1997年からのお出かけレポです。時代により制作方法が違いお見苦しい、読みにくい箇所が多々あると思います。できる限り現代版に合わせるよう作業していますが、過去に頂いたコメント等が消えてしまうこともあります。ご容赦いただけたら幸いです。

九州-山陰 3186km くるま旅 04(宮島~伊万里)

この記事は約6分で読めます。
まどろみパセリ
パセ&ポプのあさごはん
おさんぽ



朝はゆっくり。7時過ぎに起き出し、まずはいつものようにパセ&ポプごはんを作る。
昨晩もうひとつのランチジャグ350に入れて戻していた乾燥野菜と、レトルトのお肉が朝ごはん。
PAは空いていて助かった。そして、芝の休憩スペースがあることも犬連れにはとてもありがたい。

下松を過ぎた時、高速道路脇の山肌になにものか動いている。一瞬サル?と思ったら、なんと人!
山菜を採っているらしいけれど、ちょっとびっくりする。

今回の旅1000kmを超えた

山口県防府市に入ると、大分や佐賀ナンバーの車も出てきた。
家を出てから約1000km、野田ナンバーは異端児か異邦人のようになっている。

10時、佐波川SAで休憩をする。

本州端っこまで行ったら九州行っちゃおうかってことになるかもね。
九州に行ったら、九州のおとうさんの家に寄らなきゃ~。
いや、今回は寄らない。

という会話が家を出る前から何度か出ていた。

やはりここまで来ると九州へ行きたくなる。
そして行くなら顔だけでも見せようという話になる。

電話中

とりあえずししたろ父に電話をしてみた。写真で見るとまるで公衆電話からかけているみたい(笑。
山口にいるというと、「近いじゃないか、すぐ来なさい、寄って行きなさい」と言ったらしい父君。
そりゃ、東京より九州よりにいますが、うーん、近くはないでしょう(笑。

ししたろさんは「顔見るだけだから、ちょっと寄るだけだから」と何度も念を押して電話を切った。

佐貫うどん

今回はじめてひとつの目的地が決定した。ゆっくりしている理由はない。コンビニでご当地メニュー(じゃないけど)佐貫うどんを見つけたので朝食にした。

九州に向かって出発
ナビ

そして、ナビをセットし、走り出す。
はじめて里帰りのような気分を味わってみる。里帰りするほど祖父母の家も遠くなく、お正月やお盆というときにラッシュの中帰省するということもまったくなくこの歳になっている。
ししたろ父も数年前まで近所に暮らしていたのだから、ししたろの実家に行くのだって買い物のついでというくらいだった。
里帰りというならおみやげよね、と電話をかけたSAで名物と書かれた菓子折りをいくつか買ってみる。ちょっとわくわくした。

さあ、これからは目的地がはっきりしたドライブになる。
ししたろ父の喜んでいるだろう顔もちらちら浮かぶ。
そういえば、ししたろ父は以前九州から千葉県の我が家に突然やってきたことがある。いくらでも電話するチャンスはあるはずなのに、電話は我が家の最寄り駅からだった。ししたろ父曰く準備をさせると悪いかららしいのだが、準備の時間のない方が困る。いないかもしれないし…。なんてことも思い出しながら、高速道路を走る。

渋滞?
パトカー先導

なんだか妙な走りになってきた。渋滞?
走行車線にいるパトカーが「パトカーに続け」という電光表示を出している。うしろには数台の車が連なっている。
なにか事故とか災害とかがあってパトカー先導で避難とかするということ?
後からやってくる車もみな戸惑ってパトカーを抜かせず、後ろにどんどん車が並んで行った。
そして、パトカーはすうーっとPAへと入っていった。パトカーのすぐうしろにいた初心者マークをつけた車がその後に続いて入っていった。
どうも違反かなにかでPAまで誘導されていたらしい。
紛らわしすぎるパトカーの表示。
まぁ、そのためにすべての車が制限速度でじっと走っていたんだから、隠れてスピード計測をするよりパトカーを走らせて抑制するほうが警察としての役目としては重要かもね!?

空が重くなってきて雨が降り出してきた。

カルスト大地秋吉台のある秋芳町に入ると、土が赤く家の外壁も屋根も赤茶になった。
土の色が家にも影響するのだなぁ、と当たり前のことに関心してしまう。
それにしても秋芳町や秋芳洞の秋芳と秋吉台の秋吉、ヨシの字が違うのはなぜなのだろう。
と疑問に思っていたら、約1ヶ月前に秋芳町は合併して『美祢市』になっていたそうだ。標識は間に合わなかったのだろうか。

お昼になる前に下関ICを通る。
上下線ともに出口は渋滞していたけれど、またアウトレット? もしくはふぐ祭り?などと勝手な推測をする。

関門橋
関門橋

九州自動車道は関門橋を渡ってから? それとも橋から?
せっかくの橋なのに景色は真っ白で、真っ白だからこそ空を飛んでいるような気もする。

福岡県へ
『ようこそ九州へ』
トンネル



橋を渡ってから、『ようこそ九州へ』と日本語以外に英語、中国語、韓国語での挨拶が出てきた。
橋は本州だったのかな。トンネルは九州???

前方晴れ間
晴れ間突入♪

13時、我々の前途が明るくなり、その晴れ間に突入(^^)/

武雄で降りる
分岐1
分岐2



高速を武雄で降りる。
高速を降りて、やっと旅の始まりの気がする。飛行機より船、高速より下道の旅が好き。

パセ&ポプ

パセ&ポプは九州に入ったこと気付いているのかな~。好きなようにピローの配置換えなどをしてぐっすり眠っている。

セブンイレブン

あ、セブンイレブンだっ!!!
ん十年前、はじめて渡米したときにセブンイレブンを見つけたときの感動に近かった気がする(笑。
これで安心して現金を使える。地方だとまだまだカードが使えないのでは?という先入観があったので、現金が乏しくなったら困るなぁと思っていたからこれで安心できた。でもこの先入観は間違っていなかったみたい。

パセ&ポプ
ポプラ

ししたろ父のうちに到着すると、その後はもうこれ以上ないくらいだらだらとのんびりさせてもらう。
パセ&ポプも家中を勝手に点検しまわり、居心地最高な場所を見つけて自由気ままにごろんごろん。

おもいぞー by ししたろとししたろ父

夕方になると、パセ&ポプの散歩も兼ねて出かけた。
産直のお店に行きパセ&ポプごはん用の野菜を調達する。
次にスーパーに行ってアジやお刺身の盛り合わせ、お惣菜を購入。
にわか伊万里市民になった気分で、ビールやらおいしそうなお米まで買ってしまう。車ではなく徒歩で来ていることなどすっかり忘れて…。
お店から出て来て、徒歩だったことに気が付いた(爆。
わっさわっさと運ぶ(笑。ビール箱買いしなくて良かった。お米も5kgにしておいて良かった。ししたろ父にまで荷物を持ってもらって申し訳ないm(__)m

やっぱりセブンイレブンがあってよかった。想像していたようにカードが使えるところは少なく、荷物が重くなるのと反比例して現金はどんどん軽くなってゆく(笑。そろそろカードが使えないなんていうことはなくなっているのかと期待していたけれど、まだだったことに少し残念な気分になった。

家に帰ると、パセ&ポプごはんをつくり、わたしたちも焼きそら豆や、スーパーでもこんなに美味しいとびっくりのお刺身をほおばった。
ここ2日セーブして飲んでいたビールも思いっきり飲む。ししたろもビールとはまた別に買って来た一升瓶の日本酒を片手に、ししたろ父の若かりし日々の話や画家だったししたろ祖父の話を聞く。
そばにいたときにはあまり聞いたことのなかった話らしい。

ししたろ祖母がかけた手作りのカーテンを閉める。

今はここにいない人たちが生き生きと話に登場する。
アルコールと疲れと安堵が程よく混じり合って、伊万里の夜は心地よく更けていった。

080505mapl.jpg今日までの道。


080505maps.jpg本日の道。

コメント

タイトルとURLをコピーしました