1997年からのお出かけレポです。時代により制作方法が違いお見苦しい、読みにくい箇所が多々あると思います。できる限り現代版に合わせるよう作業していますが、過去に頂いたコメント等が消えてしまうこともあります。ご容赦いただけたら幸いです。

館山 家族マイナス1旅 04

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四日目朝四日目
三泊四日なんてあっという間だ。
三ヶ月というような旅をしていた母にとってはあっけない程だっただろう。

父のワガママで家族全員での旅にはならなかったけれど、いろいろな意味で厳しい父を気にかけることなく、特に何をするでもないというのんびりとした時間を過ごすことが出来た気がする。
もしかしたら、父のドタキャンによるこの時間は父からのプレゼントだった?

チェックアウトは10時。
起床とともに、パセ&ポプのために広げたシートやシュラフなどをキャンプのときと同じように片付け始める。そう、貸別荘でも一緒のベッドでは寝ら れないために、リビングのソファベッドや床にプロライトを敷いてシュラフやブランケットで寝ていた私たち。キャンプとどこが違うのか(笑。
パセリは寒い時以外ベッドの中に入ってくることはないので、ベッドの上にカバーをかければ問題ないけれど、ポプラは絶対お布団の中に入ってくるので、借り ものは難しい。別に汚す訳ではないけれど、他の犬さんが寝た布団を使うことは避けたいと思う人が多いことは容易に想像できる。
いくら可愛いポプラでも、他人にとっては違うから、そのことは気をつけなくてはいけない。

出発する前に、こちらの貸別荘の感想をちらっと。
ソファはつるつるしているので座っていても、滑ってストレスがあるため、人のためにもカバーが必要だった。
犬OKにしているために汚れがつかないものを選んでいるのかもしれない。でも以前利用した犬OKのホテルでは調度品も犬を配慮したようなものではなく、犬を意識していると思ったのはフロアは大きめの石のタイル。そして、そのフロアではパセリが滑ることもなかった。
こちらの貸別荘の建物はかなり贅沢に造っている(妹と管理人さん談)のだから、ソファと床がもうちょっと考慮されていれば嬉しかったなぁ。
あとはダイニングの椅子。こちらもIKEAのものらしく少し座面が高い。食器の類がほとんどIKEAの安いものなのでもし壊れても気にしないでくださいと 言われていた。高価な食器で気にしながら使うより、IKEAで充分だけど、調理器具はかなりストレスを感じる物が揃っていた。
オーブンレンジはヘルシア、炊飯器はスチーム炊飯器、水は浄水・アルカリ・酸性が出てくる。
IH用のお鍋やホットプレートなども揃っている。なにか思い立って調理したいと思ってもかなりカバー出来ると思う。ケーキづくりもできるはず。

パセ&ポプは画像にあるようにくつろがせてもらった。

9時過ぎ、管理人さんがジャグジーの点検にやってきた。

一階部分は掃除機をかけるというお約束になっている。
ダイソンの掃除機がうまく動かない。妹がかけてくれていたのだが、どうも電池がないようだ。
チェックアウトするため管理人さんに電話をする。
問題ないか室内のチェックしてくださいと言うと「いやいや、いいですよ」と言われた。
ダイソンの不調を話すと、「ダイソンはそうなんですよ」とおっしゃる。うちのダイソンはそんなことないけれど…、と言う言葉を誰もがのみこんでいた(笑。

雨の中、管理人さんは見送ってくれた。
ありがとうございました。

窓を開けてご挨拶し、急坂を下り始めると、車の上のスーリーレスキュー90の上に溜まった水が運転席にどっと滝のように入り込んで来た。
昨日夫ししたろが道の駅で発見した「日本最大級 大規模海底地すべり地層 白浜巨大乱堆積層露頭」という場所へ向かう。このパンフレットはなんのためにつくられたのだろう。
実物へと誘導するにはなんとも頼りなく、場所がわからないので道の駅の人に尋ねると次から次へと人が集まり「行ったことあるんだけど…」と説明が難しいら しい。道の駅にある近辺の地図も古くてこの場所へと通じる道が描かれているものがない。パンフレットにもっと詳しく描いてあればなんの問題もなかったはず なのに。結局、新しい道へと入る交差点を教えてもらい、なんとなくこの辺りという情報をもらって向かうことになったのだった。

大規模海底地すべり晴れているときより雨降りか雨上がりのときがはっきり見えますよ。

今日は雨が降っている。雨の中、到着した。
くっきり見えた。
海底がひっちゃかめっちゃかになっている。地層があちこちばらばらに分断されてその断面を見せていた。しかもその層が地すべりで表面まで移動していているという。
見えないところで今もここまで大きくなくてもこんなことが起きているのだろう。
これから地震が起きるとこの地層を思い出してしまいそう。
埋もれたくないけど、人なんてあっという間にもみくちゃにされて呑まれてしまう。自然の脅威を人間の力で止めようなんてことできっこないんだもの。

帰路車 は、私たちの定番になっている林道を行く。実は父もこういう道が好きで、以前はベンツ600SLなどでも細い峠道などを走っていた。いつも私たちはこうい う細い道を通るたびに前から父の車がやってきたら迷惑だ〜と話しながら乗っていた。今は少し小さな車になっているのであれほどの迷惑感はないかもしれな い。
そして母もまた林道が好き。珍しい花や樹を見かけると、ちょっとちょっと停めてと言うものだから、いつも父は車を停める場所に苦慮していたらしい。もちろん今回も母の「ちょっと停めて」が出た(笑。
巨峰ヤマアジサイ?
マユミなどの樹も見つけながら山を下りて行く。ポプラは最近外の景色に興味を持っていて、窓からの景色を楽しんでいる。今回は妹の肩や手を支えにしてずっと流れて行く景色を追っていた。

山から降りると南小町棚田という田んぼが広がっていた。
みんなみの里に寄る。

コスモスが揺れる道を進みアクアラインから帰ることにした。あいにくの雨で寒かったのでパセ&ポプは車の中。
キリン草でまっ黄色だった館山。
貸別荘の旅もなかなかのんびりできていい。
以前北海道の旅をしたときもこんな旅だった。でも、あの頃は犬連れ旅の宿泊先はなかなかなくてかなり難しかった。
いい時代になったな〜。

もしかしたら、父はつまらなくなって定宿にでも行っているかも、などと話していたが、父は家にいた。
毎晩、なじみの寿司店などに通っていたらしい。
3泊だったから、飽ずに済んだのかも。

ワガママな父のおかげでマイナス1の家族旅行になってしまったけれど、これはきっと忘れられない楽しい思い出。

※ アウトドアではない旅だったのでアップを躊躇っていましたが、自分たちの思い出として公開します。(2011.6.3)

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