少し雲が厚いけれど、雨は降っていない。
6時には、ポプラは夫と前のプライベートビーチで散歩。
ポプラはノーリードにしても遠くへ行かないし、呼べばすぐに戻って来る。
パセリはどこまでもどこまでもマイペースで走って行ったなぁ。
呼んでも、「なに?」って振り向いてまた自分で満足するところまで走って行った。あの頃は私たちも若かったから追いかけられたけど…(笑)
今は、いつもそばにいてくれる。
ごはんを食べて、今日は能登島を目指す。
車中泊旅のように走り回るのはやめようね、って言っていたのに行っていないところは踏んでおきたい哀しい性の私たち。パセ&ポプがまた長距離ドライブも連日ドライブも平気でいてくれるので、出掛けてしまう。
途中、また釣り餌を買う夫。
ドライブ中にどこかで釣る目論見らしい(聞いてないよ^^ㆀ)。
橋を渡って能登島へと入る。
のとじま臨界水族館が現れた。
トイレと、パセ&ポプの休憩でお邪魔して、去る。
静かな湾で「ちょっと竿を出してみるよ」と言う夫。
パセ&ポプとわたしは散歩する。
が、散歩もほとんで出来ないくらいの時間で竿をしまった夫。
七尾の市街でガソリンを入れ、今日のもうひととつの夫の目的だった七尾の食祭市場へ向かう。
しかし、無情にも「本日休業」の看板が…。
ガソリンを入れたところに大きなスーパーがあった。
車はくるっと舞い戻る。
街灯に「Monterey Jazz Festival」という旗が翻っている。
なぜここで?
カリフォルニアのモントレー・ジャズフェスティバルよね?
と調べたらモントレー市と七尾市和倉温泉観光協会がジャズを通しての友好を目的にモントレー ジャズ フェスティバル イン 能登というものをはじめたらしい。
モントレー、懐かしいなぁ。モントレーも半島だった。そしてカーメルという美しい街があった。ジョー・サンプルのカーメルというアルバムが脳内に流れて来た。
能登でのお気に入りスーパーになった「どんたく」で買い物をしてその敷地から出ると、目の前に興味を魅かれるお寺の姿。
七不思議の寺小鳩山妙観寺だった。
13時30分を過ぎている。おなかが空いた。
スーパーの能登情報誌で見たらしい製麺工場で食べられる釜揚げうどんを食べに行こうと向かった。
工場内の一角に食事出来るスペースが設けられている。
自動販売の食券を買うシステムらしいが、お金を入れても出て来てしまった。
お店の方に伺うと、「電気抜いちゃったから…」とまた電源を入れてくれた。
お薦めらしい釜玉うどんの食券を二枚渡すと、もう釜揚げは終わっちゃったから、普通のうどんでいいですか?と。
要領を得ないけれど言われるまま、待った。
ふと見れば、営業時間は13時までと書いてあった。
30分以上も遅れて入った私たちにイヤな顔もせず、申し訳なさそうに問いかけてくれていた。
申し訳ないのはわたしたち。
普通のおうどんでは、その釜揚げの美味しさは味わえなかったけれど、人柄がとてもとても素晴らしかった。
外は土砂降りになっていた。
待たせていたパセ&ポプに「ごめんね〜」と言って、雨の中を走り出す。
のと七尾線沿いに走っていると、古美術・骨董などというお店がぽつんとあり、しかもそこに数人が並ぶように集まっている。
通り過ぎた車はUターン。
しかし、ただ身内か知り合いの人たちが集まっていただけらしく、中に入ると息が出来ないほどのタバコの煙。
そそくさとでてきました。
能登の家は、立派なものが多い気がする。
ダムのために余儀なく移転する事になり立派な家々が立ち並ぶとか、そんな各地で見た風景が甦る。でも能登の場合はまた違う気がするけれど…。どうなのかしら?
祭り会館にちょっと興味を持ったので行ってみたが、暗い正面玄関の様子にUターン。
また昨日と同じように山の中を走り、能登のわが家へ。
しかし、夫はまだ釣りを諦められないらしく、能登のわが家を横目に近くの漁港まで車を走らせ下見。
パセ&ポプと私を能登のわが家に降ろすと、釣り道具を載せた車でそそくさと出て行った。
しばらくすると消えていた。
そして、ふと見ると目の前の浜を竿を持って歩いていた。
今日で3日目の夕日。毎日こんな夕日が見られるってなんて幸せなことなのだろう。
昨日生きていた海老、頭はお鍋のお出汁に。
野菜鍋の素というものがあったので使ってみる。
母が持たせてくれたとうもろこしは、パセ&ポプのごはんと、私たちのサラダに。
そして今夜は早くにダウンしたわたし^^ㆀ
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