1997年からのお出かけレポです。時代により制作方法が違いお見苦しい、読みにくい箇所が多々あると思います。できる限り現代版に合わせるよう作業していますが、過去に頂いたコメント等が消えてしまうこともあります。ご容赦いただけたら幸いです。

福島桜巡り 仙台 02

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サービスエリアの朝さすがSA、一晩中車の出入が多かった。
車中泊していた車も普段より多いようだし、停車している車も人も普段見かける雰囲気ではない感じ。やはり1000円効果なのかな。

パセ&ポプの朝ごはんは、鮭の中骨缶と、ランチジャグの中でササ茶(サンクロン水割り)で戻した乾燥野菜、そしてヨーグルト。

SAの桜は満開。
予想通り花粉も飛んでいるらしい。

無風のようで、吹流しは仕事もなくだらりと垂れている。

出発那須塩原に入ると気温は4度に。
20度を超えていたここ数日だったから、車内も寒く感じてしまう。

高速を彩る桜さくら姿を見せた那須連山(?)はまだ雪を被っていた。
高速脇の桜は白とピンクに咲き誇り、春爛漫。

わたしたちの朝食のためにあだたら高原SAに入る。
SAで小道発見車を端の方に停め、パセ&ポプを降ろして散歩をしながらお店の方に向かおうとした。すると、めざとく小道を見つけた夫。こういうのはどうしても先を見たいらしい。パセ&ポプを連れてさささっと登って行ってしまった。
急坂を登って出た先は、一般道へ出る通用口だった(?)
工事中だったので、これからなにかにする予定なのかもしれない。
面白く無い展開にすごすごと小道を下ってもどる。こうやってこの道は踏み固められ、またきっとこの道を駆け上がる犠牲者が出るのでしょう。
あだたら高原SAどうしてもSAのレストランで食事したい気分にならない。まれに美味しそうなところもあるけれど、出店してしまえば競争の少ない場所だからかなぁ。子どもの頃から、SAやデパートの大食堂は避けていたからかなぁ。どちらも記憶では1度きり。入ってみたいと訴えて、一度だけ入ってくれたことがあった気がする。大人になってからは…そうだ、去年のGWは、おそばを食べたっ!
そういうわけで、ベーカリーショップがあったのでそちらでパンを購入。
紙のトレーに購入するパンを載せ、レジに行くと紙のトレーごとひとつのビニール袋に入れられた。パンひとつひとつを袋に入れてくれるほうが走行中食べるのも楽だし、紙のトレーはゴミになって邪魔なんだけど…。家への持ち帰りならこの方法はゴミ削減になるのかもしれないし、なによりお店の手間削減になるのだろうけれど、高速道路で販売しているのだから検討して欲しい。

国見SAもひとつ、検討してほしいこと(笑。
それはこのあと寄った国見SA。入っていくと、売店やトイレの位置などが他のSAなどと違うつくりになっていてとてもわかりにくかった。
他の車も右往左往していて危険きわまりない。高速に限らず道路は、常連だけにわかるようなつくりはご法度だと思うんですけどねぇ。

仙台へさて、今日の目的のひとつは、仙台の秋保温泉にある。
しかし、温泉が目当てではなく、目的はスーパー。
パセ&ポプ連れ車中泊のわたしたちとしては、スーパーのお惣菜にはとても興味があり、このスーパーのお惣菜は人気があると聞いたので、実際行って、買って食べてみたかったのです。

主婦の店さいち仙台南から出て、目的のスーパー「主婦の店さいち」に到着したのは9時40分。
10時前でやってるのか、と待つことを覚悟で行ったら、驚くことにもう駐車場には誘導の人が立っていて、続々と車が入って行っていく。
20台も駐められないほどの駐車場の一番奥へと車を進め、駐める。隣のスペースにはおじいさんが斜めに車を入れ、直すこともなく行ってしまった。白線内だからいいだろって顔していた。良いってことではないと思うんだけど…。年を重ねたからって出来た人間になるわけじゃないのよね。とても残念だけど…。反面教師とさせていただきます。

さて、期待のスーパーに入ろう。
コンビニより少し大き目くらいという広さのスーパーで棚2列がお惣菜コーナーになっていて、4段くらいのある棚に次々といろんな種類のお惣菜が補充されていく。
1人分、2人分、4-5人分、いったい何人分?という大容量、と同じ種類のお惣菜が容量別に分類されているので、わたしたちもそれぞれ好きなものを選択できるのはとても助かった。

結局、海鮮丼ふたつと、五目煮、山菜の煮物、雪菜ときのこのおひたし、かぼちゃの煮物、かにと海老のちらし寿司、イカリング大、そしてごまおはぎ。あ、それからパセ&ポプのためにもうひとつ、ふかし芋も購入。全部で3200円くらいだったかな。

たくさん種類があるので、あれもこれもとカゴに入れたくなってしまうから困ってしまう。他の人たちのカゴを覗くと、みんな大量。おはぎなんて10パック以上入っているし、他の煮物も大宴会?というくらいに大容量パックをいくつも入れていたり、携帯で連絡しながら選んでいたり…。
くるま旅するわたしたちとしてはこういうお店は大歓迎。ってまだ食べていなかった(笑。
お昼はどこで?食の確保もできた。

高速から降りたので、
やっと楽しいドライブといった雰囲気になった。
道端にはふきのとうがあちこち背を伸ばしている。

近くにある大きなさくら湖へ向かってみることにした。
さくら湖岸の道には車があちこち駐められている。釣り人に人気の湖らしい。

お昼対岸にはキャンプ場があった。
湖越しにキャンプ場を眺めながらランチすることにする。
ガダバウトとキャンプタイムのテーブルを出し、さっき買い込んだ海鮮丼やお惣菜を並べると、豪華な食卓ができた(笑。

キャンプ場キャンプ場は影を作ってくれるような木々はないようだ。夏は厳しそうだけど、今日みたいなうららかで陽射しが気持ちよいときには存分にその恩恵を受けることができそう。
楽しみにしていた海鮮丼は、見た目に間違いなくとても美味しいまぐろ、ほたて、いか、かに、そしていくらが載っていた。
お惣菜の煮物も、田舎のおばあちゃんが作ったという感じ。ときに田舎料理として出されるものは甘ったるいものが多かったりするけれど、この煮物にはしつこい甘さはなかった。
イカリングはどうかというと、チャレンジするのは一度でいいかなという具合(笑。
えんぺらが切られずにそのまんま揚げられていて、食べにくいし、胴の部分のリングも幅3cmくらいと太い。ダイナミックで笑っちゃったけれど、もう少し食べやすくないと。
0904121112page.jpg旧羽前街道旧羽前街道をゆく

ループしている道をくるっと走ったところで脇道発見。羽前街道。
ずずずいっと入ってゆくと、どんどん行く予定方向から離れ、最終的には数十分前に通った場所へと戻されてしまった。振り出しに戻るって感じ。

こけし館こけし館という施設があったので、こけしには興味がなかったけれど立ち寄ってみる。ちなみにこのこけし館、有料なのでびっくりした。隣にはハイキングコースがあってかたくりが可憐に咲いていていい雰囲気。パセ&ポプがぱっくんしないかとちょっと緊張(笑。うちの庭にもかたくりがあって、パセ&ポプもその味を知っているからねぇ。
こけし館から出てきたご夫婦はフレームを作るために、と落ちている木の枝の収集をしていた。

白石川白石川沿いを走る。
さらさらと流れている白石川はカヌーを下ろしても面白そう。

不動尊キャンプ場不動尊キャンプ場を偵察に、右折する予定が左折。

くるっとまわって軌道修正したけれど…。行かなくてもよかった。
きれいなキャンプ場らしかったが、車から見た看板に「ペットの持ち込み禁止」のひと言が。車から降りる事も無くUターン。何度も書いていると思うけれど、別にどこもかしこもペットOKにしなくてもいい。でも、公共の施設ですでに家族としてペットが認知され始めている今、排除するのはどうかと思う。私設のものならオーナーの好きでいいけれど、公共の施設で「子ども入場禁止」みたいなものよ。税金で出来ているのに。

そして、丸森の大銀杏(右上画像の右上)
葉がないと、もさもさの枯れ木のよう。それでもそのサイズは大きかった。

洪水の痕阿武隈川を渡り、阿武隈川沿いを走ってゆく。が、ただの阿武隈川沿いではない。旧道なのか、川に近い下の道へと降りて行く夫。
平成になってからもすでに何度も道路は冠水しているらしい。岩壁に昭和61年8月、平成16年何月の水位、とマークされている。

鎖を引きずっている白い犬さんが前方に現れた。
ガードレールには散歩用のリードも掛かっている。
いったいどういうこと?
車のスピードをゆるめるとドライバーのドアの方に近寄ってきた。
捨てられたっていう感じでもないし、放浪している感じでもないから、きっとこの辺の犬さんなのよねぇ、と思いながらも少しばかり胸に痛みを残して進んでゆくと…。
自由な犬さんまた白い犬が前方に!
今度は首輪もしていない。
でも、堂々と道路を横断している。
なんだか、わたしたちの常識ががらんがらんと頭の中でシェイクされている感じ。
霊山霊山霊山

霊山(リョウゼン)に向かった。
霊山の麓に到着するとおばあさん方2人がこれから登って行くよう。平地でもストックを使っているような人が急坂を登って行くらしい。
車を停めて、わたしたちはどうする?と眺めていると、入ってきた車がそのまま山道へと入って行くじゃないですか。
良く見れば、車道と書かれていてそのまま登って行けるようだ。おばあさんたちに土煙がなるべくかからないようにゆっくりと脇を抜けてゆく。
神社の前に、ピースポール「世界人類が平和でありますように」があって違和感を持ってしまった。どうもあのポール、ダメなのよね^_^;

本来登らなきゃ行けないらしい階段はおそろしく急で、 パセリもポプラもそっぽ向いた(笑。
飯坂温泉← 飯坂温泉

村祭り集落の中を抜けていくと、お祭りの半被を着た人たちがあちこちにいた。→

神社には高い旗が立っている。

今日はお祭りなのだろう。
この日のために街から里帰りしているふうな家族の姿もあった。田舎があるというのは幸せなことだ、とこの頃思うようになった。

また自由な犬さん左折しようと思ったその前方に、また、白い犬さんがひとりで歩いていた!
こんな交通量があるのに…。すたすたすたと。どうか無事におうちに帰りますように。

畑用の車中古車は「畑用」らしい。→
ポプラもびっくり。

つちゆあたり道の駅つちゆの前を通り過ぎ、道路わきに残雪がちらほら見えるようになった。
そして、ふっと気付くとナビはめちゃくちゃなことになっていた。おかげで幾重にも重なる山並みも残雪も見れたけど、ときどきナビは血迷うのよね。
あぶくま高原キャンプ場あだたら高原キャンプ場を、車内から偵察する。
道路脇にある広場みたいな感じ?
想像していた様子とはまったく違っていた。
道を挟んだ向かいには大きな日帰り温泉施設と老人ホームがあり、敷地内に入場制限用なのか信号がついていたりする。異様な施設はこの場に似合わない。

おかげでキャンプ場の雰囲気も悪化したのではないかと想像した。
ここでキャンプはちょっと…と、止まることなく走り続ける。

岳温泉を通過

岳温泉を通過

リスのキャラクターが可愛い、岳温泉を通り抜けた。
そして、フォレストパークあだたらに。
高規格だろうけれど一応チェックしてみようと立ち寄ることにした。
ここは想像以上に、わたしたちにとっては違和感のある立派な施設だった。
入って行ってキャンプ場の事を訊ねると、丁寧すぎるほど丁寧な(公共施設の横柄な態度ではないから歓迎するべきなんだろうけど^_^;)接し方で、パンフレットを端から説明してくれる。こちらの要望を聞いてから説明してほしかったんだけど、グループの場合は、とか「コテージは」とか、我が家には不必要な説明を口を挟む間を与えず話すので、目だけがパンフレットの上をうろうろ。
そのパンフレットの最後の方に「ペット禁止」の文字発見。
このまま説明していただくと、最後の最後にペットについての規則を聞くことになる。これ以上話していただくのは悪いので、無理矢理話しを割って、「ペットはどこもダメなんですね」と聞くと、説明は終わった。お互い無駄な時間を過ごしてしまった。

ちなみにペットの同伴禁止に関しては「森林に囲まれた野生動物の豊富なキャンプ場ですので、野生動物への伝染病などが懸念されます。他のお客様への配慮からもペットの同伴は禁止しています。」とサイトに書かれている。

日が暮れてゆく

日が暮れてゆく

道の駅とうわを偵察して、近くにあるお風呂を聞くと、岳温泉がいいけれど、と言いつつ丁寧にいちばん近いお風呂を教えてくれた。
まだ明るいうちに教えてもらったお風呂へ、と今来た道を戻る。
小さなお風呂で、他人とだったら2人入っているのが限界というくらいのサイズ。カラン&シャワーは6個くらいあったけれど、とても隣同士で使えない近距離。普通、そんなもんなのかしら???

夕日を浴びながら

夕日を浴びながら

2人いた女性は知り合いらしく、10分ほどで一緒に上がったので、あとはわたしだけ。ひとり貸切ならまぁ広いかも(笑。
お風呂から出ると、わたしが履いてきたスリッパは先ほどの女性が履いて行ってしまったらしい。わたしが入ってきたとき、なぜこんなところに脱いでいるのだろうと首をかしげて見たスリッパが一足、入った来た時のままぽつんと彼方に残されている。なぜ~???(苦笑。
さっぱりして、外に出ると辺りは暗くなっていた。お待たせ~と車に駆け寄ると車の中は真っ暗でもぬけの殻。
ししたろがパセ&ポプを連れて散歩に行っているらしい。
追いかけようかと準備をしていたら、パセ&ポプの足音が聞こえてきた。ししたろの足音ではなくてパセ&ポプの気配を感じたことには、我ながら驚いた(笑。
さあ、今夜お世話になる道の駅へと向かおう。
今夜の道の駅の駐車場は、バスのようなトレーラーを引っ張っている車と、ワゴンと、わたしたちで合計3組だった。
ささっとカーテンを閉めて、ワンタッチサンシェードをフロントと一列目サイドに付ける。あっと言う間にプライベート空間が出来上がった。昨晩もそうしたけれど、この空間の広さはとても快適だ。お風呂上がりでほてっていたし、サイドをネットにすると風が心地よく入ってくる。これで夏の虫対策もOK。くるっと丸めて助手席の下にもモスキートネットとともに収納できるのもGOOD。

今夜のごはん

今夜のごはん

夕食は昼に買ったカニと海老のちらし寿司と、残りのお惣菜。
リアに移ったししたろは、背中を伸ばすと気持ちいい~、と言ったまま夢の中へ出かけて行った。
まだ9時半なのに。

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