1997年からのお出かけレポです。時代により制作方法が違いお見苦しい、読みにくい箇所が多々あると思います。できる限り現代版に合わせるよう作業していますが、過去に頂いたコメント等が消えてしまうこともあります。ご容赦いただけたら幸いです。

福島桜巡り 03

この記事は約9分で読めます。

0904130556page二本松での朝、ポプラのゲッと言う声で一同(パセリ除く)跳び起きた。
昨晩おすそ分けであげたちらし寿司のグリーンピースがまんまるのまんま、出てきた。ポプラは食べるつもりだったらしい。掃除してしまったあとを恨めしそうに見ていた。

車中泊の翌日は、ししたろがパセ&ポプを連れて朝一番に辺りを散歩、そしてその間わたしは車内を整える、というパターンが多い。今日もそのパターンでいこう。車外に出ると、P泊は昨晩と変わらず、昨日のままの3台だった。
昨日は気付かなかったがこの3台、すべて千葉県内のナンバーだった。しかも一台は、我が家と同じ「野田」で最寄駅はとなりという方のものだとわかり、なお驚いた。

6時になって、パセ&ポプのごはんを温めはじめる。
同じナンバーの方も我が家のナンバーを見てびっくりされたらしく、ししたろと話が始まった。
山の向こうにお日様が顔を覗かせ、温度が上がってゆく。

同じナンバーのGさんは桜を追って北上してきているらしい。
桜やら温泉など、いろいろ貴重な情報を伝授してくれたそうだ。ありがとうございました。

わたしたちの朝食はまだ残っていたお惣菜と、近くのセブンイレブンで買ってきたおにぎり。このセブンイレブンは周りに人家がないにも関わらず、ひっきりなしに車が入ってきていて大盛況。他にコンビニが無く、福島市内へ出勤する人たちが立ち寄っていくのだそうだ。

昨日から道路脇にいくつも見かけた看板、そして道の駅の人が見所だと教えてくれたの桜を見てゆく事にする。

救急車へ

救急車へ

道の駅を出発してすぐ、わたしたちのゆく前方の路肩に、わき道から出てきた軽自動車がハザードを出して停まった。すると、ほどなくして救急車がサイレンを鳴らして近づいてきて、その車の前に駐まった。いったい何事だろう?と横を通り過ぎるとき眺めていると、助手席には子供が乗っていてその子の具合が悪いようだった。救急車に自宅まで来てもらうより、途中で落ち合ったほうが時間の節約になるからだろうか。

どこの病院へ行くのだろう。最近は病院も閉鎖されているという。地方では病院の問題は特に深刻らしいし、無事に診察を受けられますように。

合戦場のしだれ桜

合戦場のしだれ桜

7時半に目的地「合戦場のしだれ桜」に到着した。
駐車場は砂利が敷かれた簡易的な感じのもので、駐められるスペースも10台くらいしかなくすでに半分くらいが埋まっていた。
その小さな駐車スペースの一列分くらいを使って、たこ焼きなどの出店が並んでいる。
パセ&ポプと桜を眺めに歩いていくと、きれいに管理された芝生が広がっていた。きれい過ぎると怖い。芝生に除草剤なんか使っていないわよね?とそちらが気になって仕方がなくなってしまう。他にも犬連れの人もいたし、杞憂に終わったから良かったけれど。
桜はある側面からは5分咲き、違う側面からは8分咲き、と角度に寄っていろんな表情を見せてくれる大きな桜だった。

合戦場のしだれ桜

合戦場のしだれ桜

見事な地球のかんざし

七五三のときのかんざしを思い出した。
少し前に、屋根裏部屋で七五三のときの衣装を見つけたからだろうか。そんな風に見えた。

駐車場に戻ると、車を誘導する人たちが出現していた。車もどんどん増えてきている。屋台も開きはじめた。平日なのにこれから混みあうのかもしれない。

わたしたちは、合戦場のしだれ桜を眺めていたとき教えていただいた三春の福寿寺を目的地としてナビに設定して、出発した。

しかしそうすんなりと進まない。
Hキャンプ場という看板を見つけてしまって、しかもそのキャンプ場は以前から目にしていたところだったので、やっぱり偵察したくなる。

日山キャンプ場

キャンプ場

なぜかなかなか辿り着けず、Uターンしたり、同じ道をまた辿ったり。
富士山が見える北限という山にも車で上がったけれど、その先は登山だったのでそのままUターン。
なんとか偵察地のキャンプ場に到着した。
牧場に囲まれたキャンプ場。遮るものがないので、遠く雪をかぶった磐梯山や安達太良山などの雄大な景色が眺められるけれど、風が強く寒い。

日山キャンプ場

キャンプ場

山に登っているだろう人の車が一台駐まっていた。
わたしたちは、車内で食事をする。
すると車が一台入ってきて、3人の年配の男女の人たちが出てきた。さっさと身支度を整えて山の中へと消えてゆく。

クレイジークリークオリジナルチェアを出して、座りこんで見た。
地面に生えたみたいな気分で景色の一部になる。

もう少し、暖かかったら、ずっとここにいたくなったかもしれない。
パセ&ポプはちょうどよかったかもしれないけれど、わたしたちには寒かった。

ちょっととおしてくださいな

ちょっととおしてくださいな

キャンプ場から下ってゆくと小さな集落へと入って行った。
のどかで、そう、とてものどかな雰囲気で、道路の真ん中でひなたぼっこして寝ている白い犬さんが、車が近づくとぽかんとして顔をもたげてこちらを見つめる。

えっと、ちょっと通してくれませんか?

白い犬さん、面倒くさそうに立ち上がってすたすたと車の脇に。
近すぎちゃあダメですよ。
と一段下がった畑を見ると、そこには畑仕事の休憩中らしく座りこんでいた年配夫婦がこちらをぽかんと見上げていた。

朝から何度もお天気雨が降ってくる。

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村役場前から福寿寺へ

こっくりこっくりしていたら、三春の村役場前に到着した。
目が覚めるような鮮やかなピンクの半被を着た人たちがたくさんいる。ボランティアのガイドさんたちらしい。
下のパーキングはいっぱいだった。人の流れを見ていると、坂を登って行ってる。
見上げると上にも駐車場があるようだ。車で上がれるところまで上ろう。

福寿寺へてくてく

福寿寺へてくてく

かろうじて2台のスペースが空いていたので、ラッキーと車を滑り込ませ、パセ&ポプと歩き出した。
坂がきつい。ガイドのおじさんにルートを伺おうと声を掛けると、「いや、坂が辛くて」と息を整えるまで時間がかかった。なかなか重労働な活動だと思う。なぜかお墓の間を通る早道を教えてくれた。
お墓の間はやっとひとりが歩けるとほど細く、気を抜くと転げ落ちそうなほどとても急な下り坂。しかも、下っているので眼下にある目指す場所がわかるけれど、この道を上ってまた戻ることは不可能なほど入り組んでいる。お墓なのでカメラを向ける気になれず、写真はなし。

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福寿寺

福寿寺の桜もたくさんの写真愛好家のひとたちに狙われていた。

そのままお寺を出て、メインの通りに並行している裏通りらしい道をパセ&ポプとふらふらと散歩する。温度がどんどん上がり、パセ&ポプの息も上がる。
お嬢さんが昨日Mシュナを連れて帰省していたというご婦人に声をかけられた。
「親子? 兄弟?」と。

三春の滝桜

三春の滝桜

有名な三春の滝桜も見て行こうかと車を向けた。

しかし、やはり有名どころということで激しい渋滞。抜け道もないようで否応なくその渋滞の一員となってしまった。滝桜のまわりには砂糖に群がるアリのように人が列を成している様子が窓越しに見える。

三春の桜は甘い蜜?

三春の桜は甘い蜜?

みんな駐車場に吸い込まれて行く中、わたしたちだけは素通りした。

帰ってきてからともだちと連絡を取ったら、お互い福島にいて、桜を巡っていたらしい。友人はこの三春の滝桜も早朝に行ったそうだ。5時から駐車場が空いていると教えてくれた。根性あるわ、わが友は。

しずかな桜我が家は有名なものじゃなくてもいいや。人知れずひっそり咲いている1本の桜をこっそり愛そう(^.^)
千本桜とか言いつつ、「千本桜」なんて看板を見たからハンドルを切る。
しかし、千本桜、千本もあるのにまだ一本も咲いていなかった(苦笑。

大風川渓谷釣りは…どっち?大風川渓谷大風川渓谷に立ち寄ってみた。
「やまめの解禁は4月から9月」と掛かれている看板のすぐそばに「禁猟区」と書かれた看板がある。ししたろは釣りがしたい~という気分になっていたみたいだけれど、この意味不明な看板に取りやめた。

川沿いを戻る湧き水発見脇水発見。

またまた偶然の見事な桜おともだちの仕事場キャンプ場の近くを通り、
おともだちのおうちの近所を通り過ぎる。 ここの桜も見事だった。
いつも突然通りかかっちゃうのよね。友人たちのお顔拝見はできなかったけど、偶然桜を見ることは出来た。

かつおとまぐろ最後に寄りたかった(ししたろが選んでくれた)のは、わたしの大好きなおいしいカツオが買えるお店。
カツオ・カツオ・マグロ・マグロ、そしてシラスを購入。しかし今回の購入は少ない。というのも去年冷蔵庫を買い換えて、何を勘違いしたか冷凍室がどーんと小さくなってしまったからなのだ。冷蔵室は増えたけれど、我が家にとって大切な冷凍室が以前の物に比べて名実ともに半減。パセ&ポプのお肉が届くときはわたしたちのものはほぼきれいになくさなければ、と思うほど。と言うわけで、たくさんの買い物は出来ず…。冷凍庫買わなきゃ…、とまたあらためて思うのだけど、冷凍庫って進歩していないからどうも買うタイミングを逃してしまうのよね。

さて、あとは高速に乗ってうちに帰るだけ。
今日は高速も1000円じゃないし空いているかなぁ。

電光掲示板に「高萩ETC工事中」と文字が光っている。
つまりどういうこと?
ETCは使えないということ?
チケット取って、出口でまた窓口ってこと?
どうしてこうも伝えるべきことを伝えないものが多いんでしょ。
民間だったらこんなとんちんかんなことしないはず…、と思ったら高速って一応民間だったわね。

人力車結局高萩から入ることを躊躇して、次のICから高速へ。
少しずつ赤く染まりつつある空の下、運ばれていたのは、人力車でした。これからは運ぶ早く目ですね。

帰ってきて、カツオを捌き、やっぱりおいしいね~とぺろっ。
カツオが美味しい季節。
春は花粉以外とてもうきうきです。

帰宅あいかわらず、パセリはドライブ中も緊張感なくくつろいでいるヘソ天姿のまま帰宅。

今回のきまぐれパセリの誕生記念車中泊の旅は、偶然にも桜めぐりになってたくさんの桜に祝ったもらえたような幸せな旅になりました。おしまい。

コメント

  1. 美樹 より:

    ご無沙汰しております。
    どこに足跡を残そうか迷い、こちらにしました^^;
    一緒に旅をしているような気持ちになるレポ、
    写真も良くて、しばしの癒しのひと時でした。
    本本本の森、あんなサイトがあるんですね!!
    覚書に良いかも・・・私のブックリストは数年前に作ったエクセルが最後で
    今はどうしようもないことになっているのです(>_<)
    新しい何かを探すアンテナ、尊敬。です。
    さ、今日も頑張りましょう♪電車には乗りたくないけれど…。

  2. richa richa より:

    美樹さん
    足跡ありがとうございます(^.^)
    本棚のサイトはいくつか使ったみたのですが、今のところメディアマーカーがわたしにはしっくりしています。
    データをエクスポートできるのがいいですよ~。
    エクセルからインポートもできるんじゃないかしら?

    他の方の棚を覗くのも楽しくて…
    美樹さんの棚も拝見してみたいです(^_^)/

    通勤、突き飛ばされないようにふんばってくださいね~!!

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