快晴で、空が青い。
地面が白いからまたその青さがまぶしいほど。
この白い世界はすでに春の準備中で木々の先はもう芽が膨らんで色づいている。
遠くから見ると枝先がほんのり赤かったりする。
近くでは見えないこと、気付かないこともたくさんあるってことを教えてくれる。
青い空の下、木々のアーチで囲まれた白い道が続く。
誰かが通ったあとを歩くのは容易いことなのよね。
遠くからモーターの音が聞こえてきた。
近づいてくる。スノーモービルが5台ほど一群になってやってきた。
静寂な世界は一瞬にして都会の喧騒という雰囲気になり、通り過ぎていたあとは都会以上にひどい臭いを残された。
楽しい遊びではあると思う。通ったあとは歩きやすくなるから、悪いことばかりでもない。でも、でも、できれば棲み分けをして欲しい。時間隊とか曜日とか…。あ、まずは臭わないものにして欲しい。
道を避けて行き過ぎるのを待っているとき、手を上げて挨拶してくれた人もいたけれど、どけどけという感じの人もいた。
川や湖でカヌーとモーター付きのものとのトラブルがあったらしいけれど、ここでもそういう問題が起きそうな気がしてしまう。
林道からはずれて膝までのラッセルをして遠くの山々を眺める。
自分の力で道を作って、一歩一歩進んでいくのは大変。
振り返ったときの足跡は凸凹でじたばたした跡でもあるけれど、今いる自分の証。ま、こんなものでしょ(苦笑7。
ラッセルすると跳ね上げた雪がうしろからぽこぽこ当たる。
右のスノーシューが左のスノーシューを踏んでこけることもある。
ストックは本気で付いたら、深みにはまる。
あ、やっとその時がやってまいりましたよ!!!
ほほほっ。やっとこの時が来たんです。
写真を撮っていたししたろさん、向きを変えたときに雪の中に見事にはまってくれました。
わたしも本性を見せて、カメラを構えてこの艶姿を撮りまくり(^^)v
もちろん、撮影を終えてから手を差し出しましたが、丁寧に拒絶されました。わたしの手をつかんだらきっとわたしが倒れこんで二重災難になってしまうからでしょうけど(笑。
まるでパセ&ポプが戯れたような足跡?
ここで、立ち止まって辺りを見回して、またととって歩いて、見回して…。
ほんとにパセ&ポプを連れてきたらどんな足跡をつけるのか、見てみたい。
ポプラが上がれなかった展望台に向かう。雪で埋もれて向こう側が見えないから今日だったらとことこ昇っただろう。
スノーシューを履いたまま階段を登って、日焼け止めを再度塗った。
カフェラテを飲んで、残っていたパンをほおばる。おなか空くのよね^_^;
またわたしがラッセル。
ほぼししたろさんがラッセルしているんだけど、なぜかわたしは追いかけるのに必死で写真を撮っていなかったらしい。帰ってきて写真を見たら一生懸命にラッセルしているわたしの姿ばかりだった。
そして、こんなおちゃらけた姿のししたろさんばかりが残されている。
ゴーストタウンになっている別荘地。
つららが滝のようになっていた。
駐車場に近づくと遠くから犬の声が響いてきた。
猟犬だろうか、とちょっと構えてしまった。
駐車場は半分くらい埋めるように車が駐まっていて、周辺では子どもたちと雪遊びをしている人たちや、犬たちと戯れている人たちがいた。犬の声は黒ラブさんたちのようだった(ほっ。
ただ、スノーモービルがけたたましい音を立てて雪のない道路を進み、車を駐めている仲間たちのところに戻ってきた。
最後にひどい空気を吸ってしまったのはひどく残念だった。
車で移動して他のコースも行ってみようと思っていたので、装備をはずして車に乗り込んで走り出したら、車は移動しなくてもいいことが判明。走り出す前だったら良かったのだけど、走り出しちゃったから戻るのもなんだし、と今回のスノーシューイングはこれにて終了ということに(苦笑。
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