1997年からのお出かけレポです。時代により制作方法が違いお見苦しい、読みにくい箇所が多々あると思います。できる限り現代版に合わせるよう作業していますが、過去に頂いたコメント等が消えてしまうこともあります。ご容赦いただけたら幸いです。

阿武隈山系ふらふら旅 01

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キャンプとは言っても、キャンプ地でのんびりする旅ではないので、今回もおそらく車で寝ることになる。
持ち物は、前回よりデリカD5に常備することになったカーサイドタープトランギア・ツンドラ3デュオーサル+スノーピーク・チタンコッフェルの真ん中のサイズ、ジェットボイル、等々。
今回から加えて常備するのは、ビッグポーラーモスキートネット。これは今回とても役立った。後ほどどう使ったのかはお話しますね。
念のため? キャンプ別居のため?にテントとWomens’プロライト(今回はししたろさん用)も入った。
あとは、食料をクーラーバッグ2つに入れる。今回行く場所には、買い物できる場所がほとんどないので、ある程度用意していく。

今回は前々から考えていた保冷方法を試す。プラティパス1、2を凍らせることはもちろん今までどおり。でも途中で買うことにもなる氷を入れておけるものを探していた。融けても漏れなくて(当たり前だけど)、飲料水としても使えるもの。ずいぶん前から試したいと思っていながら、やっと手に入れたギア「ハイドラパック」(写真)。とりあえずは家で作った氷を投入し、パセ&ポプごはんの入ったクーラーバッグに入れてみた。思った以上にいいかも。ホースをつけるコネクター部分が邪魔になるかと思ったけれど、これも別に気にならなかったし、なんといっても使ったあとにひっくり返して乾燥させられるのもいい。
あ、今回から登場するものには「ガベッジバッグ」もあった。今回はこれで車内に置いたゴミの臭いも気にならないはず。

宿泊場所は、まったく決めていない。
調べてもいない。
ただ、行く先は、これまでも何度も行ったり通ったりしているのである程度は把握している。
道の駅もない場所だっていうことも、ネットで探すとキャンプ場は施設が整っていて高規格・高金額のところが多いということも。
じゃ、どーするの~って? まっ、どうにかなるっしょ(笑)

朝、どのコットを持っていくか悩み、今日は低めのアラガッシュにすることにする。
ふと見れば、ピローの上に丸くなって朝日を受けているパセリ。後ろには置いていかれることになったキャンプタイムのロール・ア・コット。今は収納袋が黒くメッシュになっているけど、うちのはメッシュでもなくて青色。コットも進化している(笑。

朝はのんびりと7時になる前に出発した。
通勤渋滞もほぼ感じずに、高速に乗る。つくばが近くなって通勤渋滞発見。谷和原出口にぞろぞろと並んでいる。これは毎日の光景なのだろうか。

ぽーたんは、ついまとたたかい中。

高速道路走行中は、ゆっくり寝られるはず。
って、ポプラ、思いっきり起きてる(苦笑。


高速を降りて、下道。清清しい緑のトンネルを走ってゆく。
わたしたちは気持ちよく進んだのだけど…
今回のメインな用事でお会いした方から、言われた。
その通りは山菜取りやきのこ狩以外で使う人はいないよ、ですって(^^ゞ。

途中、前方から、とことことこと軽い足取りで犬が近づいてきた。立ち止まってこちらを見ると、またとことことこと車の脇を通って走り去っていった。カラーはしていないけど、元気そうだし民家も近いし、ひとりでお散歩中だったのだ、と思いたい。

用事が済んだのは、13時過ぎ。

おなかが空いた~。
となり町まで行くことにする。このあたりでは一番大きな町。なんとかスーパーらしきものを見つけた。
そういえば、となり町っていう感覚が子供の頃からわからなかった。物語に「となり町まで行くと…」なんて書いてあっても、町と町の境界とか別の町という感覚がなかった。となりの駅ならわかっていたけれど…。
地方でスーパーを探したりするとき、この「となり町」という言葉を使えることに、ちょっと嬉しくなる。
その町に近づくまでに看板は2つほどあったが、ほかにスーパーらしきものの看板は見つけることができなかった。町に入ってからは看板はなく、やっとたどり着いたスーパーは、ゲームセンターとホームセンターがくっついていて、その裏に食料品売り場があった。

おひると今夜のビールを購入する。

スーパーの駐車場で、目の前を流れる川と山々を見ながら遅めの昼食。

ふらふらと今夜の宿泊地を探しながらドライブに出る。
いつものように東北の地図とツーリングマップとナビの地図で、3箇所ほど目星をつけた。
しかし、いざナビに案内させようとすると、道がない!
阿武隈山系はパイオニアと縁が薄いのか、どうもおざなりの感がある。
仕方ない、今回も備わっているはずの「勘」をフルに使って動こう。デリカD5になってから、この「勘」はますます必需品になってきている。大事にしないと、そろそろ時代物になっているから。

まずは以前からチェックしていた山へ向かう人たちのためのキャンプ場。
案内がとても悪いと聞いていたけれど、その通りで、え?という場所に案内らしい言葉が書かれていたのでそこから入っていった。
しかし、結局、諦めることにした。
これ以上進むことは止める。最近少しばかり鍛えたデリカだけど、わたしたちも鍛えられたようで、今回は難しい道と判断。

1つ目は玉砕。
ポプラは爆睡。

候補地2つ目に向かう。


候補地に行く途中、展望台という案内が目に入り、高いところに目がないわたしたちは登ってゆく。牧草を集めているらしく狭い道にトラックが駐まっている。左側が高くなっていて右側は45度くらいの傾斜で下がっている。もちろんトラックは左側に駐まっているから、右側を通っていかなければならない。道の右側は30~50cmほどの草がぼうぼうにはえていて、どこまでが道路なのかまったくわからない。ただ、わたしたちの前にも通行していった車があるらしく、道路脇の草だけが少し傾いている。同じように草を踏みつけて脇をすり抜けた。作業している人たちは道路を公共のものとは思っていないのか、それともここは私道なのか、丸めた牧草が道路に転がっていても片付けていない。案内どおり道を行くと、頂上に出た。

360度見渡す限り遮るものがなく、風がてっぺんをなでてゆく。
駐車場には車が一台駐まっていた。誰も乗っていない車は、ロックしていないどころか、窓あけっぱなし。無防備というか大らかというか。そういう環境をうらやましかったりする。


駐車場からさらに上ったところでパラソルが揺れていた。絶景を眺められる特等のスペースにテーブルとチェアが合体したデイキャンプ用のテーブルが置かれている。パラソルの下にはさわやかカップルがいた。貸切で楽しんでいるところ、申し訳ないと思いながらも「こんにちは」と声をかけ、上っていく。


ここからハングやパラで飛ぶらしい。わたしには到底できない。
昔、友人がパラグライダーをやっていて、一緒に飛ぼうと誘われて、その気になっていたけれど、降りたとき目の前1メートルの場所にガラガラ蛇がいて威嚇されたという話を聞いてから、ハングで飛ぼうという気持ちはなくなった。
でも、同時期、夜のL.A.のグリフィス天文台に行くたび、そこからなら、碁盤の目に輝く夜の街の上をティンカーベルのように飛べる気がしていた。ふわっと、ね。そっちの方がよっぽと危ないのに(笑。

太陽は容赦なく、じりじりと暑い。それでも車の影にでも入れば風が心地よく、夜になって晴れていればプラネタリウムになるはず。ただ、トイレがないのが難点。しかも用を足したあとに紙を放置しているらしい一角もあって、げんなりさせられた。思わぬ宿泊適地?とちらっと浮かんだけれど、車に乗り込んだ。

帰りも牧草集めの車がいた。しかもますます厳しい状態の位置に車を駐めている。戻ってくるのがわかっているのに、こういうところに駐めるなんて、意地が悪い気がするのは考えすぎだろうか。

今度は左側が下っている傾斜面。悪いことに左側には立ち木が生えている。作業人が面倒くさそうに手を振って、「いけ、いけっ」という素振りをした。
すり抜ける途中、4駆に切り替える。2駆では抜けられなかった。もちろん4駆にしても、わたしの腕では抜けられなかったはずだけど。

候補地のひとつ目にゆくと、降りてみるまでもなく今回は却下。キャンプ場としては、こじんまりとして、眺望も良さそうで、悪くないけれど、なにせ今回は車で寝てしまうつもりだから駐車場とサイトが別なのはそれだけで失格なのね。

観光地あぶくま洞を外側から見る。ここでUターンした、という噂もあるけど(^^ゞ

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