住宅地を抜けて、なんとか坂田ヶ池総合公園にたどり着かなくては。
田んぼの真ん中のあぜ道を二人と二匹で一列になって歩いてゆく。
田んぼ向こうの道は両側が栴檀草(せんだんぐさ)がびっしりと生えていて、
道の真ん中を歩かないと大変なことになってしまう。
スズメバチのおしりだけが道に落ちていたり、くもの巣にすずめばちががんじからめになっているように見えたり(実際はわからない)、ハチが多いようだ。夏にポプラがハチに刺されているしハチにはびくびくしてしまう。そしてそれがスズメバチだとなおさら。
やっと坂田ヶ池総合公園にたどり着いた。
その名のとおり池が現れる。
囲いの間にポプラは顔を突っ込む。こわいよぉ。
こいがいるかみてゆだけでつよ
坂田ヶ池総合公園内の案内図があった。
房総のむらでも思ったけれど、隣にある公園のことは描かれていない。
どこからつながっているかも描かれていない。
行政のやることって徹底して自分のところだけね。
坂田ヶ池総合公園に入ってすぐにぽつぽつと雨が降り出してきた。
やっと坂田ヶ池総合公園に入ったばかりなのに(笑。
もう車に戻る方向に進まないと本格的な降りになるかもしれない。
坂田ヶ池総合公園の案内図では戻る方向がわからない。スタート地点へ向かおうとガーミンを出して軌跡を見る。
雨に打たれて人が走りだしている。
階段を上ると今度は坂を下り谷間に出た。道は右へ左へと折れて、ガーミンがないと方向がわからなくなる。
女性二人連れが声をかけてきた。
成田温泉(大和の湯)に行きたいんですけど…、と。
わたしたちも来たのははじめてで、疎いんですけどと言いながら、指しだされた公園の案内図を覗きこんだ。
温泉に車を駐めて、お風呂にはいる前に散策と出てきたらしい。
しかし、戻れなくなってしまった。
わたしたちが来た方向と向かう方向からして、温泉はこちらじゃないかと思うけれど…、と指し示すけれど、「ほんとうですか?」と念を押されてしまう。
わたしたちは確信をもって答えられない。
なんども、「温泉に来たんですけど、わからなくなって、こっちですか?」と聞かれてしまう。
埒があかない。
わたしたちはこちらに向かいます、温泉はこの方角だと思うとしか言えないんですよ、と言ってその場を立ち去ることにした。
ひとりはその方角へ向かおうとするけれど、何度も尋ねてくる方は腑に落ちないらしくその場に留まっていた。
公園内で、案内図も持っているのに、道に迷ってしまう。
わたしたちも公園内に立っている案内図だけでは迷っていただろう。
まあ、どちらにしても大きくない公園。どちらかに出れば人もいるから大丈夫だろうけれど。
でも、これが公園などではなく山の中だったら…。すぐに迷ってしまうもんなのだと実感した。
ガーミンがあって良かった。
間違っていなかった。
ご婦人方も無事温泉にたどり着いて、身も心も温まってくれているといいんだけど…。
あっという間に車に戻った。
雨がぽつぽつ降っているので、車の中で昼食。
持ち歩いていたランチはマフィンの目玉焼きサンドと、パセ&ポプたちの食べられるもの。(他に何を作って行ったか忘れてしまった(-“-))
家に向かって走り出すと、雨は本降りになった。
昨日に続いて予定とは違う場所の散歩だけになったけれど、
こういうのも、ま、ありかな(^.^)
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