1997年からのお出かけレポです。時代により制作方法が違いお見苦しい、読みにくい箇所が多々あると思います。できる限り現代版に合わせるよう作業していますが、過去に頂いたコメント等が消えてしまうこともあります。ご容赦いただけたら幸いです。

スターンズで釣り 03

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5時半、起床。テントから顔を出すとどどーんと富士山が目の前に!!


風で汚れがすっかり吹き飛ばされたのか、対岸がくっきりはっきり昨日よりもすぐそばに見えます。
近所の方いわく、こんなにきれいな眺めが見られるのはお正月くらいだそうです。

行き交う船もすぐ間近に見えます。客船から見たときよりもっと対岸が近くに感じるほど。
大島もその名のとおり大きく、はっきりと見えました。



風は少しおさまっていたけれど、波が高く到底スターンズを出すのは無理。
パセ&ポプと朝の浜を散歩しました。



波の花が舞い散るとポプラが追いかけ、パセリは逃げる(笑)。
天気が良くなって、人が出てくる。犬の散歩も多い。

8時半から地元の人たちが浜の掃除日ということでゴミ拾いをはじめたのでししたろと少しだけお手伝いしました。
気さくに声をかけてくれておしゃべりしていく人が多く、この浜の歴史や現状なども教えてくれます。昔は浜にずらっと舟が並び漁に出ていたそうです。春には東京に向かっていく魚を獲り、秋は産卵を終えて海に帰る魚を獲っていたのが、埋め立てで魚がどんどんいなくなり今は漁の様子は見られなくなったと、歯がすっかりなくなったおじいさんが教えてくれました。
「浜ノミがいるから帰ったらきれいに洗ってあげなよ」とパセ&ポプのことを気にかけてくれる人もいました。
それが今の班長さん関係の方々。
あとから自称来期班長という方がやってきて言う事には、マナーの悪い人がいるからキャンプは絶対禁止にするんだと、わたしたちにマナーの悪い人たちの話をしていきました。しかも余所者と親しげにする人たちに対しても、ここのルールを知らないで勝手に入り込む人間に外面がいいと非難していて、ここから出たことのない人は世間を知らなすぎて甘いし、やさしげにしているけど本心は余所者を良く思っていなくて嫌いなんだとも…。
そんなことわたしたちに言われても…(苦笑)。
過疎化が進んでしまってね…と笑顔の向こうに寂しさを隠しきれずにおしゃべりしていったおじいさんの顔が浮かびました。この自称来期班長さん、わたしたちがおじいさんたちとおしゃべりしていたのを見ていたんでしょうね。
でも、国政もちいさな町の人間関係もおんなじなんですよね。派閥とかが見え隠れしたおじさんたちの話でした。

それと、過疎化の原因はせっかく新しく入ってきた人たちを余所者扱いして迎え入れない体質が一因にあると言われています。そんな面も見てしまった気がしました。
確かにマナーの悪い人はいます。
四駆だとどこまでも入れるからと、河原や浜に入り込んだり、酔っ払って夜中まで騒いでいたり…。
でも、一握りのマナー違反のために全面禁止というのはおばかな役所のやることと同じじゃないかしら。コンピュータのように0か1じゃないんだし、お互いうまく共存できる方法を考えたらいいのに。
近所の川だって、危険だから近寄るな・入るなって禁止ばかりして、付き合い方を教えない・学べないようにしているし…。
と、教育話にそれて行きそうなので、この辺でやめておきます。

波が高くてスターンズは出せそうもないしと、Hex3だけ残してあとは撤収。
ネストをはずしたら、出てきたカニ。波打ち際からずっと離れたところにもカニがいるなんてびっくり。きっとカニも自分の寝床の上にテントが立てられてもっとびっくりしたことでしょう(笑)。幸い(?)カニさんのすぐ上ではなかったけれど、もう少しずれていたら夜中ずっと重しをしてしまうことになっていたはず。でも、ふと昨日の昼間からずっともぐっていたのかしら?と疑問が…。テントを張ったあと、そこに潜ったのかしら??? 

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