4月3日、日曜日。なぜか早朝5時に電話の子機が激しいアラーム音を立てた。すっかり目を覚まされてしまった夫はひとり自転車に乗ってでかけて行った。
わたしも一時間ほど遅れて起きだしたが、あちこちの電気類が点滅していたり妙な状態になっていた。ネットにもつながらない。
朝5時過ぎに停電があったようだ。珍しいこともあるもんだ。
ひとり自転車で出かけた夫は、松戸桜めぐりをしてきたらしい。
昨日わからなかった八ヶ崎のさくらまつりの情報は、今日になっても正確な時間がわからなかったらしい。
天気はくもり。これはパセ&ポプとお花見さんぽに行っても暑くなくていいんじゃない?
ということで近くで行われている八ヶ崎のさくらまつりへ。
当日になってもどこから交通規制されて、どこが会場かとても不案内なさくらまつり。
パイロンを立てて、その前で棒を振り回している全然楽しそうじゃなくて仏頂面のおじいさんが二人見えた。近づいていくと、「ペットはだめだからっ! (あれ、見な)」と棒で壁に貼り付けた紙を指す。
何様?
ひと言物申して差し上げたかったけれど、やめた。時間の無駄。
会場の案内図もないから、どこから会場なのかもわからないまま、わき道に反れて歩いてゆく。わき道から入れば、ペットの規制のことなどなにも知らずに入っていけてしまう。入っていってなにか言われるのはとても気分が悪いので入らないが、全く知らずにわき道から入っていく人たちも多いだろう。
八ヶ崎のさくらまつりは、桜並木の下ではなかった。
規制されているのだろうと思った桜の下の道は車がいつもどおり往来している。パセ&ポプと桜の下を歩いていくと、交差した道の一部が規制されている。そこが会場だった。犬さん連れの人が会場らしい道路へと入っていく。棒を持ったスタッフがひとり。こちらはさっきの人たちと違ってにこやかにしている。
桜のないさくらまつり。
屋台は桜のない場所に並んでいた。
中途半端だなぁ。これまでもこんなおまつりだったのかなぁ。
残念だけど、こんなおまつりではもう二度と来ないと思った。昨日の常盤平がどれだけ綿密に企画されているか気付かせるものになってしまっていた。
夫が屋台で買ってきてくれたケバブや唐揚げを持って、以前も桜の季節に見上げた公園に向かう。
見事な桜に囲まれている小さな公園。カメラを向けている人がひとり。ベンチで人と待ち合わせしている人がひとり。
わたしたちは公園の端のベンチに座った。(公園の写真撮ってなかった!)
と、そこにタクシーが一台増えた。公園の脇に一台停まっていたのだが、そこに並んでもう一台が停まったのだった。一台目はエンジンを切っていたのに、二台目のタクシーはエンジンをかけたまま降りて一台目のタクシーの運転手に大きな声で話しかけている。
「はっきし言ってさぁ、大迷惑なわけよ、毎年。あのさくらまつりってさ」
エンジン切れば、そんなに大きな声出さなくてもいいと思うのね。
排気がこちらに流れてくるのね。はっきり言って迷惑なのよ~(笑。
夫「今日のケバブの方がお肉が多かったね」
私「わたしは昨日のほうが多いと思った。お肉の変わりにトマトなのかと思ったもん」
ひとつをふたりで食べるとこういうことが起きるのかも。昨日は私のほうがお肉を多く食べ、今日は夫の口にたくさんのお肉が入ったらしい(笑。
パセ&ポプはケバブのパンの端と、外出時だけもらえるからあげに舌鼓を打つ。
あと1週間で13歳になる(自称5歳)のぱせりは、2時間歩いてもがんがんリードを引っ張って歩く。疲れを知らないらしい。階段も駆け上り、後ろから付いていく私たちを心配そうに振り返るくらい。
変形性脊椎症もあるから少しはおとなしくしたほうがいい気もするけれど、落ち着いてゆっくり歩くようになったらかえって心配しちゃうだろう。自称5歳を大声で言えるのも、まだまだ落ち着かない若いときと変わらない体力でいるからだしね。
さくらは、うれしいね。
みんなで幸せを感じながら、その花を見られるのが最高だね。
常盤平さくらまつりの会場から1本くらい道を入った公園で発見した恐竜たち。
朝のお花見ドライブでは準備中だったみたい。
大きな恐竜はごろんと転げていて、小さな恐竜たちはこそこそと集まってかわいく密談。パセ&ポプ、近くで会ったらどんな反応したのかなぁ。ちょっと試したかったかも(^^)
コメント