1997年からのお出かけレポです。時代により制作方法が違いお見苦しい、読みにくい箇所が多々あると思います。できる限り現代版に合わせるよう作業していますが、過去に頂いたコメント等が消えてしまうこともあります。ご容赦いただけたら幸いです。

気田川キャンプ&カヌー03

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■ ハプニング発生


そして、気のゆるみかカヌー始めて以来のハプニングが起きた。このくらいのところ問題なしと思えるような場所でのこと。私たちのフネは大きなカープに入っていった。このカープに入ると前方に人工の石があった。私は気付くのが遅くて、右から避けるのか左から避けるのかが決められず岩に貼り付いてしまった。

なんとか復活できるかとししたろとがんばったがダメ。ししたろが降りて修正しようとしてもフネの中に水が入り込んできた。私も降りて手伝う。それでもどんどん水が入り込みフネは傾いていった。パセリとポプラがガンネルに掴まり必死で絶えている。「パセ&ポプを頼む!」ししたろが叫んだ。とにかくフネからパセ&ポプをはがすようにして抱きかかえ、クーラーボックスもフネの外に出した。いくらなんでもパセ&ポプとクーラーボックスは抱えきれないのでクーラーボックスを放す。必死で私にしがみつくパセ&ポプを両腕でぎゅっと抱きしめ、川の流れに耐えていた。が、力尽き果て足下がぐらついた。


次の瞬間、パセ&ポプを抱えながら流された。

流されるときは下流に足!!という乙姫チームの声が頭の中でこだましている。 パセ&ポプが水に入らないように腕を持ち上げると私が沈む。パセ&ポプと3人ゲボゲボしながらも下流に足が向くように向きを変えて流された。ベテラン陣はカーブ終了地点で休んでいる。もしレスキューロープを投げて貰っても両手でパセ&ポプを抱いていては受け取れないななんてことも頭をかすめた。後方にはkevipaさんがいてくれることはわかっていたので、ししたろの方は大丈夫だなと流されながら考えていた。乙だんさんが河原を走ってきてくれる姿も見えた。マジコさんがフネを降りて川の中をばしゃばしゃ上って来てくれる様子も見えた。


なんとか川の中で止まったとき、マジコさんがパセリを受け取ってくれてマジコさんのフネまで連れて行ってくれた。身が軽くなったので、しがみつくポプラを抱きしめて立ち上がろうとしても立ち上がれない。仕方ない、このまま少しじっとしていよう・・・再び流されないようにと片手で川底の石をつかんでいた。


マジコさんがまた来てくれてポプラを抱いてくれてから手を貸してくれた。マジコさんが神様に見えた瞬間。手を借りてやっと立つことが出来た。パセリがマジコさんのフネからこちらを見ていた。振り返るとししたろと乙だんさんがフネを運んでくれてきた。「乗って」とししたろに言われたけれど、今は乗れない。


河原を歩きパセ&ポプの元へ急いだ。パセ&ポプがマジコさんのお嬢さんたちに大切にタオルで拭いて貰っている姿が見えてやっとホッとすると涙がでてきた。マジコさんファミリーには感謝してもしきれない。おそらく数分の出来事、数メートル流されただけのこと。でも、私にとっては数時間、数百メートルの出来事のように感じている。



何事もなかったようにまた川下りが再開した。フネの中でポプラはシッポを丸めてブルブル震えながら腰を落としてしまっていた。ししたろがパセ&ポプを寄り添わせて「大丈夫、大丈夫」を繰り返す。私も振り返りその姿を見ながら「パセ~!
ポプ~! 大丈夫だよ~\(^_^)/」を繰り返す。心の中では危ない目に遭わせてしまった後悔なのか情けなくなっていた。でもとにかくとにかくキャンプ場に戻るまではパセ&ポプを励まし、自分を励まし漕がなくてはいけない。

しばらくすると、身体も乾いてきたからかパセリもポプラも元気を取り戻した。

* * *


キャンプ場に到着して、この数分間のパセ&ポプの様子がフラッシュバックされると訳もなく涙が溢れてくる。怖い思いをさせてしまったことからなのか、流されているときの自分の行動の良否が未だ判断できずにいるふがいなさからなのか、とにかく涙腺が切れてしまう。ただ私一人が流されたのなら大爆笑で終えた出来事だったことは確信できる。犬や子どもを乗せていると笑っていられない緊張感が走るのだ。それでも、落ち着いてくると尾てい骨付近が痛いことに気付いた。シートに当たったのかと思っていたが、どうも流されているときにぶつけたらしい。立ち上がったり座ったりという腰をかがめる状態で痛む。
パセ&ポプはやっぱり疲れたらしく、今回デビューさせたパセ&ポプ用ベッドで丸くなって寝ていた。


* * *

ぶんぶくの用意をするししたろ

ホタテご飯作成中

出来上がり♪

二日目の夜は大所帯だった。あちこちに分散して宴会が始まる。痛いとか情けないなんて言ってちゃ始まらない(笑)。我が家は予定通りぶんぶくをデビューさせることにした。家で下準備をしてきたホタテと一緒にぶんぶくでご飯を炊き、家で作ってきたトンポーローを温めた。お隣のkevi家で宴会が始まり、おいしい夕飯とおしゃべりで夜が更けていった♪

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