1997年からのお出かけレポです。時代により制作方法が違いお見苦しい、読みにくい箇所が多々あると思います。できる限り現代版に合わせるよう作業していますが、過去に頂いたコメント等が消えてしまうこともあります。ご容赦いただけたら幸いです。

静かな秋里散策 02

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3時半、目が覚めた。
寝てからちょうど3時間後。90分周期説は今回もばっちり検証できたみたい。

でも、目が覚めたからって動き出せるかはまた別。

4時に1階に下りたけれど、パセリが珍しくなかなか下りてこない。
なかなか降りてこないパセリの様子を寝室に見に行くと、がそごそと抜け殻になった掛布団の上の一番寝心地の良さそうな場所を探していて、「決めた♪」っとマルくなって寝ようとしていたところだった。


パセ&ポプのごはんは熱くしてプリムスのランチジャグに入れてある。
わたしたちのごはんも出来ている。

コーヒーを淹れて、天気予報をチェックして、身支度をして、寝室で丸くなっているパセリを起こし、家の周りで小さな散歩をして、パセ&ポプを車に乗せて5時ジャストに出発。

まだまだ暗い時間なのに、すでに後ろ向き歩き(なにか特定する言葉はあるのでしょうか?)をするご婦人が車庫の横を通り過ぎていった。時間も早いけれど、スピードも速い!

最後に、今日はChaco!とトレッキングシューズを載せる。
出発して最初に曲がる交差点で、右から曲がってきた自転車とすれ違った。
ぼさぼさの長髪をうしろでひとつにまとめ、無精ひげに覆われた顔でママチャリに乗る男性。
リュックを背負って、自転車のかごにはなにかが入っているスーパーの袋。

怪しい。

次の角まで行ったところで、ししたろさんも山靴を持っていくことにすると引き返すことにした。
家に向かうと、先ほどの自転車の男性が近所の行き止まりの私道に入ろうとしている姿が車のライトの中に浮かんだ。そして、こちらを見た男性は慌てた様子でUターンして出てきた。もちろん、道を間違えたのかもしれないけれど…。こんな時間になにかを探していたらそれも怪しい。
ライトの中に、自転車のかごの中にはマンガ雑誌らしき本が数冊重ねて入っていて、その上に膨らんだ白いスーパーの袋がしばって置いてある様子が見えた。

靴も持って再び出発したけれど、不安な気持ちは広がるばかり。
ここ数年、近所でも空き巣はかなり増えている。
あのマンガ雑誌はいったいなんのため?
放火でもする気?
どーしよう。
怪しいよね、やっぱり。
最初に見かけたときよりふたりとも「怪しい」という確信は深まっていたし、わたしたちが家を空けたことは見られているかもしれないし、ということで警察に電話してパトロールをお願いした。

その後どうなったかはわからないけれど、受信している松戸市犯罪メールに近所での被害報告は出ていなかった。

昼間10km進むのに1時間かかる6号線もこの時間なら20分ほどで通ることができる。
いつもこれくらい空いていればいいのにねぇ。
驚くほど早くすいすいっと高速に乗れた。

6時には最初の休憩。
朝焼けが気持ちいい~、けど寒い。3~4度。

これまでの車では4度になると凍結注意を音とマークで知らせてくれたけれど、D5にはそれがないらしい。雰囲気作りとしか思えないLEDライトなどあちこちつけるのではなく、ドアミラーコントロールのライトやインフォメーションボタンの照明、安全面でのこういう情報を優先してほしいのに。(後日わかったけれど、0度になると音が鳴り、凍結注意の表示が出た(笑。もう少し事前、つまり高い温度の方がいいと思うんだけど、出ないよりはいいのかなぁ。)

車の中でおにぎり、ぶりの照り焼きなどなどを食べる。
外気温が4度3度とどんどん下がっていって、首筋が寒くなった気がした。

7時、友部SAで再度休憩。

高速道だったらあまりカーブもなく揺れることもないので、食べてすぐ走り出しても大丈夫だろうと言うことでパセ&ポプのごはんタイムにする。


30分ほど高速を走って、今度は下道。
朝靄が道路をはさんだ両側の畑や田んぼに広がり幻想的な風景に変わる。
がそのうち、朝靄は野焼きの煙に変わり、高く上る煙が何本も立ち上がりはじめた。



那珂川を渡る。運転席側と助手席側とは違う風景。
ポプラはど真ん中を陣取っていた。

今日の目的地は一応茨城県北部。
お奨めコースなどと書かれているようなところではないので、地図はししたろさんが昨日作ったもの。
どんな道かも、なにがあるのかも全く未知。

そんなとき、車のトリップメーターが9999を示した。今年もあまり遠出できていない。半年で1万キロ。しかもディーラー通いでメーターが進んでいるとも言えるかも(笑。

とりあえず歩けそうな場所があるか車でひとまわりしてみる。

しかし、わたしたちの前途が危ぶまれるように、突然「通行止め」の看板が道幅一杯に立てられている場所に出た。
『地滑り発生のため立入禁止』
『通り抜け出来ません』

おーまいがーっ

Uターンしか選択肢はなかった。
それでも天はわたしたちを見放してはいなかったのか、ナビの画面に迂回路を発見する。
今来た道を戻っていくと、すぐ迂回路が出てきた。
細い急坂をどんどん登ると、あまりこの場所に似つかわしくない一軒家が現れた。
「オーガニックのクッキー店」。
異次元のようだったけれど、いつ開店するのか興味津々。

車はどんどん登り、歩き始めようと予定していた場所へと近づく。
車窓からもどーんと広がった眺めのいい場所が何ヶ所かあり、ここを歩きたいねとコースは固まってゆく。しかし、歩くとなると結構アップダウンがある道。
日影の場所もそこここにある。
展望台があったのでいったん車から降りて偵察してみると、今上がってきた麓とは反対側の麓へと続いていそうな登山道らしき道があった。
しかし、どこへ向かっているかは不明。ガーミンのマップを変えなくちゃ。

スタート地点候補地のひとつに到着し、まだ車を先に走らせる。
今までは山の北側から登り稜線を走ってきたけれど、今度は山を下り、山の南の麓へと降りていく。下る道は日影が多く見るからに寒そうで、これからの時期は一度凍ったら春まで融けないのではないかと思うほど。

南の麓にも車を置ける場所があったのでスタート地点としてもいいかもしれない、とチェック。
さっき展望台近くで見つけた登山道らしき道の出口かもと思える道もいくつかあった。そう、ひとつではなくて複数。どこに出るかわからないけどきっと展望台から降りてくればきっとどこかに出るはず(笑。

すっかり麓に下りて、今日のコースを決める。
当初の予定通りスタート地点は神社脇からで、北側の麓へ降り、ピストンでまた神社へと戻るコースを歩くことにした。

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