1997年からのお出かけレポです。時代により制作方法が違いお見苦しい、読みにくい箇所が多々あると思います。できる限り現代版に合わせるよう作業していますが、過去に頂いたコメント等が消えてしまうこともあります。ご容赦いただけたら幸いです。

那珂川~久慈川 再発見&探検の旅 03

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パセリがししたろの膝の下に潜り込んでから、ししたろさんは運転席と助手席を使ってほぼ仮眠状態(仮死状態じゃない)になっていた。
なので、まだ暗いうちに起き出した。

外に出るとまとわる空気が冷たい。暖冬とは言え、冷えるところはやっぱり冷える!?ふと見れば、ルーフボックスが真っ白に凍っている。まるでスイーツの粉砂糖パウダーがかかっているみたい。

なにも撤収するものはない。シュラフを大きな収納袋にわさっと入れて、サーマレストもルーズに空気を抜いて、フリースブランケットを畳んで、椅子を戻して、助手席に置いていたパドラーズトートをラゲッジスペースに移した。

ルーフボックスに入れておいたクーラーバッグの中はきんきんに冷えていた。

ししたろさんが朝風呂でも入ろうかな、なんて言うので昨日の道の駅にまた向かう。

朝日を背後から受けて、車の影が道にできた。どうでもいいことなんだけど、こんなに真正面にきれいに出来るのも珍しいから…。でも、写真でははっきりわからなかったわ(^^ゞ

馬頭に入ると-5度。30分ほど走った標高190Mで日が当たる場所で、なんと-6.5度。冷えている。

道の駅Dは車が何台も停まっていた。さっきの道の駅とは大違い。繁盛しているのね、と思っていた。
しかし、様子を見ていると、この停車している車のドライバーたちは、道の駅に用がある人たちばかりではない模様。ここで仲間と落ち合い、車を停めて、仲間の車に乗ってどこかへ出かける人たちがいるようだ。ゴルフとかね。

飲み物を道の駅で買ってきて朝食にする。
昨日食べきれなかったいくら寿司などをクーラーバッグから取り出して食べる。クーラーバッグはチルドより冷えていた状態。冷えすぎだった(笑)。
パセ&ポプは、食べてすぐ走ると戻しちゃうから何回かに分けてごはん。
丁度NHKの連ドラが始まる時間になった。「芋たこなんきん」を流す。が、うちの車の前に停まっていた軽自動車の方を見てしまった。正確に書くと、軽自動車の様子を見る人たちの表情観察、つまりマンウオッチングしていた。
ししたろが飲み物を買いに行くとき見たことを驚いて報告してくれたのだけど、その軽自動車の傍を通る人たちの驚く表情がテレビなんかより数倍面白い。
その軽自動車は地元のナンバーではなく、わたしたちが到着したときには、エンジンをかけたまま停まっていて、乗っている人の姿は見えなかった。トイレか、なにかを買いに行っているだけだろうと思っていたのだけど、なかなか戻ってこない。それもそのはず、ししたろがその車の中に見たものは、車の中で男女がしっかりと抱き合って寝ている様子だった。どうやったら運転席と助手席でしっかり抱き合えるのか、想像たくましくしてみたけれど難しそうで、わたしには理解できなかったけれど…あとでよくよく考えれば「軽」というところがポイントなのかもしれない^_^;
そういえば、さっき女性がその軽の隣に停めようとして近づいてきたのに、くるっと転回して場所を変えたのはそういうわけだったのね。どうしたのだろう?と軽く不思議に思っていたことが解明された。
普通のセダンに乗ってやってき来たビジネスマン風の男の人は、近づくとぎょっとしていったん目をそらしたけれど、すぐまた確認のためにじっと見ていた。車から降りて背広を羽織ながらも目線はちらちら車の中に向かっている。
軽トラで軽快に乗り付けた長靴履きで作業着姿のおじさんは、やっぱりいったんあわてて目をそらすんだけど、それからはもうちらちら、ちらちら。わざわざ車の傍を通る遠回りコースでトイレに行き、帰りもわざわざ車の中を覗き込んで行く。
あわててハンドルを切った人もいた。
もしかしてこれはどこかに隠しカメラがあってどっきりでも撮影しているのでは?と思ったほど。
わたしたちがマンウオッチングして、こらえきれずに爆笑していた姿もどこかから撮られているかも!?(笑)。

そんな「どっきり」を堪能してしまったので、お風呂には入らず、出発することになった。今日もいつも素通りするところや、今まで通っていなかった道を探検にGO!

パセ&ポプと遊べるかもしれない、とししたろが目星をつけていた奥久慈いこいの森に行ってみる。平日のせいか誰もいない。駐車場に車を停めてパセ&ポプを残して芝生の広場を偵察すると、「ペット禁止」の立て札が!
そんなところに用はないわ。というわけで、さっさと出る。たしかに、まるで素敵なドッグランのような広場。遊ばせたいと思う飼い主は多いだろう。そして、きっと問題が出たのだろう。残念。

通学時間なのだろう、自転車に乗った中学生を多く見かけた。その自転車はナンバープレートがついている。自転車のナンバープレートは始めて見た。川を渡って橋の端で友達と待ち合わせをしている姿もある。毎日川と山の景色を見ながら通学しているってどんな感じなのだろう。毎日毎日地下鉄の真っ暗な窓を眺めて時間を過ごしたのとは随分と違うんだろうなぁ。

パセ&ポプもおいしい空気をいっぱい吸って、春が近づいている山々のパワーを吸収。


途中の林道には雪が残っていた。

パセ&ポプと遊べるところはないか。里美牧場内のプラトーさとみに向かう。ナビと地図で探して前方上方に風力発電の風車が見えた。
キャビンなどもあり、となりにはキャンプ場もある。しかし、さすが公営、キャンプ場へのペット連れは禁止だそうだ。

展望のいい場所に行ってコーヒーを淹れて買ってきたパンも頬張る。パセ&ポプもごはん。今回は、ベビー用鶏釜飯(葱が入っていないのよ)と卵おかゆ、乾燥鶏肉、乾燥小松菜、おろしりんご。


平日だからか閑散としているのでパセ&ポプと遊べるかと思ったら、遊んだまま放置した落し物があちこちにあって、パセ&ポプはやっぱり遊べなかった。



展望台からは阿武隈山系や那須連邦らしい山々が眺められる。

風が強くてパセ&ポプのひげも耳もひらひら~。

牧場内にあるため、風向きによっては芳しい臭いが漂ってくる。
この牧場では大河ドラマ『義経』とか『トリック』のロケが行われたそうだ。『義経』も『トリック』も観ていないからなんの感慨もわかないけれど^_^;

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