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冬ごもりキャンプ 01 枯れ葉積もるキャンプ地で

午前中たらたらと過ごしてしまい、気付くとお昼を過ぎていた。

これから出発したら、現地に到着する頃にはもう陰ってしまう。
途中で買出しすることも難しいかもしれない、とパセ&ポプの旅前の散歩をしながら話をする。

パセ&ポプの散歩は夫がしてくれるというので、少しでも時間短縮をするためにわたしは途中で家に帰ることになった。
ひとり家に帰ったわたしは、わたわたと冷蔵庫から野菜を取り出す。

大根、人参、白菜などをがんがん切り、シャトルシェフに放り込む。
持って行く食材の、白菜は一枚一枚はがし洗い、きのこ類、ねぎ、水菜などもすぐ使えるようにしてジップロックへ入れ、かちんこちんに凍った鶏肉とともにクーラーバッグに収めた

散歩から帰ってきたパセ&ポプの足を拭いて、シートベルト着用の乗車仕様にすると、ぽんぽんと車へ放り込む(^^)。

枯れ葉積もるキャンプ地へ時計はもうすでに13時半を過ぎていた。

ビールや食材を詰めたクーラーバッグ、熱いコーヒーとお湯を車に載せ、留守を頼む母にパセ&ポプがワンワンギャンギャンの挨拶をして、わたしたちも車に乗り込んだ。

14時には出発したい、という希望にはぎりぎりセーフで間に合った。

13時45分、D5は走り出した。
ナビは17時半頃に到着すると言っている。

「あれ、シェルのフレーム入れてきたかなぁ。」
また物騒なことをおっしゃる。
「まさか、タープのポール入っていないよな?」
わたしに聞かれても困るのですが…。
隣駅の前に車を停めて、ラダーを登っていき収納ケースの外から手で探って確かめる夫。
「フレームが曲がっているから、シェルのだと思う。」
間違いがあったときの共犯としてわたしも確かめることにした。
歩道をゆく人がちらちらとこちらを見あげる。
わたしもラダーをよじ登って確認。
最近は女子が肉食系なのよね、なんて思っているのかもしれない。最近の女子ではないけれど…ね(笑。

これでどちらかが間違えた、と不穏になることはないはず。

やっぱりカーサイドタープだけは必ず入れておこう。
そんなに余裕のある車ではないけれど…。

高速は車の数も多くなかった。1000円というのもみんな慣れてきたのだろうか。それとも年末年始で移動したからこの連休に出かける人は少ないのか。なんにしても快適な車の数で気持ちよく走ることができた。

高速道脇に杉かせ立ち並んでいる。ん?と目を留める。
もしかしたらもうオレンジ色に変わっていませんか。
そう思うともう鼻がむずむずしてきてしまう。目までも痒くなってしまう。
そうだった。忘れていたがもうすぐ花粉の季節がやってくる。

今のこの時期を過ぎると、マスクで顔を覆い、薬を手放せない悪夢のシーズンがやってくる。若葉と花が開花する穏やかな春は好きな季節だったのに…。

そういえばお昼を食べていなかった。
高速を降りて、コンビニで昼食を購入した。
ここは茨城だったのね、と地域限定のおにぎりを買った。

今日の宿泊地を横目で見ながら、いつもの食材調達スーパーへ向かう。
現地は車が数台停まっていたけれど帰り支度をしている様子だ。今夜は我が家だけかもしれない。

スーパーでパセ&ポプのためのお刺身やあれやこれやと買い込んで、キャンプ地にむかう。
まだかろうじて日は暮れていない。

枯れ葉積もるキャンプ地で2先ほど見えていた車はいなくなっていて、代わりに黒い車が一台停まっていた。少し前に設営を始めたらしい。ソロキャンパーだった。

夫はシェルを建てる。
わたしはテーブルなどの家具を組み立てる。

足元はかさかさの枯れ葉が幾重にも積もった絨毯。

ルームを吊るし、銀シートを敷き詰めた上にプロライト2枚、ドッグマット2枚、Zライト2枚を置き、フリースブランケットで覆う。そしてモンベルとスノーピークの3つのシュラフをつないで置き、その上にドイツ軍ブランケットを掛ける。サーマレストのピローを2つをパセ&ポプが暑くなって避難する場所として頭上に置く。ポプラが一人前にピローを使用するので、ポプラの分を含めて3つを通常の枕として並べて、寝室完成。(パセリはわたしたちの足元、シュラフの上に陣取ることが多い。)

18時過ぎ、お座敷仕様のシェルの中でどっかりと座り込むと、グラスにビールを注いだ。
ぷわぁっ、美味しっ♪
夕食の準備をしていると、夫は寝室に読書灯もつけてくれていた。

お座敷仕様の場合、足先がとにかく冷える。厚手の靴下(バックパッカー)を重ねた上にテントシューズも履く。

これまで何度も登場している芋っ子汁が今夜のメイン。里芋となめこと鶏肉とセリが重要な味の決め手。ぬるぬるしているから冷めにくいし、身体も温まる。
もう何十年も前にドイツで生まれたストーブの青い火は21世紀になっても綺麗に輝き、わたしたちを外側から温めてくれる。

白い息を吐きながら見上げる夜空の綺麗なこと。
虫も人も少ない冬のキャンプはやっぱり好きだなぁ。

友だちからメールが届いたので連絡をしてみた。
キャンプ中だと話すと、「大丈夫? この前片山右京さんが遭難したじゃないの!」と言われた。そんな大層なことをしていないよ、比べないでよ、と恥ずかしくなる。

シャトルシェフから芋っ子汁を少しよそって温まる。暗い中、里芋やなめこなどひとつひとつの味を舌で感じる。
マイナス4度になっていた。

本を読んでいたら日付が変わってた。

1泊目はソロキャンパーと我が家のみ。
そろそろパセ&ポプが好き勝手な場所で寝ているシュラフの隙間に潜り込もう。



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