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冬枯れの南会津放浪旅 01

出来れば2日の夜に出発したいと思っていた。
しかし、もちろん通常通り仕事はあるわけで、はかなく2日夜の出発の夢は消え…。
3日の朝出発か、と思えば3日は3日の仕事が出来(カスケードループ関係は原則土日はお休み)、その仕事の合間に荷物を積み込んだり、D5用の寝床の研究に勤しんだりして、正午出発予定が、13時になり…。
13時までいるとまた仕事が入り、16時になる。
16時までいると19時…とわたしたちが出発するのを妨げるかのようにいろいろな仕事が入ってきた。
これって、出かけないほうがいいってこと?なんてことまで考えるくらい(笑。
これまでだって、仕事で出発が遅れることはあったし、延期どころか中止なんてこともあった。
それが、今回はいくつもいくつも…。
多分、早く出かけていたらよくないことが起きたのでしょう。
こうやって助けられている、って勝手に感謝することも悪くない(^^ゞ


そういうわけで、出発は、パセ&ポプはごはんを食べて、わたしたちは早めにお風呂に入ってからという19時。

どこへ向かうか、はっきりと決めていない出発は珍しくないけれど、今回も、です。

とりあえず会津方面には行くことは決めてはいるんだけれど。
家を出てから、常磐道にするか、東北道にするか、関越にするかを決めるわたしたち。

迷った挙句、いつもなぜか使わないようにしている関越を使う方向で車を進めることに。
同じ夜、関越を使って出かけると聞いていたY子ちゃんと、偶然ばったりがあったらよろしくね~なんていうメールをやりとりしながら、空いている下道17号線を北へと走ってゆく。
どこから関越に乗ろうか?

3時間も下道を走り続けていて、道の駅おかべにたどり着いた。
すでに暗く静かになっている道の駅は、何台かが車中泊モードになっている。
寝ているだろう車を避けて駐車スペースを探し、セダンの隣に停めた。
ふと、脇を見ると、その車は全ての窓が銀マットで覆われていた。びっちりと…。申し訳ないけれどちょっと不気味に感じてしまう。

トイレ休憩だけして、出来ればもう少し走ってから、とまた下道を北へ。
すぐに月夜野に入った。
月夜野を通るたび思い出すことがある。

インターネットを始めて間もない頃、わたしたちはローカル情報(千葉のイエローページ)のサイトを作っていた。
1995年当時は、まだそんな情報サイトも少ないので、地方の同じような情報サイト制作者から連絡もいただいたりした。その中のひとりが月夜野の情報を流していた方だった。広告会社だったようで、ど素人のわたしたちにプロとしてのアドバイスなどをしてくれて、ぜひ会いましょうといういうメールが届くようになった。わたしが制作を担当していたから、わたしがやり取りをしていたのだけれど、会うならやっぱり責任者のししたろも一緒に、と言ったところで連絡は来なくなった(笑。あまりのあからさまな態度に忘れられない記憶として残ってしまったわけ。今もあるのかなぁ、その広告会社は。

助手席にいると膝あたりがちょっと寒い。
こういうときは軽くて温かいイスカのダウンブランケットは重宝する。
あまり車内を温かくしちゃうと、ドライバーも眠くなっちゃうし、上着を膝に掛けるよりもずっとスマートだし。
助手席で靴を脱ぎたくなってしまうわたしのために、昔からししたろさんはいろいろ用意してくれていた。靴を脱いでくつろげるようにってマットを敷いてくれたり、ね。助手席に座ると暇で仕方のないししたろさんは、わたしからハンドルを奪う代償だったのかなぁ(笑。
この冬はイスカのテントシューズを持って行くように、と言われた。
靴を脱いで、テントシューズを履いて、ダウンブランケット掛けたら、寝ちゃうよ、いいの?(笑。
そういう快適な睡眠グッズと、助手席のわたしは車の心地よい揺れのおかげで、夢の中への誘惑がうれし、つらし~っ。

そろそろ就寝タイムにしましょおよぉ~、ということで、近くの道の駅をナビで探すと、坂を上った真っ暗な場所にあるらしい。一番近いということで向かうと、先客が入って行ったので、続いて入ってみた。しかし、駐車スペースも真っ暗。トイレがどこにあるかもわからない不案内な道の駅月夜野矢瀬親水公園。先に入った車は真っ暗な駐車場の一番暗い角端に停めて、動かない。人も降りてこないし、常連なのか、他の目的があるのか、ちょっと微妙。
あまり良い雰囲気とは思えずすぐに出ることにした。昼間の明るいときだったらいい雰囲気なのかもしれないけれど…。
道を挟んだ反対側に大きめの公園があったのでUターンのために入っていくと、その駐車スペースには車が一台とその隣にテントが張られていた。こんなところでも泊まっている。
きっと、わたしたちが入っていったからびっくりしてしまったでしょう。
わたしたちもびっくりしたんだけど(^^ゞ

暗くなってから知らない場所で探すのはやはり避けたいということで、何度も利用したことのある水上の道の駅に向かうことに。

2年前の同じような時期の同じような時刻にもこのあたりを通っていた。
玉原高原に行く前の晩、ゴルフワゴンで車中泊する場所を探してうろうろしたことを思い出す。
道の駅ではちょっと遠すぎて困ってしまった夜。
真っ暗な道を走っていた赤い車の中を思い出すと、眠くなって不機嫌だったわたしたちの様子も浮かんできて笑える。

日付がかわった12時過ぎ、道の駅にたどり着いた。広い駐車スペースはちょうど良い具合の空きを作ってP泊の車が停まっている。

何台かがエンジンをかけている音が聞こえる。
気にならないくらい広い駐車場だからいいけれど、近くだったら辛い。

到着したらすぐ眠れるように、途中で2列目を倒し、シュラフも広げてきたので、後ろに移って3列目を倒せばそのまま眠れる状態になっている。

ごそごそと移動して、夢の中へ向かう。
車を替えてよかったと思う瞬間。
広々ベッドを占領してぐっすり寝ていたパセ&ポプは、わたしたちが入ってきて迷惑そうになる瞬間。




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