1997年からのお出かけレポです。時代により制作方法が違いお見苦しい、読みにくい箇所が多々あると思います。できる限り現代版に合わせるよう作業していますが、過去に頂いたコメント等が消えてしまうこともあります。ご容赦いただけたら幸いです。

仙台・山形・会津をぐるっ 01 秋保、三本木

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朝の出発は難しいとわかっていた。
ここのところ恒例になっているお昼出発になることも、頭の中のどこかで予感していた。
が、次から次に仕事が入ってきて、落としたPCに電源を何度も入れ直し対応するようになるとは…。
これだけ出発を拒むようなタイミングで連絡が入ってくるというのは、出かけない方がいいという暗示ではないかと勘繰りたくなる。
しかし、今回の休みを逃したらもう雪景色の会津は来季までお預けになってしまう。

「連休は大荒れ」という天気予報は今日になっても変わっていない。

どきどきの出発お昼を過ぎて江戸川を渡る。
橋の上を走る自転車は風を受けて傾いていた。揃いのフェイクファーのついたフードをすっぽりかぶった二人連れは、風に顔を背けながら無言で斜め歩きをしている。
川は波立っていた。
そんな川に竿を出している人たちが何人もいる。

パセ&ポプは波立つブランケットのベッドでそんな外の様子を眺めていた。
山が見えるようになってから食べようと作ったおにぎりは、波乱の江戸川を眺めながらもう口にしていた。

 

 

高速で高速道路はさほど渋滞を感じなかったが、蓮田PAも羽生PAも渋滞していて、PA入り口の随分手前から渋滞を知らせるA看板が立てられているほどだった。佐野SAも激しく込み合っている。路肩に車を停めて、PAやSAに入っている人たちもいた。

車内でのパセ&ポプパセリはあきっぽいのかいつもの自分の場所からポプラの場所へと移動。
場所を取られた保守派のポプラは困ってうろうろしている。

蔵王PA

 

 

 

 

 

蔵王PAまで来るとさすがに渋滞はしていなかった。
休憩しよう。
車を降りると想像以上に暖かい、というより暑い。蔵王だというのに22度もある。
10分ほど走った菅生では15度になっていた。

会津には明日向かうとして、今日はどちらまで?

前に立ち寄ったお惣菜スーパーに行ってみようか。
ネットで調べると閉店にはまだ間に合いそうだ。

秋保へ仙台南から高速を降りる。すでに夕闇に包まれている。

いつか行ってみたいと思いながらいつも通り過ぎる「万華鏡美術館」
ガソリンを足して、目指すスーパーに向かう。
途中パセリがなにか訴えるのでトイレかと車を停めてみた。体育館に電気が点いていた開放的な学校の駐車場。

主婦の店さいちには、17時半に到着した。
以前訪れたのは朝の開店時間だった。夕方も変わらず車が多い。
パセ&ポプを待たせて狭い駐車場に車を止めスーパーへと入っていく。お惣菜の棚は半分以上が、がらんとした空きスペースになっていた。この時間では新しい惣菜はもう出てこない。
近所の旅館から半纏姿でふらっと現れるお客さんもいる。
前回の3分の1ほどの量を買い、出発する。

道の駅「三本木」には19時半頃到着した。北海道に向かうときに、窮屈な思いをしながらはじめてVWゴルフで仮眠した思い出深い場所(北海道旅行 [いまどこパセリ]1日目 )。

 

1時間ほど前から携帯に注意報警報情報が何通も届いている。
仙台辺りも警報が出てしまった。

「暴風警報
南の風21日未明から21日夜のはじめ頃にかけて以後も続くまで(ピークは21日昼前)」

まずはパセ&ポプのごはんを温めるのだが、ガスが出なくてプリムス・ストーブに火が点かないらしい。夫は予備のストーブで温めることにした。
ジェットボイルのバーナーとポットの接続部分もおかしくなっていて、お湯を沸かすのに問題はないが、かちっとはまらず一体にならない。

なにか悪いことの兆し?
風も予報どおり強くなっている。
不吉なことを考えていると呼び寄せてしまうので、リスクを考えた上での楽観主義に!

出かける直前の点検を、を標語にしましょう。

パセ&ポプもおなかいっぱい、わたしたちもおなかいっぱい。
夫は「ちょっと後ろで背中伸ばす」という「おやすみ」と同意の言葉を残しシュラフに潜り込んだ。
わたしは日付が変わるまで「東京バンドワゴン」を読んで、パセ&ポプの隙間に潜り込んだ。

夜中、注意報警報情報のメールが頻繁に届いた。
明け方まで、風の音とともに車が揺れた。
地震かと間違うほどの揺れを感じながら夜明けを待った。

 

2014年1月11日、アップされていなかったことに気付き公開します。が、続きがありません<(_ _)>

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