1997年からのお出かけレポです。時代により制作方法が違いお見苦しい、読みにくい箇所が多々あると思います。できる限り現代版に合わせるよう作業していますが、過去に頂いたコメント等が消えてしまうこともあります。ご容赦いただけたら幸いです。

パセリの誕生日キャンプ 01

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急遽前日に決めたキャンプ。なーんにも用意していない(笑)。
というか、用意はしようと思っていたけれど、その時間がなかったというのが事実。


朝8時に家を出る。
天気上々。強い風も午前中でおさまると天気予報は言っていた。
今回は早く現地について現地でゆっくりしたかったので、さっさと高速に乗る。それにしても出る時間が遅い(苦笑)。が、こっちの道からも行けるかも~なんてチャレンジしたししたろ。ナビはやめなさい、もどりなさいって言っているのに、聞かない。流山インターは思惑とは逆にどんどん遠くなっていった。

朝からやきもきしながら、とにかくなんとか高速に乗って一路目指す町へ。

というはずが、高速を降りたところにあった一軒の骨董品屋さん。綺麗に整った道の脇に場違いな店構え。目の前の通りや周りが変わっていく中、この店だけが何も変わらずあるという感じ。骨董品と看板は出ているけれど、どう見てもがらくた屋さんに見える。しかし、吸い寄せられるようにUターンまでして立ち寄るししたろさん。使えるかどうかはともかく、古いものが古いほこりとともに所狭しと重ねられている店内に、おじいさんとおばあさんがいた。あまりに古いほこりで風が吹いてもほこりはたたないかもしれない。それにしても、骨董と言えるものも中にはあるかもしれないけれど、ごみとしか言えそうなないもので埋め尽くされている。
「これは使えるんですか?」とランプを指差して問いかけるとに、「使えるよ」といいながらほこりを取りながら取り出すおじいさん。ほこりはちょっとやそっと拭いたってとれるような代物ではない。
手にとりながら「○○○○○円だけど、△○△○円にしておくよ。朝だから」とおっしゃる。そして、「うーん、使えるはずだけど、燃料入れられないね。飾りだな、こりゃ」と前言撤回。
「じゃあ、これは?」と同じことの繰り返し。
結局、そのままでは使えないランプをひとつ購入した。なぜか、これがわたしからししたろへの誕生日プレゼントになってしまう(笑)。ランプの姿はししたろの「囲炉裏」でどうぞ

さて、今夜は点けられないランプとともに、今度こそ目指す町へ。
今回行くところは、合併しない宣言をしている町として気になっていた町、Y町である。
町営のキャンプ場について役所に連絡をした時、わたしたちが行く当日に宿直の人がキャンプ場までわざわざ来るといわれた。だから、役所に寄ってからキャンプ場に向かうから出向いてくれなくてもいいと話をしていた。この町じゃなかったら役所に行ったりしないだろう。役所の人の対応も悪くなかったし、がんばっていると聞いているので応援もしたくなってしまうのだ。

陸の孤島と呼ばれているこの町。
高速を降りてからも2時間近くかかる。2時間といったって東京近郊の2時間とはわけが違う。

町に入ったころ、ナビを操作しようとしたら「走行中は操作できません」と言われてしまった! 配線がはずれてしまったのだろうか。だとすると面倒なことになる。エンジンをかけなおしてもエラーは変わらず、案内中のルートすら消すことも出来ない。

とりあえず、約束どおり役所に向かった。町のメインストリートとおぼしき通りに面して役所はあった。小さな門構えの役所に右折して入り、来客用のスペースに車を止めて、パセ&ポプのために窓を少し開ける。こじんまりとした木造の役所。ぎしぎし言いそうなドアを開けて入ると、玄関で、靴は脱ぐようになっていた。靴脱ぎ場は実家と変わらないくらいのスペース。そこで靴を脱ぎスリッパに履き替える。目の前には二階へ行く木の階段があった。天井からぶらさがっている「課の案内板」を見て、左側にある引き戸を開く。宿直の人以外誰もいないのかと思っていたところが、4・5人の目線がわたしたちに集まった。

キャンプ場の料金をお支払いして行こうと思ったら、領収書はキャンプ場にあるらしく、キャンプ場にも案内するというので、結局一緒に行くことになった。たった一組の客のためにわざわざ出て行くなんて非効率なやり方していて大丈夫なのかしらと不安になるが、他にもやることがあったようだ。

役所から出て、案内の人の車についていく。のどかな川沿いを走り、川を渡り、役所から15分ほどでキャンプ場に到着した。
キャンプ場の管理は民間委託していて、その人に連絡したので午後にはここに来るということだった。どうもわたしたちが今年はじめての客らしい。水を出したりといろいろやることがある様子。案内をしてきた人は今年度からキャンプ場に関わるようになったのでまだよくわかっていないんですよ、と言っていた。

ほどなくして、管理人の方が来た。案内の人が言っていたのとは違う情報も聞けて助かったこともある。

管理人さんと案内の人で炊事場の水道を使えるようにすることに手こずっていたので、わたしたちは町中探検に出かけることにした。
役所から出た真正面に「いのしし肉あります」と書かれていたので、案内してくれた人にいのしし肉のことを聞いてみたら、その店は魚屋で、店主が猟をして獲ったものを売っているのだと教えてくれた。それを聞いて、なぜか躊躇してしまったわたし。お肉屋さんで売られていれば買うのかもしれない。猟が身近でないわたしは、変だと思うけれど、あまりに生々しく感じて、そんなお肉はちょっと~になってしまう。なにかあったとき生き残れないなと自覚する。

そういうわけで、なにも用意してこなかったわたしたちは地元の野菜などを求めてふらふらした。案内の人が親切にも大きなスーパーがあることも教えてくれた。できれば地元の新鮮野菜や、地元のお店を教えてもらえたら嬉しかったんだけど、おそらく気を遣ってスーパーを紹介してくれたのだと思う。教えてもらったスーパーは福島地方でわたしたちはよくお目にかかるスーパーで、そこにも立ち寄り焼肉セット等々を購入した。そのまま、となり町までドライブもしてしまった。以前立ち寄ったときも買った「豚の味噌漬け」と地酒を道の駅で買い、野菜直販所で野菜を買い、プライベートな秘密の目的も達し、キャンプ場に戻ると15時頃になっていた。

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