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九州・四国 ぐるっと4221.4kmの旅 24 (安芸~アユ踊る清流キャンプ場)

曇っている…夫の鼻の偉大さに感動し、褒め称え、うきうき走り出した車の中で、ラジオから天気予報が流れてきた。雨が降ると言っている。
わたしたちの向かう方向の空には、銀鼠色の雲が垂れ込めているから、わたしたちの脳内予報でも雨マークがちらちらしていた。しかし、雨なんて関係ないわ~。おいしそうなものをたんまり積んでいると気分は明るくなる。

車は、夫が昨晩決めていた魚梁瀬森林公園オートキャンプ場に向かうため、山の中へと入って行った。
しかし、なにかの拍子にこの魚梁瀬森林公園オートキャンプ場がペット不可かもしれないと気付き、あわてて電話で確認をすることになった。

電話口に出た管理人さんが、開口一番「雨が降っていますけど、いいんですか?」と聞いてきた。
雨なんてどうだっていいんです、わたしたちに重要なのはパセ&ポプと泊まれかどうかなんです、と心の中で叫び(笑、
「パセ&ポプと一緒に利用できますか?(犬連れでもいいですか?)」と聞く。管理人さんは申し訳なさそうに、口ごもりながらダメなことを伝えてきた。もしかしたら犬さんが家族にいるのかもしれない。そんな気持ちが伝わる断り方だった。
残念だけど仕方がない。
さあ、今晩のキャンプ場を探さなくちゃ!

ナビとツーリングマップとネットで探し、目的地より手前にあるキャンプ場にターゲットに絞った。とにかく、現地に行って聞いてみよう。
向かう先は、アユ踊る清流キャンプ場。
ここは調べた限り、ペット可のキャンプ場のはずだ。
12時過ぎ到着し、雨がちらちら降っている中、夫は管理棟に向かった。
雨がぽつぽつ降り始めていたので、わたしは設営のために夫のレインウエアを準備して(わたしのはしまったまま(笑)、夫が帰るのを待っていた。しばらくして夫が戻ってきた。

受付手続きは、完了していた。
よかった、パセ&ポプも無事泊まれる。しかも、GWが明けた今日はわたしたちだけの貸し切りらしい。

川の見えない川沿いの区画サイト。各サイトには木陰になるような木が一本ずつ植えられ、テントを張るためのすのこや、木のテーブルと丸太の椅子が置かれている。すのことテーブル、椅子をサイトの端に移動させて、車を配置しカーサイドリビングを張るスペースを作った。

雨はちらちら降っていたけれど、受け付けしている間にレインウエアを着るほどではなくなっていて、設営をはじめるとみるみる空は明るくなってきて雨は上がってしまった。
神様、ありがとう♪(ぽーたんのおてがヤでつ)

出てきたかんしちゅうおひるごはん
13時には、早々にこの旅の地面では最後になるだろう宴の準備をはじめる。

まずは、買い込んで来たものをロール・ア・テーブルに広げて、すぐ食べるものと保管するものに分け、保管するものはきちんと保冷されるように整え直し、クーラーバッグへと戻した。そして、すぐ食べるアジのお鮨、魚飯、ねぎぬた、魚の煮物、ウナギなどを、テーブルに並べた。

うなぎと魚の煮物以外は、すべて苦手な柚子のような香がする。でも、まぁ許せる程度だし、これを食べないなんて贅沢なことは言えない。と思ったら、柚子ではなくカボスだったみたい。どうりで食べられたわけね(^^ゞ

18時まで70-80パーセント雨という予報は外れて、どんどん天気が回復し、15時頃には青空が見え、お日様も出てきて温度も上がってゆく。晴れてもいいけれど、暑くなるのはパセリ&ポプラのためにも勘弁してほしいのですが…。

散策それぞれの午後午後の風景
パセ&ポプと夫は散策に出かけて行った。
15時、非常用拡声器(?)からラジオ体操が流れてきた。すでに酔いがまわっていたわたし。酔った勢いで、ひとりラジオ体操をはじめた。しかし、酔ってはいても、人目がなさそうに見えても、外で体操する勇気はなく、カーサイドリビング内でこっそり体操をする。大きく腕を回し、前屈、後屈。中学から学校独自の体操になったので、ラジオ体操はしなくなったけれど、やっぱり小さ いときに身につけたものは身体が覚えているようだ。
それにしても、このラジオ体操、誰のために流しているのだろう。しかも午後のおやつの時間に…。どこかで一緒にラジオ体操をしていた人たちがきっといるの だろう。お茶を飲む前の田んぼのあぜ道とか、畑の脇で手を腰にあてて後に反ったり、川で釣竿の先を見つめつつ腕を振って斜めにあげたり、山ではのこぎりを 置いて大きく深呼吸してフィトンチッドを吸い込んだりしているのかもしれない。まさかカーサイドリビングの中で体操をしている人間がいるなんてことは誰も 想像していないだろうけれど。

16時になって、ししたろは川へ探検に。
わたしは、パセ&ポプの夜ごはん作り。
ラジオが入らないのでiPodで音楽でも聞こうと思ったら、充電したはずなのに電池がないと訴えるばかりで音を出さない。初代iPod。ずっと使っていた けれど、そろそろ限界のようだ。ずいぶん前から夫が新しいのを買えば、と言ってわたしをiPod売り場に連れて行くが、そのたび新しく小さくなっている iPodたちにびっくりしながらも、まだまだ初代も頑張ってるしと眺めるだけで帰ってきていた。そろそろ初代は隠居してもらおうか。隠居しても鏡として使えるなんて素晴らしい (笑。

夕方のおさんぽ17時。
雨と言う予報は、わたしたちにとっては嬉しい誤報だったらしい。
17時30分、ひとり川に行っていた夫は帰ってきて、またパセ&ポプを連れて出かけて行った。
目の前を流れる安田川には、ダムがないそうだ。
雨で湿った木々から瑞々しい香りが漂ってくる。

関東では見られないほど大きな区画サイト。街からもそう遠くないし、設備も整っているからオンシーズンは混み合うだろう。それもそのはず、いくつも あるゴミ箱にはあふれんばかりの缶やびん、燃えるゴミ。昨日までの人の多さを物語っている。昨日と今日ではまったく違う景色なのだと想像できる。それでもここのキャンプ場は、昨日もがらがらだったようにゴミひとつ落ちていない。キャンパーのマナーの良さとは考えにくく、管理人さんの努力のたまもののように思えるのだけど、どうなのだろう。

日が暮れて宴会中夜が更けて

この旅でのキャンプは今夜が最後。
帰りたくないなぁ。このままずっと旅していたいなぁ。もしかして前世はジプシーだったかもしれないなぁ。

21時には早々とパセ&ポプの間に潜り込み、夢の中へ入り込んでしまった。

わたしが寝た後、小雨が降りだし、「うさぎ追いし~♪」の『ふるさと』の音楽が流れてきたそうだ。

2009.5.7

2009年5月7日の走行距離
だいたい105km



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