1997年からのお出かけレポです。時代により制作方法が違いお見苦しい、読みにくい箇所が多々あると思います。できる限り現代版に合わせるよう作業していますが、過去に頂いたコメント等が消えてしまうこともあります。ご容赦いただけたら幸いです。

サマーキャンプ!? 01

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明日からキャンプ行く?
と、いつも唐突なキャンプに妹も巻き込んだ。
デリカD5なら、キャンプ道具を積んで、大人3人とパセ&ポプでも窮屈な思いもせずに出かけられる。
数日前に、大人4人とパセ&ポプでも出かけて、問題もなかった。

問題は、行き先。当初この夏休みに行こうと思っていた場所は、湖畔だった。
しかし、人はいないけれどアブが多いということで断念しなければならなかった。次に選んだところもやはりアブの情報があり、こちらも却下。どこもかしこもアブがいる~とキャンプは延期するしかなかった。
そして、今回。もちろん、アブと人の少ない場所を選ぶ。
探して、問合せして、やっと決めた。人は少ないどころが誰もいないと言われたところ。
問合せの電話が入ると、そのキャンプ場ではなく他のキャンプ場を薦めているらしい。
だから、そのキャンプ場はわたしたちだけ。
管理人もいないし、夜になっても電灯は点かないけど、と言われた。そんなことは全く問題なかった。ただ、アブさえいなければOKよっ!



当日、のんびりと朝8時頃出発し、がらがらの外環から関越に入る。

お盆休みピークを過ぎたからか、道はがらがら、すいすい進む。
あっという間に目的地近くまで来てしまった。
ひとつ前のインターチェンジで高速を降りる。特別どこかに寄ろうとかそういう理由はないのだけれど、下道好きのせめての抵抗はこんなところに現れる(笑。

スーパーを見つけて買出しをして、写真を撮る余裕もないくらい暑い中、道の駅で岩魚の塩焼きを食べた。このときの岩魚は、頭から骨まで全部食べられて、塩気もちょうどよく、とってもおいしかった。頭はししたろさんに譲ったけど(^^ゞ




予定の、これから向かうキャンプ場は、標高1000m超の山の頂上。
その山の麓にたどり着いたとき、ナビが案内している道ではなく、頂上へ向かうグレイの道を見つけたししたろさん。
「これ、行けそう」とハンドルを切った。
しかし、あっという間に、スキー場の管理棟前で行き止まりになってしまった。
「道がないよ」と管理棟前の駐車スペースでUターンする。今来た道に戻ろうとしている車の窓から、山の上のほうを眺めると1本の細い道が見えた。
「上に道が見えるから、どこからか入れるはず」とUターンするためにハンドルをくるくる動かしているとししたろさんに声をかけた。言ってから、失敗した気がついたけど、遅かった。
ししたろさんも細い道を発見し、またハンドルを切って、登り始める。道はスキー場内をくねくねと登っていく。
ナビもリルートして案内を始めた。

ゴンドラの鉄塔の脇をかすめて、どんどん高度をあげる九十九折の道は、両側がすすきなど背の高い草でうっそうと茂っている。それども人の手は入っていて、路肩がわかるように草が丁寧に刈られていた。スキー場のメンテナンス用の道なのだろうか?
すすきで覆われていたら路肩がどこにあるのかわからず、かなり不安な道だったろう。

そろそろ携帯が通じないかも、と見てみるとわたしのauは3本、妹のボーダフォンは「あー、かろうじて1本」という具合だった。
そのとき、その妹の携帯に1本のメールが入ってきた。
そして、途中で切れた。電波が届かなくなったらしい。
妹の友達から、お母様の訃報だった。お通夜の場所などの連絡メールの途中までで切れてしまったらしい。
日時:19日 18時から19時 場所:S…

なんとか最後まで受信できるようにと受信できた場所まで車を下げて停まっていると、
こういうときに限って、なぜこんなところに?という対向車が現れた。対向車もなぜこんなところに停まっている?と思っただろうけれど…。
しかも、D5が停まっているところでもすれ違えるのに、上から来た車はバックして「こっちこっち」と誘導してきた。ししたろさんがわざわざ降りて言いに行ったけれど、その場所は譲れないらしい。親切な気持ちからなのだと思う。でも、上がってしまうとやはりメールは取れないわけで…。すれ違った先で、なんとか片側が開けていて、受信できそうな場所でまた車を停める。

このとき、アブが車に何匹も激突してきた。
ゴツ、ゴツ。
アブを見たのは初めて(だと思う)。体長2-3cmはある。
フロントガラスにもサイドのガラスにも、何匹も何匹も体当たりしてくる。
ぞぞぞっとした。
肝心のメールは、電波が弱くやはり全部を取る事はできなかった。わたしの携帯が通じていたから、他の友達に連絡をすることにして、アブから脱出し、先に進むことにする。
目指すキャンプ場は近くのはず。この場所でアブがいるということは…、と少し不安になりながら進んでいった。



手入れされていた道は段々と自然のままの放置道になり、D5のボディの両側でキィーキィーとなき始めた。
すすきならいいのに、熊笹が両側でおいでおいでしている。

耳を塞いで進んでゆく。

舗装道が現れた。

目指すキャンプ場はもうすぐ。

目的地に到着すると、そこには先客がいた。キャンプ場入り口に車を停めて、狭いキャンプ場内を探っている様子だった。
誰もいないはずだったけれど…。
ネットでは、閉鎖されたキャンプ場だと断言して書いている人がいた。そんなことを書かれてしまうと、無断で泊まる人も出てきてしまう。
ここは一応有料のキャンプ場で、管理の人にはわたしたちが利用するかもしれないことは伝えている。
キャンプ場探索している人はキャンプをするような雰囲気の人ではないけれど、車を脇に停めて様子を見る。
すると、またゴツゴツっ。
アブがやってきた。
アブのいないところを探して行ったつもりだったのに…(泣。
キャンプ場内を歩いていた人は車に戻り、出て行った。
これだけアブがいるのに、外に出ていたあの人は大丈夫だったのだろうか。
アブを追い払うような仕草もなく、悠然としていた。
車の中で、わたしと妹は「びえーっ」とアブの動きに恐れおののいているというのに。

出て行った人が車を停めていた場所に車を動かす。
少しだけ突撃してくるアブの数は少なくなった、気がした。
ししたろさんが車から降りて、様子を見に行く。
アブに刺されませんように…と車内から手を合わせ、祈る。

どうやらアブは人には近づかないらしい。車に気持ち悪いほどよってくるのはなぜだろう。
アブが人に寄ってこなくても、パセ&ポプに寄ってくるかもしれない。

アブがなぜ車に寄ってくるのか、ネットで検索すると諸説あった。
「動物の体熱を感知する性質があるらしく、車の熱に反応して集まったようだ。」参考ページ
たしかに、犬は注意!という話を聞いていた。だから当初予定していた湖は見送った。なぜ犬は注意なのか理由がわからなかったけれど、体温と色が関係しているのかしもしれない。
アブもハチと同様に黒や濃い色に集まるらしい。
うちの車はプラチナベージュという、薄い色なのに、激突されたけれど…。

アブの実態を身をもって探るのは嫌だから、このキャンプ地は却下することにした。驚くことに一枚も写真を撮っていなかった。

予定変更して、山を降り、記憶にあった無印良品キャンプ場にとりあえず行ってみることにする。
途中、最適なキャンプ地展望地があって、パセ&ポプと降りてみた。
ここにもアブがいた(泣。
早々に車に乗り込み出発

たしか、隣にはANNEXもあったはず…数年前から更新していない記憶を頼りに進む。

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