1997年からのお出かけレポです。時代により制作方法が違いお見苦しい、読みにくい箇所が多々あると思います。できる限り現代版に合わせるよう作業していますが、過去に頂いたコメント等が消えてしまうこともあります。ご容赦いただけたら幸いです。

誰もいない湖畔でキャンプ&カヌー 03

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遊んでばかりいないでそろそろ今夜の寝床も作らないとね、ということでししたろさん湖畔を歩いて設営に行く。

夕方5時頃。段々冷えてきた。
足元にユニセラ、R2にダスパーカーまで着込んだわたし(^^ゞ


パセ&ポプはどうしていたかと言うと、テントが出来るとすぐ前室に入り、入り口を開けてと催促したので中に入ってるの。開けてあげたらもこもこシュラフにもぐりこんでぐっすりお昼寝中(笑)

ごはんできたらおこしてくださいね。


ふと東の空を見てみると、大きな入道雲が!
まるで夏!の雲を見上げるわたしの格好。そぐわない…。
このあと夕陽がこの入道雲を赤く染めていく。

* * *

空はいっぱいに星がちらばっていた。こぼれて落ちてきそうなくらい。星空を見上げながら、こんな星空を前にも見たことがあると思い出した。どこだったか、記憶をまさぐる。カナダでのキャンプのとき見た星空だった。
千葉県の我が家の上にもこれだけの星があるはず。見えないような生活ってやっぱりどこかおかしい気がする。
水の流れる音以外ほとんど音がない世界。女の人が叫ぶような声が空を駆け抜けて聞こえてくる。はじめて聞くとドキッとするかもしれない(笑)。鹿の声だ。あちらから聞こえたかと思うと、しばらくしてこちらからも聞こえてくる。カエルもゲコっと一声二声あげていた。


西の星空の片隅がときどき光るようになった。遠くで雷の音も聞こえる。山向こうで稲妻が龍のように登り、降りて行った。こちらには来ないでと祈る。もし来たら…、パセ&ポプ連れて車へ一目散の心積もりをしながらししたろとパセ&ポプ4人の夜が静かに更けて行った。

そして、来たっ!
祈ったのに、遠くだったのに、突然風が吹き、雨が強くなり、雷がやってきた。
どうしようか~、と言うと同時に避難決定。パセ&ポプがいるテントを開けるとパセ&ポプがふたり並んでお座りして待っていた。ししたろがパセリを、わたしがポプラを抱いて車へ走る。
ししたろは何度かサイトに戻って片付けたり、必要な物を車まで持ってきた。
車の窓から見える木々は揺れていた。雨もひどくなる。でも、星が見え隠れしていたりした。
あのままサイトにいることはできたかもしれない。でも、もしテントに逃げ込んでもパセ&ポプは恐怖で震えることになったと思う。軟弱者と言われてもいい。キャンプもカヌーも遊びだもの。

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