尚ちゃん&ししたろが戻ってきたので、早速舟を川へ。
急坂な上に狭いので、カヌーが斜めになり、パセ&ポプの入りこむ場所がほとんどない。パセリが船首(バウ)に飛び込んだら、ポプラが飛び込めなくて困ってしまっていた。
そこに「ポプラ、はやくのって! おいて行っちゃうよ」とししたろの声。あわてて飛び乗るポプラ。案の定、乗り込める場所がなくて身体半分がカヌーに入れず川にずり落ちた。
ちょうどわたしがポプラをライジャケで持ち上げようとしていたところだったので、ポプラを救出。足先だけが川に浸かった程度で済んだ。危機一髪(笑)。
カヌーは滑り台を降りるように斜めに川へと侵入した。

陸から見ていたときも水量が多く流れも速かった。その流れで川に出てもパドルをほとんど動かす必要がない。舟が上流を向こうが横を向こうが流されるまま。まるで葉っぱのようにゆらゆら浮かんでいた。
流れが速いといったって、比べているのは江戸川下流。下流は漕ぎあがれるほど流れがないから、ここは速いといっても流れが「ある」という程度のことだったりする。大きく蛇行するくらいで流芯にいれば何もしなくてもゴール地点近くまで行けそうなくらい。実際、画像見ても、誰もパドル持ってない(笑)
なにもすることがないので(笑)
ビール(発泡酒だけど…)を一本開ける。
おにぎりもたべる。


S: そんなにみつめないでよ。

おつそわけ~♪

そして、ときどき、漕ぐ。
今回は久々にセンターバッグを入れたので、パセ&ポプがその上でくつろいでいた。わたしもこのセンターバッグがあると昼寝にちょうどいい。パセ&ポプの間を枕にして横になる。
心地よい風、広がる空…
と、いうイメージが欲しいのだけど、暑い。
風はないし、空は白くてすがすがしくない。
汗が流れる。ぽたぽた落ちる。
マフラータオルを首にかけて、汗をぬぐう。
そんな中でカッコーが鳴く。
無理やり高原のイメージにさせようとしている誰かの陰謀なのか、はたまたカッコーの思いやりなのか、カッコーは暑い中でもよく鳴いてくれていた。

グライダーも飛んでいた。
暑そうな場所で、やっぱり暑そうにしているおじさんたちが、飛ばしていた。
水上ボートが涼しげな水しぶきをあげて上流からやってきた。
わたしたちは通り道を開けるために脇に少しよけて、波を横から受けないように水上ボートの方を向き、通り過ぎるのを待った。
わたしたちの目の前を通るとき、水上ボートは速度を下げ、右手を軽くあげて通っていった。
一瞬だけ、風が通った。気分的にすがすがしい風。
同じ場所を共有するもの同士に流れた風のようだった。
もちろん気分的なものなのですぐに暑さが戻ってきた。
新しい帽子は風が通らないからか、頭まで痛くなる。
しかも、待っているとき砂地だったので、素足にサンダルの足が砂だらけで気持ち悪い。
江戸川は濁っていても綺麗なのだと最近ずいぶん言われている。
鮎だっているんだって聞いている。
カワセミだっているんだもの。ちょっと足洗ってしまえ。と、カヌーから右足をぽちゃんと川に浸してみた。
ひゃーっ、冷たくて気持ちいい~♪
ちょっとだけ後ろめたいような、悪いことしているような気分もあったけど、左足もつけてみた。
どーせ帰ったら綺麗に洗うんだもの、汚くたっていいや。と開き直った気分でもあった。
昨日埼玉北部は大雨警報だか注意報が出ていた。その影響か水量が多い今日の江戸川。濁っているのもきっとそのせい。なんて、適当な言い訳もする。誰にするのか(笑)
漕ぐと風が起きる。少しだけ涼しくなる。が、動くから暑くなる。どうすればいいの?(笑)
うみ家のカヌーと結んで、ツインカヌーにして休憩。って、ずっと休憩だった気もするけど…。
サンドイッチを食べて、デザートにうみ家から冷凍缶みかんをいただいた。最近めっきり作らなくなってしまったけど、昔はずいぶんつくって食べていた冷凍缶みかん。懐かしい。いちごを凍らせたものも好きだったことも思い出した。半分凍ったところで食べないと、歯が立たなくなるからいちごの場合は結構気を使った。


と、パセリがうみ家のカヌーに飛び移った!
驚いたうみクンががうううっ。そりゃそうだよね。
隙を見てはうみ家のカヌーにお邪魔しようと企むパセリ。
となりのカヌーは青い…なのか。確かにうみ家のカヌーはきれいなグリーンである(笑)。
しかし、こんなときもポプラはぽーたんタイムなのねぇ…。
へっ?
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