1997年からのお出かけレポです。時代により制作方法が違いお見苦しい、読みにくい箇所が多々あると思います。できる限り現代版に合わせるよう作業していますが、過去に頂いたコメント等が消えてしまうこともあります。ご容赦いただけたら幸いです。

秩父ドライブ~ドアに注意~03

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しかし、途中でコース変更。
山の中を通っていると意外にもあちこち歩いている人が多い。登山道が縦横無尽にあるようだ。ひとりで歩いている人。グループで歩いている人。自転車の人もいた。車で山菜を探しに来ている人もいる。大きな枝を伐採してのこぎりで切っていた家族連れもいた。


途中鳥居があり、祠がたっている所があった。パセ&ポプのお散歩も兼ねて歩いてみる。
以前は入れるようになっていたのか、鳥居の下には柵があって入れないようになっていた。
いったいここが何なのか不明のまま車に戻る。

のんびりと走らせる車から、山菜がないかときょろきょろする。知っている山菜は見かけない。というか、もうほとんど採られてしまったあとのようだ。でも、採った後のような葉っぱが結構あり、それがなんなのか気になったわたしは、リアシート左のパセリの前に置いた山菜の本を取るために車を停めてもらって、車から降りて、リアのドアを開けた。山菜の本を手にしていたとき、左手に激痛が走った。
なにか起きたかわからなかった。
思わず引いた左手。
指先から真っ赤な血がどくどくと出始めていた。
「あーーーーーーっ! やってしまった。やってしまった。」と、左手を上にあげながら、助手席を開けて、ファーストエイドを探す。
しまった! さっきリアシートの足元、ポプラの前に置き換えたんだった。だから、置き場所は変えちゃいけないんだって!と自分に突っ込みを入れる。
運転席にいたししたろが「どうした?」と心配気に聞いてきた。
ファーストエイドを出してもらい、まずは水で流し、消毒薬で消毒し、止血剤をつけてもらった。
黄色い粉が指先に振りかかる。
どの程度傷の深さがあるか怖くて見られない。それどころか自分の指をまともに見られないわたし。注射されるときもそっぽを向く性分だから…。
キズパワーパッドを貼って一応処置を終えたが、指が心臓になってしまったかのようにずきんずきんと大きく動いている気がする。
手を肩あたりまで上げたまま、大丈夫、大丈夫と自分を落ち着かせた。
病院に行くべきかどうか。
折れてたらどうしよう。
骨までキズが達していたらどうしよう。
病院なんて近くにはない。
わき目を振らずに山道を下っていくししたろ。

なぜ、ドアに手をはさんだか。わからない。上り坂だったから自然にドアが閉まってきてしまったのかもしれない。普段からドアのところに手を置かないようにしているし、実際車体に触っていなかったけれど、多分いろんなタイミングが重なり、重力で閉まってきてしまったドアに手が押されて、ドアと車体にはさまれたのだと思う。父親の車がどれも最後の最後にぐぐっとドアが閉まる方式で、いつも怖かった。今でもそうだけど、あの最後のぐぐっに指を押し込まれたら、たぶん、折れるか潰される。うちの車はそんなことがないけれど、怖いという感覚はあるので、気をつけていたつもりだった。事が起きたということは「つもり」でしかなかったとうことだけど^_^;。まぁ、不幸中の幸い。シンプルなドアだったからこれくらいで済んだはずだから、良かったんだと思う。
左側のドアで、左手のひとさし指をはさむという不思議。私自身も、ししたろも、この話をした誰もが首をかしげる事故だったけど、良かったのだと思う。うん、たぶん。

病院がありそうなところまで降りると、指の痛みも大分落ち着き、たとえ折れていたってこれくらいだったら冷やして固定するだけだし、病院に行かなくてもいいやという考えになっていた。



どこからか花の香りが漂ってきた。
梅の木が満開。山のふもとは梅か咲き乱れていた。
どうやら梅の里に下りて来たらしく、窓を開けると梅の春の香りが車の中に流れ込んでくる。パセ&ポプも開いた窓から鼻を出して香りを楽しんでいた(と思いたい(笑))。
梅まつりも開催されているらしく、人通りが多くなってきた。
そういえば、3月はじめの筑波山も梅祭りが盛況だった。これまであまり梅には興味がなかったけれど、広大な一帯で一斉に開花しているとそれはもう無視できないくらいの素晴らしさ。感動しないではいられない。
でも、車から降りなかった。まだ指はずきずきしていたし、やっぱり人ごみは苦手。

いつの間にか平坦な場所に出ていて両側は田んぼ。広がっている田んぼには野カンゾウがいっぱい生えていた。雑草でしかないんだと思う、この辺りではね。
パセ&ポプも少し歩かないと、と田んぼの真ん中でちょっとお散歩して、ノカンゾウを少しいただいてきた。

今回はわたしがなんでもないところで負傷することになってしまったけれど、この負傷がパセ&ポプでなくて本当によかった。わたしの指は4月末になってもまだ完治していない。病院に行っていれば治りは早かったのかな~?(このレポをアップする5月半ばになってもまだ完治してません^_^;)

秩父方面は、なぜかずっと疎遠だった地域。手付かずの素敵なところがいっぱいあるなんてと意外で驚いた。ちょっと考えを改めて、秩父方面の探検にも出かけようと思う。ドアに注意して…(笑)

コメント

  1. ぷうママ より:

    richaさんに誘われて断らないししたろさん。
    richaさんが指を挟んで、わき目もふらず山道を下るししたろさん。
    なんか、愛を感じます~~(TT)

    数年前、姪っ子がやはり車のドアに挟み、その時はギャーギャー騒ぎ、でも痛みもその夜には治まったから次の日の月曜日にも病院へはいかずにいたら、数年後、甥っ子の怪我に付き添った時に整形の先生が、甥っ子の怪我よりも付き添っていた姪っ子の指をみて「こっ、これは・・」と、なんか骨が変形したままつながった(?)ような、そんな感じでしたよ!

    なのでできれば病院、行ってくださいね!パセポプちゃんも心配してますよ!!!「指が痛くてパドリングが~」なんて姿は見たくないですよ~(笑)

  2. richa@pyon2 より:

    >ぷうママ
    自分以外、特にパセ&ポプだったら即病院です(^^)
    姪っ子さんの方が心配ですね。
    わたしの指は爪に異常が残っていてなかなか治らないのですが、もうほとんど痛くなくなりました。この爪が伸びればきっと完治だと思います(^^)v
    ご心配、ありがと~!

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