1997年からのお出かけレポです。時代により制作方法が違いお見苦しい、読みにくい箇所が多々あると思います。できる限り現代版に合わせるよう作業していますが、過去に頂いたコメント等が消えてしまうこともあります。ご容赦いただけたら幸いです。

北海道旅 – 2日目 – 八戸から苫小牧 支笏湖泊

この記事は約7分で読めます。

創業は大正、戦後間もなく建てられたという時代がかった旅館の小さな部屋で目を覚ました。

 

八戸の朝ポプラは夫と八戸の町へお散歩へ。

旅館の朝女将さんがコーヒーを部屋まで持って来て下さった。心遣いにホッと落ち着く。

ポプラに朝食をあげ、私たちも軽く食べて旅館を出る。
旅館と同じくらいの年代ではないかと思われる大女将が見送りに出て来てくれた。
「この旅館は東北大震災のときにもびくともしなかったんですよ。」
上品な物腰でまったく訛もなく話す白髪の大女将の笑顔に送られて、私たちはフェリー埠頭へと向った。

私達が利用するのはシルバープリンセス。このフェリーにはペットと一緒にいられる部屋が二部屋ある。

八戸フェリー埠頭

夫が乗船の受付をしている間、ポプラと散歩をして、車に戻ると自転車に乗った船舶会社の人が近づいて来た。「乗船されますか?」と聞かれる。
車に乗せてあるカヌーの位置は旅館の駐車場でずらしてきている。
通常の掲載位置では車体の長さが数十cmほど長くなり5m数cmとなる。その数cmで料金が1万円は違ってしまうのだ。
係員の人は、乗ってきた自転車を車のフロントの位置に置いて、自転車にメジャーをひっかけてするすると延ばし車の後ろにはみ出ているカヌーの先端までを計った。
「一緒に見てください」とメジャーの数値を見せられる。
「4m○○cmで、5m未満ですね」と言って、するするとメジャーを縮めでまた自転車にまたがり行ってしまった。
5mオーバーしていないことだけは確認した(笑)。
でもどうするのだろう?
夫は受付を済ませて帰って来た。確認されたことを話したが、受付後に長さが違っていたらどうするのかしら?

乗船する車は並ぶほどもいなくぽつりぽつりと誘導されるまま船に入って行った。今日の船は軽そうだ。
ポプラを抱え他に荷物もあるので、同乗者も車に同乗する許可ももらっている。許可の紙、ペットがいることを示す紙を車のフロントに提示して私たちも船に乗る。

いよいよ乗船。誘導の人が「かわいいですね」とポプラの姿を見て声をかけて来た。「うちにもMシュナがいるんです」と(*´艸`*)♪

荷物は、ポプラのためのお気に入りビロークッション、水とお皿、トイレシーツとマナーバンド、タオル。そして、私たちのものは、本、タブレット、お絵描きセット、長袖、お風呂セット、カメラ、ラジオ、各種充電器、昼食。結構な荷物になる(笑) パセリも一緒だったら、佐渡旅のようにドッグカートね。でも、今パセリ☆は自由だから狭い所に閉じ込めなくてもちゃんと一緒(^_^)

ポプラも同室できる部屋は船尾にあり、フロントに行くとエレベーターを案内してくれた。

シルバーフェリー
カードキーを入れて部屋に入る。
腰より上くらいからの窓があるけれど、窓の外は人も通る甲板だった。部屋の中が丸見え(画像の右中断)。
部屋には大型犬にも余裕なほどのケージがどんと置かれていて、その上にテレビ、横には空気清浄機がこれでもかというほどの清浄したらしい空気を吐き出している。

他に二段ベッド、洗面の設備があり、コンセントもある。備品として浴衣とスリッパ、湯沸かし器とお茶のセット、小さなテーブルと椅子がふたつあった。

 

お風呂は女性のみ10時までとのことだった。理由を聞いたら防犯のためというよくわからない理由。
自動販売機以外のビールなどを販売するショップも10時までで、乗務員はその後いったいなにをしているのだろう?

夫と交代でお風呂に入る。
わたしが入ったときは貸し切りだった。中に時計がないので時間がわからない。お風呂から出て髪を乾かしていると係の人が入って来て「もう閉めます」と立っている。うーん、髪が乾いてないよ。(ドライヤーは部屋で使えたけれど持ち込んでいなかった-_-ㆀ)

今回はとなりの部屋も空室で、はす向かいにあるキッズルームを使う子どももいなかったのでとても静かで助かった。
甲板に出た横にはペットケージが並ぶペットルームがあった。誰でも出入り出来る状態のようだ。ドアの外から覗いてみたけれど、うちでは絶対に使えないわ。(上の画像右上)

持ってきたもので昼食にし、絵を描いたりして過ごす。

貨物船が向って来る

途中、こちらのフェリーに直角に向って来る貨物船を発見。
その位置からそのスピードでこちらに向って来たらダメでしょっ。これまで乗ったフェリーや客船で船長たちから船の事故について何度となく聞いていたので少しあたふたした。中国の貨物船は舵を切った。ε-(´▽`) ホッ

フェリーのベッドで数時間の仮眠なんて出来るかしら?と思っていたけれど横になったらうとうと。あっという間にもう苫小牧に到着の時間だった。

下船準備

行く先のあたり、雲がかかっていやしませんか? 激しく雨が降っているような雰囲気ですけど^^ㆀ
これもまた一昨年の佐渡(佐渡の旅 )へのフェリーで見たような景色。大丈夫かしら?
我が家の晴れ晴れボーイズたちはいつもそんな雨を吹っ飛ばしてくれているけれど、なにしろ自由になって飛び回っているパセリ☆が今回もポプラと力を合わせてくれるかちょっぴり不安。

下船の案内が流れてきたので車へと降りて行く。

 

がらがらのフリェリー
乗用車は10台もいるだろうか? こんなにがらがらだったとは…。これまでも空いているフェリーには何度も乗って来たけれどここまで車がいないと船が浮き過ぎちゃうんじゃないかと不安になる。もう降りるんだけど…(笑)

空いていても降りるまでには長い時間を車で待機させられた。トラックなどは多かったのかもしれない。

苫小牧着、そして出発

長い間、この日を待っていた。
16時20分、ポプラとわたしたちは北海道の地に着いた。
船から降りたらまずはポプラの散歩。ドッグランもあるらしいけれど、そんなのんびりしている時間はない。

今日からひと月過ごす北海道。久しぶりの北海道。

最初に目指すのは支笏湖と決めていたので、どこにも寄らず支笏湖へと向う。暗くならないうちに到着してシェルかテントを設営しなくてはならない。
苫小牧の街を抜けるとすぐに、道の両側に蕗が緑のラインを作っている。道の脇に続く蕗の姿は北海道に来た!と私が思う北海道の風景。わくわくしていた。
ふと、気持ちよく快適に走っている過ぎ去るその視界の隅の緑の茂みの中に、イヤな白黒カラーがちらっと引っかかった。
「今、いた?」夫が言う。
「うん、いたみたい」
瞬間でスピードメーターを見ていた。
車には車載カメラがついていて、そこにもスピードメーターがついているので助手席にいるわたしでもスピードはすぐに見ることが出来る。
「ここ制限速度いくつだろう?」
なかなか出てこない。20kmオーバーはしていないはず。
出てきた! 50kmだ。
草むらに隠れていた白黒の車の脇には警官も立っていた。追いかけてこないということはセーフだったようだ。
道内ゆっくりのんびり走ろうね、と初日に誓った私たちだった。どうせカヌーを載せているからスピードは出せないけれどね。

雨の中、美笛へ

一瞬ドキッとしてホッとしたのも束の間、ライトを点けてびしょびしょの対向車がやってくる。やはり、行く先が雨ではないかという心配が出てきた。
次第に道路も濡れ始め、大量の雨が降った後のもうもうと湯気が立っている場所へと突入していった。
もしかして、この先はまだ雨?というか豪雨?

美笛キャンプ場へと進む未舗装の道にも大きな水たまりが出来て、樹々からは水滴がぽとぽとと落ちて来ている。
場内はいったいどうなっているんだろう?
不安に無理矢理笑いながら進んで行く。

美笛キャンプ場場内にはいくつも川が流れた跡があった。でも水はけがいいらしく設営にはまったく問題もなかった。
しかも聞けば、今日はずっと豪雨でついさっき雨が止んだのだそう。北海道初日からパセ☆&ポプの晴れ晴れボーイズが活躍してくれたようだ。

やっぱりパセリ☆もいるね (^o^)v

17時半、キャンプ時に到着しシェルを立て、18時半には湖を眺めてくつろいでいた。

今回、長年使ってボロボロになったガダバウトチェアから新しいものに交代させた。とは言っても、現行のものではなく随分前に予備で購入していた旧タイプのものをおろしただけなのだけど。

支笏湖でカヌー

夫がカヌーを出すとぴぃぴぃ鳴くポプラ。戻って来たカヌーにひとり乗り込んだ(笑)
パセ☆&ポプはほんとにカヌーが大好き。
ポプラのご希望を叶えるべく、夫は再度カヌーを出した。

支笏湖の第一夜

カエルがうるさいくらいに鳴いている。

スーパームーン

月が綺麗な夜だった。
あんまり綺麗なので外に出て写真を撮っていた。知らなかったけれどスーパームーンだったそうだ。

これから一ヶ月を過ごす北海道の一日目。
素晴らしい月夜で迎えてもらった。

 

本日の走行距離 約50km (フェリー移動 242km)

 

 

キャンプでの主な使用アイテム:(旅レポの最後にまとめたいと思っています。)
スノーピーク リビングシェル + ルーム
キャンプタイム コット テーブル
ガダバウトチェア(リンク先は現行品)
サーマレスト women’s prolite, prolite, dog mat, Zレスト
サーマレスト ピロー
モンベル シュラフ
スノーピークシュラフ
サーモス ボトル
シアトルスポーツ フロストパック ソフトクーラー
シアトルスポーツ キャンプバケット
シアトルスポーツ パックシンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました