なぜか夜中、一時間ごとに目が覚めてしまった。
そして早朝4時。
どこからか大音量だけど不鮮明な放送が聞こえてきた。
もしや津波でも来る、という放送かと耳を澄ましてみたけれどなにを言っているのかわからない。
ほかにいる人たちの動く気配もなかった。
どうやら釣り人のラジオだったようだ。
7時になると今度は本当に町のアナウンスが聞こえてきた。
猟のシーズンなので目立つ服を着てください、とのこと。
パセ&ポプと朝の海辺の町を探検しに出かける。地味な服装だけど…(笑。
ウミガメがやってくるという白い浜。
鉄橋下をくぐりのどかな小学校や中学校の脇を通り、踏み切りを越え、線路沿いに歩き地元の人の通り道を使って線路を渡った。
こじんまりした駅の、静かな駅前通りを抜け、橋を渡って、海に戻る。
パセ&ポプのごはんを温め、わたしたちは「ほうれん草と香っカッテージチーズのカレー」を温めた。
住み着いているらしい猫が、横目でちらってこちらを見てすたすたと去っていった。
勝浦のいつもの店に寄ってカツオを買っていこう。
勝浦に着くと、朝市が開かれている時間だった。
前に来たのはいつだったろうか。
人出はそのときと比べて増えているようだ。観光案内のマップを配っている人たちもいる。車も路肩にずらっと並んでいた。
雨がぽつっと落ちてきた。
店を広げている人たちが、空を仰ぎながら並べている品物に雨がかからないようにと、ごそごそ動き出した。
高知の朝市と比べちゃいけないだろうけれど…。なんでこんなに人が集まるのか不思議になる。
なにも収穫がなくいつものお店に歩いて向かった。
が、「今日はいいカツオがなくて、ごめんなさいね。せっかく来てくれたのに」と奥さん。
仕方ない朝市で買うか、とまた今来た道をてくてく歩く。
いつものお店なら2匹買うけれど、今回ははじめての場所だから1匹。
いつものお店ならたっぷり氷も入れてくれるけれど、今回は気持ち程度。かなり不安。
クーラーバッグに入れて、朝までパセ&ポプのごはんを冷やしてきていたあるだけの保冷剤も突っ込む。
投売りになっていた無農薬でレース状になっている小松菜と人参も買ってみた。
九十九里有料道路を通る。
雨が本格的に降り出した。
こんな雨降りの日でもサーファーが多い。あちこちの駐車場には、ぶるぶる震えながらウエットスーツを着替えている人たちがいる。寒くても波が小さくても、たのしいんだろうね、きっと。
ある浜には白いテントと人だかりがあった。大会でも行われていたのだろうか。
銚子の釣り&車中泊候補地に立ち寄り、お昼ごはん。
お昼過ぎから続々と人が集まってきて、竿を出していた。
銚子の港に行き、まぐろを購入。
たくさん氷を入れてくれたので、カツオも無事帰れそう。
夜、カツオとマグロのお刺身を囲んで食事。
教訓: カツオはやはりいつものお店で買わなければいけない。
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