1997年からのお出かけレポです。時代により制作方法が違いお見苦しい、読みにくい箇所が多々あると思います。できる限り現代版に合わせるよう作業していますが、過去に頂いたコメント等が消えてしまうこともあります。ご容赦いただけたら幸いです。

九州・四国 ぐるっと4221.4kmの旅 04 (伊万里~久住高原)

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伊万里の朝伊万里の朝のお散歩は気持ちがいい。大きく深呼吸をすると身体の中の空気が総入れ換えされる気がする。そろそろ千葉や東京の空気は身体の中から消えたかな。
今日は伊万里駅も訪ねてみた。
平日の7時。通勤通学時間帯だと思うのに、とても静かでしーんとしている。地方から東京に出てきた人が、東京の人込みを見て「今日はお祭り?」と言った話を聞いたことがある。わたしは「今日はお休み?」と思ってしまった。


パセリポプラ10時過ぎにお世話になった伊万里のおうちを出発する。
まずは伊万里の道の駅で「あおさ」を購入した。パセ&ポプのごはんに入れるのに好都合なので旅行中のお伴にする。

小城市に入ると、小城羊羹の看板が目に付く。佐賀名物の羊羹らしい。塩の道ならぬ「シュガーロード」という長崎から小倉を結ぶ長崎街道がある。その街道が佐賀を通っていたことから、佐賀でも貴重な砂糖を手に入れてお菓子文化が開かれたそうだ。

佐賀市はずっと街中で景色もおもしろくないので、210号から442号に変更する。

気になっていたパセリの咳は、ぴたりと止まっている。胸に刺さっていた棘がとれた。

大川市、黒木大藤まつりお昼過ぎ、筑後川を渡り大川市に入ると、ナビにひび割れのような水路がいっぱい現れた。大川市は家具の街で、次に出てきた八女市はお仏壇の街らしい。この水路はそういう家具などとなにか意味があるのだろうか。

黒木大藤まつりという立て看板があちこちに立っている。
ふと窓から外を見ると、そのお祭り会場の脇を車で通り過ぎるところだった。
樹齢600余年の国指定天然記念物「黒木大藤」らしい。今年は花の開花が例年よりも10日ほど早く満開になって、ちらっと通りすがりで見たときが見頃だったよう。瞬間だったけれど、その姿を見られたのはラッキーだったのかも。

日向神ダム今日のお昼は夫ししたろの希望でホットモットのお弁当。はじめてのホットモット体験。
街を抜けたところに、ナビ上でダム発見。県営ダムとしては現在最も規模が大きい日向神ダムだった。ダムの上はクランクになっていて、まるで壁のよう。先に道があるのかわからないようになっていた。小さな車じゃないと通れない。
自動車教習所のクランクに壁がついたようなクランクを抜け、ダム湖を渡る赤い橋の入り口の脇に車を停めて、食事にする。川を挟む山の肌がざくっと切られたように岩がむき出しになっている。遠くから眺めても、かなりスケールが大きい。看板も案内もないから、名所でもなんでもないのだろうけれど…。と思ったら、日向神峡という名勝で火山岩の一種安山岩から成る険しい峡谷だった。
日向神湖そんなことはなにも知らずに、食事を終えて、パセ&ポプと紅い橋の上をのんびり散歩をする。

この後、ショートカットしようとしたら、なぜか旧道に入ってしまいクネクネの峠道。本当にショートカットできる竹原トンネルの上を走ってしまい、峠越えに。

鯛生金山「鯛生スポーツセンター カメルーンキャンプ」という大きな看板が出てきた。
一瞬なんのことか理解できなかったけれど、日韓ワールドカップでカメルーンが合宿で使用したグラウンドがある場所だ、と思い出した。サッカーには興味がないけれどこのニュースは覚えがあった。しかし、こんなアクセスも悪い奥地で?と現場に来て不思議に思うようなところだった。
しばらくすると、鯛生金山が現れる。明治時代、通りがかりの行商人が拾った石から金鉱山とわかり、佐渡金山を上回る産出量を誇ったこともあるそうだ。今は閉山され現在はその一部を地底博物館、道の駅になっている。
ここ鯛生金山も次に現れた小国道の駅も素通り。

442号線から11号線に入って瀬の本高原に入った。なだらかな高原が広がり、緑の草原の中を気持ち良さそうに快走する車の姿が見える。

車の脇から広がる草原は想像以上に広大だった。
その中に焼け朽ちた真っ黒な木の残骸を見かけて、ぞっとした。いったい何ごとか、と。
そういえば、この草原は野焼きをすることで青々とした草が再び育つのだと、本で読んでいたことを思いだした。GW前に野焼きをするのだった。この景色も人の手が担っているものだということもまた思い出された。

ナビにキャンプ場マークを見つけた。こんなところにこんなキャンプ場があるよ、と言うと、なにか惹かれるものがあったのか、ししたろもそこを見て見たいとハンドルを向けた。そのキャンプ場マークのそばには他のキャンプ場も複数あるのに、なぜかそこだけに惹かれたわたしたち。
木々のアーチを抜け、立派な門構えのその場所に入っていくと、管理棟になっているこれまた立派な建物の前で畑仕事をしていた奥さんが対応してくれた。
サイトを拝見させてもらう。あまりにも広大で、くらくらしてしまうような景色。やまなみハイウェイを走る車がミニカーのように見え、その奥には阿蘇が望める。夢にまで見たようなキャンプサイトだった。しかし、今日は車中泊(P泊)の予定で食材も用意していないし、すでに15時を過ぎていた。買い物をして戻るとどんなに早くても17時を過ぎてしまいそう。それに、他にも一箇所候補地があったので、そちらも見たかった。
見晴らし抜群のキャンプ場をあとにして、もうひとつの候補地「久住高原オートビレッジ」に向かう。

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