1997年からのお出かけレポです。時代により制作方法が違いお見苦しい、読みにくい箇所が多々あると思います。できる限り現代版に合わせるよう作業していますが、過去に頂いたコメント等が消えてしまうこともあります。ご容赦いただけたら幸いです。

阿武隈山系ふらふら旅 04

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モリアオガエルが生息するという沼があるというので、行ってみることにした。
しかし、行けども行けどもなかなか出てこない。ほんとにあるのか?と疑いたくなるほど走ったとき、やっと「この先180m」と書かれた看板が出てきた。10台ほど車が駐められるスペースがあり、奥には軽の4駆が一台駐まっていた。
ここでパセ&ポプも降りて一緒に歩いてゆく。もちろん、ミントをしゅぱしゅぱ。
朝の山とは違ってなだらかな坂なので、トレイルランだ!とわたしたちを引っ張って走り出す。ぜーぜーっ。なだらかでもムリ…。

パセリは笹の草むらになにかの気配を感じるらしく、ぴーぴー言いながら覗き込む。いったい何がいるんだろう。

また銀竜草を見つけた。さっきのとは違って、ここのはイメージどおりのもの。車に載せてある本でも調べたし、間違いない。今回は銀竜草に縁があるようだ。でも、トレイルラン中だったので(笑、じっくり写真を撮れなかった。



突き当たりは沼。周囲100メートルほどの小さな不思議な世界が現れた。
作業着のような格好のおじさんがひとり、沼のほとりに佇んでいる。
朝から夕方までここに来て、番をしているらしい。小さな小屋もあった。どうやら町から依託されているらしい。調査のため、と訪問者の住所と名前を記入するように言われた。本日の訪問者はわたしたちだけ。昨日は3組ほどいたようだ。一昨日も2-3組。
おじさんは町で雇用されているのだろうか? だとしたら、この町はよほど裕福なのだろう。

モリアオガエルの卵は想像とはまったく違って、直径10-20cmくらいの泡が木のあちこちにくっついている。泡の中でカエルになるのかと一瞬思ったけれど違うのね(^^ゞ おたまじゃくしのときに下の沼に落ちるそうだ。

卵の泡の大きさは、大きいものは一度目ではなく何度も産みつけられているもので、一度目のものは小さいのだ、とおじさんが教えてくれた。
しばらくすると、この静かな沼はカエルの鳴き声でにぎやかになるのだろうか。

来た道を戻る。



車に乗る前にまたパセ&ポプのチェックをする。
パセリの虫刺されの赤みはおさまってきていたけれど、ポプラのチェックをしていたししたろさんが「あ、ポプラも赤くなっている」と言う。それってさっきも刺されていたんじゃないの~??? ポプラの場合は目立たなかったのかもしれない。

ポプラのおなかをチェックしてみる。パセリよりも赤味が大きく強い。時間が経過しているから???
薬を塗る。

ダニはミントが効いているのか、噛み付いてはいない。ただ、歩いているダニはいた。わたしの帽子のつばを歩いてもいた。
ミントを使い始めてからは、姿を見かけることはあっても噛み付いているダニは見たことがない。
ただ、今回のパセ&ポプのお腹を狙った虫(たぶん)には効かなかった。残念。

さて、そろそろお魚を買いに行かないと…。
とか言いつつ、ローカル線に郷愁を感じ、滝があるという看板を見つけては立ち寄り、なかなか魚屋さんにはたどり着かない。まぁ、まだ山の中なんだけど…。

ぐんぐんぐんぐん山を降りて、町をいくつも越えて、街へ。端折る端折る(笑。
なぜなら…。
その間、わたしはこっくりこっくり。目覚めたときには、もう現世に戻ってきてしまっていたから(^^ゞ。

6号線沿いにある海産物店のカツオはとても美味しい。ここのところ何度も寄りたくて、寄るつもりでいたのに、なにを間違えてしまうのか、いつももう少し東京よりに出てしまっていた。仕方なく那珂近くのおさかなセンターに寄るのだけど、そこの魚もサービスもこことは雲泥の差。
やっとまた来られた!
と思ったら、お店が改装されていて、また違うところにきてしまったのかと慌ててしまった。
無事カツオ一本を買い(3枚におろしてもらったけど)、シラス、塩漬け筋子、一年にいっぺんくらいしか出ないという極上ウニ等を買い込んで、クーラーバッグに入れる。ここは頼まなくても氷を入れてそれぞれ包んでくれる。

さあ、目的のお魚も買えたし、あとは一路家へ向かうだけ。

眠気に襲われたししたろさん、SAでししたろが3列目で仮眠。やっぱりこういうときデリカにして良かった、と心から思う。
ゆっくり休憩をして、再出発。
高速に乗った頃から雨が降ってきた。よかった(^^)v

今回の林道は前回と違って穏やかで綺麗でとても気に入った。こういうところならどんどん行きたいなぁ(笑。

— fin —

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