栃木県某所の河原に向かう。
前車VWゴルフで挫折してしまった場所。
現在のデリカD5を選んだひとつの理由にもなったことだから…。
先日ひとりでバイクツーリングに行ったとき、偵察をしてきたししたろが行くぞ行くぞと言う。
わたし: 歩ける距離?
ししたろ: 歩ける歩ける!! 駅までの往復くらいしかないよ。
信じたわたしは学習能力がないのかも(笑。
のんびりの出発だったので松戸三郷有料でショートカットをする。走りながら毎度のように「高い」と言っていた。
数秒後、橋を渡り終え料金を払う。
料金所で200円と言われた。あれ? 250円じゃなかった??? 200円でも高いと思うけれど…。
松戸側では一本も見なかったのぼりがぱたぱたと揺れていた。
「松戸三郷有料道路は平成20年10月26日から無料開放」
「開放」ってなに?
「無料」じゃなくて「開放」がつくのはどんな意味???
なんて頭をひねりつつ、まぁこれでわたしたちはいつもこの道路を使うことになると喜んだ。
そして、外環へと入ってゆく。
わたしはカメラを構え、ETCレーンに入ろうとしたそのとき、
高速警官が笛を鳴らし旗を出していったん停止の指図をしてきた。
構えたままのカメラ。
ししたろがドライバー側の窓をするすると開けた。
窓が降りるのと同時に警官の顔が「照れ笑い」になった。
「いえ、念のためシートベルト着用の確認だけ…えへへ」
きっとわたしがシートベルトしていないように見えたのではないのかしら?
構えたカメラで警官の苦笑いを撮ってあげたかった。
ETCレーンに入るところは20km制限となっているから、減速が足りなくて停められたのかとししたろは少々あわてたらしい。もし40kmで入っても20kmオーバーだ。
あわてたのは、きっと警官も同じはず。
わたしも頭の中でくるくるなにかとがめられることがあるか考えてしまったけれど…。
後部座席のパセ&ポプだってシートベルトはしているし(^.^)、咎められるようなことはしていない。
外環を走り始めると対向車線で、ワゴンが覆面パトカーに追いかけられていた。
今日は行楽日和の快晴、と言われていたけれど、空はぱっとしない。薄く雲が覆っている。
料金所がどこにもなくて狐につままれた気になった。いつからか、無料になっていたらしい。
大笹牧場
パセ&ポプも休憩。
人出も多く、駐車場奥の端っこに駐めたら、偶然にも景色を堪能することができた。サンルームのような休憩所もあって、その中で休んでいる人たちもいる。
六方沢橋では撮影のためか車道をつぶして駐まっている車がいて、みんな迷惑していた。展望スペースでも作っておけばよかったのにねぇ。
長さ320メートルの逆ローゼ型アーチ橋。標高は1434メートル、谷底からは134メートルの高さというからきっと眺めはいいのだう。でも、橋の前後に駐車場はあるらしいから、そこに停めましょうよ。わたしたちは素通りしたけれど(苦笑。
そして、観光地とは無縁な道を走り続け、見覚えのある橋にたどり着いた。
D5になってから1年半。林道に行くために今の車にしたと言っても過言ではない。この間にゴルフでは断念していた林道にも何度か行った。わたしも少しは慣れている、はず。パセ&ポプも文句を言わずついてきてくれる。わたしたちには聞こえないように文句言っているかもしれないけれど…。
林道は毎回変わっていると思う。
ゴルフで来たときとはまったく印象が変わっている。
数週間前バイクで来たししたろももう違っていると言っていた。
以前ゴルフでUターンした場所も、やはりデリカ、二駆のままでも問題なく進んでゆく。わたしのハンドルさばきだったら、いくらデリカでも進まないかもしれないだろうけど…。いやその前にわたしはスピードは好きだけど、ダート運転に興味はない。見るのはいいけどね。
路肩、落石、カーブの注意よりずっとずっと小さく、見落としてしまうそうなくらいに小さい看板で、こそっと書かれていた。
『クマ』
小さいってことはそれほど注意しなくていいってこと?
右に左に揺らされ、パセ&ポプも寝てなんていられない。
ポプラは立ち上がり4本の足でバランスをとる。時に窓枠にあごを乗せ、よりバランスをとっているらしい。 パセリは横になったまま。たまに頭をあげたり、足を使ってバランスをとる。
カヌーのときも同様で、ポプラはどちらかというとこういうがたがた、ざっぷんざっぷんが好きらしい。反対に揺れにはパセリは興味なし(笑。
ししたろが見つけた野営適地への道がなかなか出てこなかった。ししたろは見逃してしまった?と思っていたらしい。
まだ訪れたことのないわたしがこのカーブの先が怪しいと言っていたら、果たしてその道が現れた!意外とわたしにも野生の勘が働くのかも(苦笑。
1時間ちょうど揺られ続け、目的地に無事到着した。
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