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九州・四国 ぐるっと4221.4kmの旅 27 (菩提寺~千葉帰宅)

菩提寺旅の間の起床時間はほとんど5時半だった。
旅の最後の朝も5時半に目覚めて、6時に起き出した。
そして、これも恒例になった夫とパセ&ポプとの散策。今日もサービスエリアから出ていけたらしい。

菩提寺で朝食 夫、パセ&ポプが散歩に出ているその間に、わたしはパセ&ポプの朝ごはんを作る。
と言っても、昨日買ったねばねばサラダからあげられる野菜を選び出し、出汁巻き卵、牛肉、そして常備している野菜ジュース、チーズ、ヨーグルト、ササエキスを入れるだけ。
散歩から帰ってきたパセ&ポプにごはんをあげ、わたしたちも、買っておいたサンドウィッチ、調理パン、出汁巻き卵、茶碗蒸し、サラダで朝食を済ます。
夫は、出発前に、今日も一日がんばって走ってくれるD5の窓を丁寧に拭く。

北陸道へ8時前、陽射しが強く気温は15度になっていた。さぁ、最後のドライブに出発しよう。

名神はいろんなナンバーがいて楽しい。
なにわ、三重、京都、大阪、神戸、そしてうちの野田!

8時25分 名古屋方面ではなく北陸道へハンドルは切られた。
そう、最短ルートではなく、日本海沿いを通って行くコース。
どこ通ってもOK~っていうパセリはすっかりくつろいでおなかを出してヘソ天。

敦賀トンネル 9時 敦賀トンネルを抜ける。

高速道路ドライブに楽しさを求めちゃいけないだろうけれど、もう何度も通ってしまっている東名も中央道も面白くない。

北陸道も中央道もどちらもおもしろくないだろうパセリは、まだまだヘソ天。

尼御前SAから出る10時 尼御前SA に到着した。
ナビで見ると海が近い。
外に出られたら、海をちらっと眺めて行こう、と車を降りて見に行く。
ここ尼御前SAは徒歩約1分ほどで、加賀海岸国定公園の景勝地の一つ「尼御前岬」に行けるというのが売りらしい。
しかしそんなことを露ほども知らないわたしたちは、みんなでただ海を探して散策に出た。
この出入口を利用する人は従業員くらいだろうか。とても一般向けとは思えないほど、出入り口は枯葉や枯れ枝などが散乱したままになっていた。

尼御前SAから海へ尼御前SAの外少し歩くと海へと続く道沿いに出て、その道にはまるでそこだけ別世界という雰囲気の洒落たガーデン&レストランがあった。 ちょっと興味をそそられてちらちら眺めながら脇を歩いていると庭木の手入れをしているご主人らしい人が声をかけてくれた。
「散歩にはいい陽気ですね」
テラス席でもあって時間に余裕があればパセ&ポプとお茶でもしたいところだったけれど、それほどのんびりはしていられない。

車を降りたときは暖かかったけれど、海に近づくにつれて温度が下がってきた。 海産物でも売っているお店はないかと探したけれど1軒だけしかなかった。かえりに寄って行くことにして、人気のない道をとことこと歩いてゆく。
海につきあたり、寒い寒いといいながら風に吹かれて日本海を眺めていると右手前方に岬が見えた。ここではじめて、加賀海岸国定公園の景勝地の一つ「尼御前岬」へも行けるということを知った。でも、わたしたちのいる場所からは離れていたし、行ってみて「犬NG」なんていうのもイヤなので遠くから景色のひとつとして眺めた。SAから徒歩1分っていうことは、近道があるのかもしれない。犬連れに関しては未確認だけれど、犬連れで訪れている人はいるようす。

それにしても各SAもこんな風に人の出入りが自由だったら、もっと楽しい旅が出来そうだ。だいたい人だけの出入だけではなく、高速が無料になってインターがたくさんあれば、渋滞も減り、車で各地に簡単に入れるようになり、地元は潤うようになるんじゃないかと思う。

行きに見かけた水産物を売っているらしいお店に寄る。パセ&ポプがいるので、夫と交替で嬉々として入って行ったが、GWが終わって開店休業状態なのか、目ぼしいものはなく、お店の人もいなくて、残念ながら手ぶらで出ることになった。

尼御前SAからまた走り出す尼御前SAに戻り、水産物が買えなかった分、売店でパセ&ポプのおやつに「でべそ焼き」を購入する。

ガソリンも補給。

パセリは走り出すとすぐにヘソ天。

高速道路を走っていて楽しいことのひとつは、このヘソ天姿…はもちろんだけど、珍しい車を見かけることかもしれない。

懐かしいフェアレディZ

このときも、後方から懐かしいフェアレディZが二台、近づいてきて追い越して行った。
最近は大勢でオフをやっていてぞろぞろと同じ車が続く光景を見かけるけれど、こじんまりと二台で走る様子は慎ましやかでほほえましく、にんまりしてしまう。

雪山!

11時半過ぎ、富山市に入った。
うっすら霞んだ中に、月岳、薬師岳かと思う山々が、白く雪をかぶった姿を見せた。

さすが高速道路。
見える景色が飛ぶように変わってゆく。

しばし南国っぽいところにいたので、 雪山に感嘆の声をあげながら、よく撮れもしないのにカメラを向けた。

やっぱりうまく撮れていなかった。それでも、この画像を見ればそのときの気分が思いだせる。写真は、わたしにとっては記憶を呼び起こすひとつの材料。

有磯海S.Aでお弁当有磯海S.Aでお弁当を食べる お昼を30分ほど過ぎて有磯海SAに入った。

レストランも覗いてみたけれど、売店で紅ズワイガニ寿司と焼き鯖寿司を購入。やっぱりパセ&ポプといる方がいい。
車に戻ってパセ&ポプと昼食にする。パセ&ポプには、旅のスペシャルなお楽しみとして、各地でいろんなものをあげている。普段はそんなにもらえないとわかっているけれど、旅やドライブのときはおすそ分けをもらえると知っているので、売店などから戻ってくるのをきらきらした目で待っている。
だから、高速長距離ドライブのときは特にSAに置いてあるものの充実を願ってしまう。たいていあるのは、スナック菓子やお饅頭などのおみやげの類。たとえば、道の駅のように美味しいおにぎりとか、地元の珍しいお惣菜とかもあったらいいのに。SAになくてもいい、裏にでも道の駅などがあって出入り出来たらいいのになぁ。そういえば、どこだったかのSAでは犬用のおやつなんていうものが売られていて、母とともに出かけたとき母はそれをパセ&ポプに購入し、車の中で「わたしの許可を取りつつ(笑」パセ&ポプにあげていたことがある。あ、これを書いたからって、別に犬用のおかしを充実させてほしいわけではない。

有磯海S.Aの公園

最近は、SAの片隅にちょっと休憩するような公園らしきものも出来ていたりして、人だけではなく、犬連れの私たちにはとても助かるスペースもできている。ドッグランは好きじゃないので、別に放さなくてもいいからゆっくりできる場所があったら嬉しい。ここ、有磯海SAは、富山湾が一望できる展望台があった。ベンチ なども用意されていて、車旅に疲れた身体を伸ばして、体内の空気の入れ替えをするにはとてもいい場所だった。

パセ&ポプとともに、遠く日本海を眺め、手足背筋を伸ばす。
パセ&ポプは今日家に帰ることをわかっているのだろうか。
それともまだまだ続くと思っているのだろうか。

再び高速道に戻ると、久しぶりに見た習志野ナンバーの車が、追越車線をふっ飛ばし、26本トンネルが続く1本目に消えて行った。キャンプやくるま旅をするような車でもなく、そんな雰囲気でもない。昨日の晩にでも出発して高速一周ドライブでもしているような感じだった。
我が家もわざわざ日本海側からぐるっとまわっている。似たもの同士かもしれない。

親不知上信越道へ 新潟に入った。
右手に、おそらく朝日岳、白馬岳と思う山々が白く連なっている。左手は、もちろんまだ日本海。
親不知子不知トンネルを抜ける。よく国道8号線で通っている場所だ。

糸魚川を渡る。雨飾山も、妙高も、戸隠山もみんなまだ雪を載せている。

太郎山トンネル

いくつも抜けたトンネルの中の待避所に、車が停まっていた。左前が傾いているように見える。バーストしたらしい。道路上に、布切れのようになったタイヤ片が落ちていた。

ある場所から取引先の会社の車が現れて、何を急いでいるのか飛ばしていた。追いかけるのはつかまりそうなので止めておく。GWも終わっている今日、仕事で急いでいたのだろうか。事故のないように気をつけて! 後姿に手を振った。

我が家のデリカD5、ここで走行距離30000kmになった。
丸2年で3万キロということは1年約1.5万キロということね。まだまだだわ~(謎。
しかし、毎年変化・新化(進化と言っていいのかわからない)しているD5、今年はなんと言ってもラダーを着けたことで快適な旅が出来た。
2年前のGW旅はD5は生まれたままの姿で、わたしたちもおっかなびっくりのくるま旅だったっけ。
去年のGW旅はずっと車中泊の旅だった。そして、これまでの経験から今年のGW旅はずいぶん余裕が出来て快適な旅へと変わった。そんなことを反芻していると、ますます今年の旅がもうすぐ終わってしまうことがとても淋しく感じてしまう。

東部湯の丸S.A.

東部湯の丸SAに入って、ガソリンの補給をした。

ついでにソフトクリーム・スペシャルで、わたしたちも補給(^.^)

九州・四国から走ってくると、いつも見える山がとても懐かしい。
もう少しで、旅が終わってしまうという淋しさもある。

まだここなら旅は続けられるなどとゆらゆら揺れるけれど…。

料金所通過

パセ&ポプがぐっすり寝ているうちに、関越から外環に入り、東京都に戻ってきてしまった。

なぜかバーストしている車が2台、
バーストではなくパンクしている車も1台見かけた。
バーストしやすい日なんてあるのだろうか???

高速を降りて

外環なんてこれまでの長距離ドライブから考えれば、あってもなくても変わらないほどの距離。
あっという間に高速を降りる三郷南に着いてしまった。

17時30分、三郷南で降りて、さっそく渋滞の仲間に入れられてしまう。

松戸

たくさんの大小さまざまな川を渡ってきて、
眺めた江戸川は出かけたときよりも大きく見えた。

もう、ホームタウン。

段々現実に戻ってゆく。

2009年5月9日のルート2009年5月9日のおよそのルート。

走行距離4221.4km

15日前、出発した場所に、
抱えきれないほどの楽しい思い出をいっぱい積み込んで、
無事帰ってくることができた。

* * * * *

2009年4月25日から5月9日のルート
千葉から九州・四国、そして高速でぐるっと新潟をまわった
4221.4kmの旅
たった15日間だったけれど、充実した毎日だった。
なによりなにより、パセ&ポプがずっと元気でいてくれたことに感謝する。
そして、パセ&ポプとわたしが快適に過ごせるように
気を配って旅を続けてくれた夫のおかげでもある。
ありがとう。
最後に、
旅の間、見守ってくれていた方々、
長々と続く私的な旅記録を読んでくれた皆様
ほんとうにありがとうございましたm(__)m


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