプ場???

駐車場に車を停めて、管理棟に行ってみるがもちろんドアは閉まっているし、誰もいない。
場内には入れるようになっているので様子を見てみる。サイトは木々で区画されていて開放感はあまりないけれど、余計な人工物もゴミもなく程よい状態。詳しいことがまったくわからないので、電話をしてみた。
なんと、ここ携帯がしっかり入る。
そして、このキャンプ場は、素晴らしいことに、無料だった! 電話で必要な手続きをして利用させていただくことになった。こういう臨機応変さもいい感じ。事前に役所に行って紙に必要事項を書いて届けを出さなければ利用できない、なんてところはざらにあるから。

水場もトイレも清潔で、どちらも利用可能だった。
水は持参してきているけれど、トイレに遠くないサイトを選択すると、漏れなく炊事場も近くなった。



ブナやつつじなどの高低木に囲まれたサイトに車を駐めて、カーサイドタープを設営する。(撮影:ししたろ)
前回試せなかった方法で立ててみる。お奨めできる方法とは言えないので、詳しくは書かないけれど…最初に車の天井に場所を決め、ポールを入れない状態でタープをつけてしまう。その後順番にポールを入れてゆく。サイトが狭いときはこの方法でいけそう。
今日もミニテーブル2、ラレマンド・テーブル、ガダバウト・チェア、そしてコットはバイヤー・アラガッシュ。このコットの組み立てにはコツと力が要る。収納時はコツで出来るのでわたしでも可能だけど、組み立て時は力も必要なのでししたろさんに任せる。こういうコツと力が必要なコットを使うと、キャンプタイムのロールアコットはとてもよく出来ているなぁと思う。力もコツもいらないし、寝心地も良い。ただ、少し大きい。そして、カラーが目立つ。だから今回はアラガッシュにしてしまった。使い心地も見た目も気に入っているのだけど、自分で組み立てられないのは大きなマイナス点になってしまう。

しかし、小さな虫が多い。虫の季節になってしまったことを身をもって知る。
タープの天井に虫が集まり、ぽつぽつぽつ、と雨のような音をさせてタープを叩いている。
ハエもハチも入ってくる。
夏になると現れるのは虫だけじゃなくて、虫追い人ししたろさんも出現する。バシバシと容赦なく虫を追うので、パセ&ポプが驚いて車に乗ると訴えた。

車の中に虫が入らないようにビッグポーラーモスキートネットをかける。これが今回からの常備品のひとつ。これの場合だと車の屋根とタープの隙間も埋められ、開けっ放しのスライドドア部分と助手席窓を覆うことが出来る。もちろん万全ではないけれど、車の中への虫の侵入はかなり妨げられるはず。窓につける網戸だと、スライドドアあけていたら意味がないのよね~。

ひと仕事終えて、ビール。静かになったから? 夕食の支度が始まったから? パセ&ポプもコットの上でちょこりん。

メッシュの窓は大きく開放的。ただ、暑いとき、下の方に風が通らないかなぁ。パセ&ポプは外の様子を気にせずにゆっくりできるかもしれないけれど、風を感じられないのは…。まぁ、暑いところに行かなきゃいいんだけど。

今夜は上海風シーフード焼きそば。
焼きそばはこんがり両面に焦げ目ができるくらいに焼き、炒めたシーフードと野菜をあんにして焼きそばにかける。
それから青大豆おぼろ豆腐、ほかに牛のたたき、おでん、スパイシーチキン焼きがあった。が、焼きそばだけで満腹(笑。

日が落ちると、温度が下がってきた。暑いままだったら眠れないのではと心配したが、そんな心配をとおに超えて寒いほどに冷えてきた。

タープの窓から空を見ると星がいっぱい。

タープから出て、見上げる。久しぶりのたくさんの星たち。

光に集まる虫たち。学習しないヤツもいるようで、ランタンの光に近づいては「あち、あち、あちちちっ」とバタバタして落ち、また光に近づいて「あち、あちっ、あちちちっ」を繰り返している。

誰もいない貸切のキャンプ場で、いっぱいの星に見守られながら夜は静かにふけていった。



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