

最近は水辺より山に出没していることが多いエドヤマさんは、すいすいっと鏡のような海に出て行った。
こんなに涼しいんだったら黒ラブのクロスケくんも来られたわねぇ…、と話す。
もし来ていたら、パセリがラブラブ攻撃して大変だったかもしれないけれど(^^ゞ

海とは思えないほど凪いでいる。まるで、朝の湖面。
弾力のある液体にのったりと浮かんでいるようでもある。
海面下には、今年もまたいっそう増えたらしい海草がびっしり。
昔はこんなに海草は生えていなかった。これから向かうタイドプールまで歩いて行けたのだから…。
海草が増えるというのは、どういう条件の下なのだろう。
画像は、エドヤマさんが撮ってれた、貴重な写真。

ポプラがゆらゆらと動く海草に興味津々で、じっと目を離さず覗き込みながら、じりじりと端へ端へと動いてゆく。

「たべられるんでちょか?」

パセリはししたろさんと一緒で、一人前にバウの席を陣取っている。向きが違うけど(苦笑



潮溜まりから潮溜まりへ、三艇は進む。雲は重たそうに少しずつ動いていく。

水はエメラルドグリーン。写真におさめられないから、脳裏に焼き付ける。
今日は潮が満ちていて、潮溜まりもいつも以上に大きく岩場が小さくなっていた。
波の力で鋭利に砥がれた岩は、凶器のよう。
得体の知れない敵から守ってくれているような気もする。



岩の間に入り込んでくる波とその泡に、首をかしげてじっと観察するポプラ。
パセリは危険な音がすると、察知してすぐ逃げる派なので、すぐに船首からシートに降りてしまうらしい。
いつも向かう大きなタイドプールに行きたいのだけど、釣り糸が垂れている。
いつからこんなに釣り人が出るようになってしまったのだろう。

パセリの前足が空中なんですけど???
とうとう二足歩行?

運良く竿が上がったところで入ってゆく。
恐竜のような大きな岩の下。

パセリが珍しげに浮きを見つめていたら、ポプラも見る~とねだるので舟を近づけた。
「恐竜のたまご?」
「たびらりまつか?」


じゃ食べられるものをさがそーっ(?)、と岩場へ(獲りませんが^_^;)



岩がごつごつしているので、歩きにくい。
パセリも少々困った様子で動けなくなっていた。
ポプラはすたすた、ひとりで先端まで行ってしまう。
パセリの様子を遠くから見て、すたすた助けに来たポプラ。
パセリを、歩きやすそうな岩場にワープさせてあげる by わたし。

エドヤマさんからいただいた写真。
ちなみにこのとき撮っていた写真はこれ。

エドヤマさん、ししたろさん、パセリさん、ポプラさん、殿方たちはみんな、ずっとなにかを求めて捜し続けている。
探し物はなんですか?
コメント