1997年からのお出かけレポです。時代により制作方法が違いお見苦しい、読みにくい箇所が多々あると思います。できる限り現代版に合わせるよう作業していますが、過去に頂いたコメント等が消えてしまうこともあります。ご容赦いただけたら幸いです。

試験・試練? 凸凹TABI 01

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頼んでいた小川のカーサイドタープが午前中に届いた。
前車ゴルフワゴンのときは高さが問題で使いたくても使えなかったカーサイドタープ。
今回デリカD5に替えたので、ばっちり合うはず、と注文した。

お昼までに届けば出かけられるかもしれない…かもしれない…カモシレナイ。でもそれはかなり甘い期待。裏切られたときに哀しくなるから、ししたろもわたしも期待していないそぶり。時計をちらちら気にするなんてことも気づかれないようにしていた(笑。
しかし、期待は大きく裏切られ、11時に届いた!
想像していたより大きな箱でずしりと重い。最近軽いテントなどばかりに囲まれているから、大きいものや重いものにはギョッとするようになってしまっている(苦笑。箱から出すと、タープ幕体とポールが70cmほどの長さの縦長の袋に入っていた。この袋は、収納しにくいでしょう。スノーピークのランドブリーズ5の収納袋を使うと良さそう。ランブリ5は最近まったく出番がなくなって非常時用テントとなっているのだから、ファスナー仕様で出し入れの楽なスノーピークの収納袋の方が便利だと思う。
初回はすべてオリジナルで、解説書通りに設営もしてみるけれど…。


そう、やっぱり使ってみたくなる。試験しなくちゃ~。
行く?
天気、チェック。
どこ?
候補地、リストアップ。
去年パセリの誕生日に行ったところにしよう。
電話をかけて確認する。
OK。キャンプ場に管理人さんがいるって、とししたろさん
場所が決まったので、それっとキャンプの準備をして、タープが届いてから約1時間半後の12時半に出発した。

なぜか後ろを向いて、後続車ににこにこ愛嬌を振りまいている(多分)パセ&ポプ。まさか、トラックのおにいさんのことにらんでないわよね(汗)

ついてこないでくだちゃいっ

なんて…

こんな時間から出かける人はいないからか、高速も空いていて快適に走れる。

納車からひと月と5日で3000km超。

青空にぽっかり浮いている飛行船。

パセ&ポプはシートベルトをしながらも、すっかり自由自在に3列目で寝たり、2列目でひっくりかえったり。

久慈川を渡る。
もう数え切れないくらい通っているこの辺りの久慈川沿い。それでも通っていない道はある。
しかももうすぐ解体されてしまうらしい年季の入った橋。
きっとたくさんの人の思い出に登場しているのだろう。

買い出しする場所ももうわかっている。
キャンプ場の前を通り過ぎて、町にあるスーパーへ向かい、買いものをしてキャンプ場に戻る。
一年とひと月ぶりに訪れたキャンプ場は緑濃く茂っていて、記憶の景色とはずいぶん雰囲気が変わっていた。
もしかしたら先客がいたり、混んでいたりするのかと予想していたけれど、大はずれ。キャンプ場には誰もいない。しかも、キャンプ場にいる、と電話で言われていた管理人さんもいなかった。
管理棟にいると言われていたから、ししたろさんも管轄の役所の電話番号を控えて来ていなかった。管理棟に貼られていたポスターから電話番号を探る。
しかし、携帯がはつながらない! すっかり、忘れていた。

さっき友達にも電話して留守電に入れてしまったよ。ごめんねぇ。

携帯が入るところまで行くしかない。
電波を遮っているのだろう立ちはだかっていた山々から抜けたところで、アンテナが立った。道路脇の車一台止められるほどのスペースに車を駐めてもらう。このまま役所まで走ってもいいけれど、時間も時間で、もし役所の人が誰もいなくなってしまったら、泊まる場所から考え直さなければならなくなる。しかし、今日はカーサイドタープを使用するという大目的があるのだから、それは避けたかった。とにかく早く、役所の人と電話をつなげたい。すでに16時を過ぎている。しかも土曜日。普通の役所だったらもういないかもしれない。
電話をしてみると、まだ役所の人はいて、電話口に出た! わたしたちが行くかもしれないということもわかっていて、管理人さんに連絡をとってすぐに携帯に電話をするからと言われた。管理人さんはどうせキャンプ場に来るのだから、キャンプ場に戻っていたかった。ここで待つ意味がわからず、何度か確認したけれど、その場所にいて下さいと言う。
3分ほどで電話がかかってきた。管理人がキャンプ場に行くのでキャンプ場に行ってくれと。
とにかく助かった! Y町の役所は役に立つ人たちのいる場所である。

委託されている管理人さんがやってきて、キャンプ場で受け付けを済ませた。
どうやら予約をしていた人が来なくて、電話をしてもつながらず、管理人さんは帰ってしまったらしい。わたしたちは、予約はせずに行けたら行くのでという曖昧な客だった。でも、もし予約していて近くに来ていたら、電話をもらっても携帯はつながらないはず。もしかしたら予約していた人もあとから来るのだろうか、と思ったが結局現れなかった。

以前来たときにゴルフワゴンでは入れないキャンプスペースを見つけていた。そこで過ごすには歩くしかない、という場所だった。デリカD5なら、あの場所でカーサイドタープを使うことも出来る?と思い出して、行ってみる。
しかし、使われている様子はなく、荒れていた。まったく管理されていない。というより、自然な状態より、悪い。一度手を入れたあと放ったための荒れ方だった。
結局、昨年と同じ場所に戻って設営をすることにする。

車を停めて、カーサイドリビングの説明書通りに組み立てる。
説明書どおりだと、設営するときに、タープを横にして広げた大きさプラスαのスペースが必要になる。それは、ちょっと、問題。

一度立ててから、楽な方法、省スペースで組み立てる方法を考えてみた。
きっとうまくいく(^^)v うまくいかないとこのお買い物は大失敗になりかねない…。
再度試すことはしなかったけど、明日、撤収のときに試してみるつもり。

カーサイドタープの一番のデメリットは、設営したらもう車を動かせないこと。
でも、テントやタープを張って、ビールでも飲んでしまえば、やはり車は動かせないのだから、連泊でお風呂とか買出しとかなければ問題ないでしょう。
タープを設営してもらったら、今度はタープ内のレイアウト。その間、パセ&ポプは誰もいない広いサイトでししたろさんと貸切ドッグラン…。なのに、近場の探検だけで、走らなかったらしい(+_+)

カーサイドタープ内には、ユニフレームのミニテーブルを、ししたろさんとわたしそれぞれにプライベートテーブルとして配置し、メインのテーブルとしてラレマンド、チェアはガダバウトを置いた。
パセ&ポプのCASCADE DESIGN CAMP K-9 Dog Bedを二枚並べても十分なスペースを確保出来る。
フロア面積としては大体4畳半くらい。快適なサイズだと思う。

最初は車の中でくつろぎながら、タープの方を見ていたパセ&ポプも、カーサイドタープの中に降ろした。
本当はコットを持ってくるつもりで、入れてね、とお願いしていたのだが、入っていなかった。
そこで、ドッグベッドを置いてみたら、そこに寝転がるパセ&ポプ。これはこれでよかった(^^)。
実はこのドッグベッド、家(インドア)用と車(アウトドア)用を用意している。だから、うちに帰れば綺麗なベッドがある(笑。

天井には、プリムス。
夏の強い日差しだと暑くなるかもしれない天井の明るさ。スノーピークさんで作ってもらったシールドルーフのように、小川さんにもつくってもらいたくなるかなぁ。あ、でも、車はシールドルーフ!? パセ&ポプは車に避難すればいいね。窓にはいずれ網戸を注文する予定(使い勝手がどうか要検討段階)。そうすれば風通しもよくなるだろうし、ね。

車の中には一応アウトドア用電池式ベープをつけておいた。
カーサイドタープを張った側のスライドドアはあけておくことが多いので、蚊が入ったら寝るときに困ってしまう。
そうそう、前回どう使っていいかわからないと書いたD5のセンターボックスの下にある収納スペース、ここにこの電池式ベープを入れることにした。夏の間はこれでいい。冬になったら…それはまたそのとき考えましょ。

カーサイドリビングのメッシュ窓が大きく、圧迫感はまったくない。そして、座っていてもちょうど外が見られる位置にある。
窓が近いからかあまりメッシュということも感じず、屋根だけのタープで景色を眺めている感じにかなり近い。しかも、窓も傾斜しているため普通のタープより上空を眺めやすい。ただ、雨が降ったときはフルクローズになってしまうことは難点かなぁ。
それと、気になるのは車の下からの虫の侵入。これからの季節はこの対策が必要になる。ひとりがコットで寝る場合は、蚊帳を吊ることにしたので寝ているときは大丈夫だけど、くつろいでいるときや食事のときの虫対策。今回はほとんど虫はいなかったので問題はなかったけれど、次回までに考えよう。

夕食の準備をする。
といっても、準備は、ビールを飲みながら、ベーコンの塊とキャベツなどの野菜をスープで煮込み、パセ&ポプのごはんを解凍するくらい。あとは焼いたり、トッピングしたり…と簡単なもの。

パセ&ポプは、テントやシェルのインナールームのようにリードをはずすことはできないけれど、それでもそれぞれくつろいでいられるスペースはある。

準備からそのまま夕食(笑。
先日白馬(かな?)で買ってきた、地酒。
ししゃもはフライパンで焼く。コロッケもフライパンで温める。これでかなり美味しくなる。

じーっ

パセリたちのごはんは…?

いただきまーす


なんて快適なんでしょ。日本酒がまわるわ~。
長旅での中継地点だったら、こんなカーサイドタープを利用するのは素晴らしいわね。
ん? ということはテントやシェルと、カーサイドタープを持っていくことになるわね。うーむ、それはどうなのかなぁ(悩。だとすれば、今日みたいに突然お昼頃に出かけるか~、なんていう気軽な一泊の時? ふむ、その方がいいかもしれないわねぇ、ねぇ?
どちらにしても、このカーサイドタープ、試験に高得点で合格(^^)/
車に常備決定みたい。


パセ&ポプは、そんなことどうでもいいや、と早くも車のベッドで寝るという(笑。
「ルームに入る~」とねだるときと同じ。
お・や・す・み。

今日はししたろさんが車の寝室を作ってくれた。

パセ&ポプが気持ち良さそうに寝ているからか、カーサイドタープの、ガダバウトチェアで、わたしはフネを漕ぎ始めてしまった。
ししたろさんが寝れば?と言ってくれたので、ありがたく、そのままパセ&ポプと夢の中にすべり込む。

しかし、なにかが違う。

寝苦しい。何度か目が覚めたけれど、寝苦しい理由がわからず、また目を閉じる。

先日のGWのときはわたしが寝床を作っていた。
いつも置いていた場所にピローがない。枕にする3列目背もたれも微妙に高い気がする。でも、これから角度を変えるのは面倒。というかその気力が残っていない。仕方ない、我慢。

パセ&ポプはうろうろ、寝場所を探して移動する。
わたしは頭の位置が決まらず、また目が覚める。

朝起きて、やはりわたしのところの3列目背もたれがわずかに上がっていたことがわかった。そして、ピローが足元にあった。だからパセ&ポプもうろうろしていたわけね。
結局4時半におきだしてしまった。あぁ…寝不足。

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