1997年からのお出かけレポです。時代により制作方法が違いお見苦しい、読みにくい箇所が多々あると思います。できる限り現代版に合わせるよう作業していますが、過去に頂いたコメント等が消えてしまうこともあります。ご容赦いただけたら幸いです。

九州・四国 ぐるっと4221.4kmの旅 08 (久住・阿蘇)

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キャンプ場の朝朝は、ぐーんと冷えて4度になっていた。
6時過ぎにはお日様が山の上に顔を出し、冷えた空気がどんどん温まってゆく。

あさごはん朝はあおさ入りのおうどん。そして、チョリソ、ニラともやしといただいたシイタケを炒める。チョリソはお弁当と思っていたら、朝のうちに全部平らげてしまった。

あさごはんパセ&ポプごはんは、わたしたちと同じような具材で作る。やっぱり、空気のおいしいところで食べるごはんは、パセ&ポプもおいしいんだと思う。いつも以上にがつがつばくばく平らげてくれる。

コラプシブルは、大小使っていて、小はパセ&ポプのごはん用。大きい方は野菜を洗ったり、サラダボウルにしたり、蓋もついているので結構重宝する。

撤収このキャンプ場、この景色と離れがたい気持ちで、パセ&ポプと遊んだりしながら、のんびり撤収作業。

銀色に写っているカーテンは、カーサイドリビングでスライドドアを開け放しているときのための防虫用。旅している間にラインが落ちてきてしまっているけれど、この後直した。直してから撮れば良かったのにね(^^ゞ。
外からは中が見えにくく、中からは外が見えるというネット。今回の旅のためにつけてみた。昨日は虫もいなかったし、暑くもなかったので威力のほどはまだ不明。

あそんで、やすんで撤収完了今日もロングドライブに備えてくださいね、パセ&ポプ。
千葉から九州の長距離に比べたら、ロングでもないかな(苦笑。

10時半、撤収を完了し出発する。

管理棟で挨拶をしておしゃべりをしていたら、キャンプ場を出たのは11時になっていた。

GW後半がはじまる2日からは、お客さんもいっぱいになるそうだ。
宣伝も、広告も出さず、お客さんはリピーターの人たちばかりらしい。サイトがいっぱいだとどんな感じになるのかちょっと想像がつかないけれど、込んでいてもリピートする人たちがいるのね、きっと。

やまなみハイウェイ牛馬優先というやまなみハイウェイ。
今日も牧草地は山菜採りの人があちこちにいる。
さらっとした空気、穏やかな日差し。オープンなバイクは風のように道をなぞって行く。
目がまわる大きな農耕車が前に来た。ちょうど目線にくるタイヤを見ていると目が廻りそう。

阿蘇山は、阿蘇山というひとつの山があるわけではなく、中岳、根子岳、高岳からなるものの総称だった。どれが阿蘇山なのかなぁ、と昨日眺めていたが、全部阿蘇山でもあるけれど、その問いは的外れだったのね。
根子岳阿蘇山のひとつ根子岳が、変わっているのは名前だけでなく、その山容。普通の山が凸状になっているのとは違って、鋸状になっている。
名前の方は、神様に怒られてぎざぎざにされたその形が猫のようで、付けられた元の名前が「猫岳」だったという説があるらしい。伝説もいくつかあるらしい。旅人が根子岳で道に迷い、美しい女性が出迎えた宿に入ったところ、そこにいた娘から「ここでお風呂のお湯に浸かったり食事をすると猫になってしまうから、早く逃げて」と言われ、よくよく聞くとその娘は旅人から可愛がってもらった猫で、そのお礼だと言い旅人は逃がしてもらう。猫にしようとお湯を持って追いかけてくる美しい女性から、湯をかけられながらも旅人は逃げ切って家に帰ると、可愛がっていた猫は昨日から帰っていなくて、湯をかけられたところには猫の毛が生えていた、というお話。まんが日本昔ばなしでは「猫岳の猫」として収録されているとか。猫がいなくなったときは根子岳での集会に参加しているという話や、猫にまつわる話がいくつかあるらしい。

迷い道仙酔峡道路から右折して阿蘇パノラマラインに入った。
実際は、入ったつもりだった。
間違った道に入り込んで、どうにかパノラマラインに抜けられるかと進んでいたったら細い道から出てきた軽トラのおじいさんに、この先は行き止まりだから、曲がるのは向こっ、と今来た道を戻るように促された。行き止まりの案内つけて置いて欲しいわ。

Uターンして、無事パノラマラインに戻る。

青草繁れる

一応平日なのに車が多い。本格的なGW休日になったら大変なことになりそうだ。やまなみハイウェイと阿蘇パノラマラインはGW後半の休日になる前に通れるように予定を立てたのは正解だったようだ。

包囲されている感じずっとカルデラに囲まれた道。スペイン語で「鍋」とという意味の「カルデラ」。
阿蘇のカルデラは世界有数と言われているのがうなづけるほど、他のカルデラと規模が違う。南北25km、東西18kmのカルデラの中、走っている間ずっと 見えている阿蘇の外輪山は、カルデラができた時の噴出物でできているそうだ。過去(と言っても30万年~9万年前らしいが)4回の火砕流の噴出と、その後 の侵食で現在のカルデラが形成されたらしい。途方もない年月の流れの中に今いるんだ、とくらくらする。しかし、阿蘇カルデラが日本一かと思っていたら、屈 斜路カルデラが日本一だった。だいたい屈斜路湖のあるところがカルデラだなんて、何度か行っているけれど今の今までまるっきり知らなかった。わたしがカル デラと認識していたのは、類を呼ぶのか、どうも小さいものばかりのようだ。無知の極みを知って阿蘇のカルデラより大きく凹む。

ビーフとパセ&ポプお昼の時間になったからか、パセリはビーフから目を放さない。
目をらんらんと輝かせて遠くにいる牛を見つめている(笑。
ポプラは、パセリ以外の犬さんにも興味ないけれど、牛さんにも無関心だった。

青葉流れるししたろは若かりし頃、バイクで九州を走ったそうだ。
しかし、どこをどう走ったのか、まったく記憶にないらしい。
九州は、ひたすら雨だった。
それしか話を聞いたことがない。
もしそのとき天気がよかったら、もっと早くパセ&ポプと九州の旅をしていたかもしれないのになぁ。でも天気のことしかおぼえてなかったら、ダメか…。

合成パノラマ

草千里が浜の池鳥帽子岳中腹に広がる草原、草千里ヶ浜。
そしてその草千里が浜にふたつある池のひとつ。
梅雨時や雨が降った後に水が溜まって池になり、渇水のときには池は消滅するらしい。冬季は天然のスケート場になるそうだ。

展望用駐車スペースでは、ほたる石が売られていた。
硫黄のにおいがあたりに漂っている。
着色剤の塊のような(実際はどうかわからない)石がいっぱい。ビニールに入った粉末もあった。これが硫黄臭のもとというか硫黄。虫除けとかネズミ除けとかになるらしいけれど、人間も近づかないかも。
そういえば610ハップが自殺騒ぎで会社まで閉鎖に追い込まれてしまったそうだ。パセリの皮膚治療のときにも助かったものなのに、とても残念。自殺で販売自粛させるなんて、こんにゃくゼリー同様おかしいったらありゃしない。あれ? 610ハップはダメでこの硫黄の販売はいいの???

草千里が浜と阿蘇山ロープウェイのレストハウス少し車を走らせると、レストハウスがある駐車場があったので入ってゆく。しかし、入り口でみんなUターンしている。
無料駐車場かと思ったら、有料だったためみんなUターンするようだ。半分以上どころか、見ていた車はほとんどUターンしていた。かく言う我が家も真似してUターン。
だいたい、「犬の持ち込み禁止」なんて書かれているしね。
すばらしい緑の絨毯の中をパセ&ポプと散策、と描いていた草千里ヶ浜、一気にイメージダウン。帰ってきてから知ったけれど、無料の駐車場もあったらしい。ここだったら、パセ&ポプとも歩けたのかな。それとも草千里が浜が犬連れ禁止なの? やはり事前に調査して行かなくちゃ。行き当たりばったりの旅はこんなところがマイナスポイント。
※草千里が浜は犬の進入禁止のようです。

ヘリコプターでの観光に興味津々で、パセ&ポプとも乗れるかな~と言っていたししたろ。
ヘリ観光はこれまでの経験上「パス!」と言ったけれど、もしパセ&ポプと一緒に乗れたのなら楽しめたかな。

次に現れたのは阿蘇山頂へのロープウェー
レストラン、売店もあるけれど、こちらも有料駐車場で、車は駐まっていない。
駐車場脇に車やバイクを停めて、駐車場内にあるトイレだけを拝借しに行く人たちの姿を見かけた。売店を覗いてみようかとわたしひとりで入っていく。引き戸のドアを開けると、しーん。誰もいない。半分は食堂のようになっていて、半分はおみやげがおいてあるようなお店。二階から階段を降りてきたお店の人らしいおじさんが怪訝そうに「いらっしゃい」と言う。入っちゃ行けないところに入ってしまったようなバツの悪い感じ。思わず、くるっと向き直ってそのまま出てきてしまった。
観光客はずいぶんいるのに、店内も駐車場もがらがら。
草千里ヶ浜も阿蘇も、部外者進入禁止的な疎外感を持ってしまった。

南阿蘇村南阿蘇村 道路わきから見下ろした風景。まるでヘリコプターから眺めたかのような景色。
変な看板13時半頃、清和高森線(県道151号線)で高森に入った。

上差尾地区、不思議な看板

河内矢部線(141号線)に入る。山深くてもauはほぼ携帯がつながっている。

井無田高原キャンプ場と道の駅 清和文楽邑ナビですぐ近くのキャンプ場マークを見つけたので、ちょっと寄り道。
井無田高原のキャンプ場つるばみは、丹精に手入れが行き届いている静かなキャンプ場だった。

国道218号線に入って、道の駅 清和文楽邑に立ち寄る。
駐車スペースは小さくて、車中泊にはどうかな?という感じ。

Aコープがあったので今夜の買出しをしてしまう。

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