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	<title>ぴょんぴょん・おーじ-おでかけ・ぴょんぴょん &#187; 九州</title>
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	<description>ペットとおでかけ、アウトドア ～キャンプ・カヌー・カヤック・ウォーキング～、くるま旅～ドライブ・車中泊～</description>
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		<title>九州・四国　ぐるっと4221.4kmの旅 18　(大分県 原尻の滝～九四フェリー)</title>
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		<pubDate>Mon, 04 May 2009 08:50:53 +0000</pubDate>
		<dc:creator>richa</dc:creator>
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		<description><![CDATA[<p>温泉でこざっぱりとして出発すると、フロントガラスの汚れをとるのを忘れた、と窓を拭くために道脇のパーキングスペースに車を停めた。
そこには観光案内の看板が立っていた。
観光マップの中に描かれていた観光名所は数あれど、気になったのは「原尻の滝」。
所謂観光地は好きじゃないからどちらかと言えば避けてしまうのだけど、なぜか興味を惹かれて車を向けてもらう。</p>
<p></p>
<p>日本のナイアガラ、と呼んでいるそうだ。
国土に比例すればサイズもこの程度?</p>
<p>こりがはらへりのてきでつか?</p>
<p></p>
<p>原尻の滝に向かう道沿いにはどうどうと流れる柵のない水路がたくさんあった。
万が一足をすべらせたら、この水量の流れに勝てるはずはなく、飲み込まれてしまうだろう。足を踏み外したり、自転車でよろけたり、そんなばかなことをする人たちはこの辺りにはいないのだろうか。わたしは素面でも、とてもじゃないけど水路近くは怖くて歩けない。</p>
<p>原尻の滝はこういった水路が一箇所に集まって滝になっているのかもしれない。
見上げるのではなく、見下ろす滝。
水田風景が広がる平らな地面が突如としてぱっ くり割れている不思議な光景。幅は120m、高さが20mらしい。遠くから眺めていると人がとても小さくみえる。遊歩道もあって滝つぼへも降りてゆけるそうだ。 観光地としても有名らしく車が次々とやってくる。ざわざわしているので、パセ&#38;ポプとの散歩も遠慮してすぐそばの道の駅「原尻の滝」に向かうことにした。
チューリップも名物らしい。
水路とチューリップ? 運河とチューリップといえば、オランダ?
原尻の滝のまわりの田んぼが4月頃には一面のチューリップ畑になるそうだ。ということは、富山の二毛作のようなもの?
ここがどういう理由からチューリップなのかはわからなかったが、チューリップの球根入りというももいろソフトを食べてみた。球根が食べられることにもびっくりしたけれど、考えてみれば球根食べちゃったら花は咲かない。ということは花も咲かないような球根を選んで使っているのかしら。なんだか、食べて良いのか悪いのかよくわからないソフトクリームだった。
そして、ずっと買おうか悩んでいた乾燥竹の子を買ってみた。九州に来ていても、今回はじめて見た乾燥竹の子。道の駅などにはほとんど置いてあったようだ。最初見つけたときは、20cmくらいの竹を縦に二つに割った形のまま干されたものだったが、南下するにつれてなぜか乾燥竹の子の大きさは小さくなり、ここにあったものは2cm幅くらいの細切りにされた塩付け乾燥竹の子だった。この乾燥竹の子、戻すのに時間がかかったけれど、歯ごたえは抜群。関東近郊でも買えたらいいのに…と思う。</p>
<p>食べ物の話が続く。
しかもまた、走っている途中で見かけた「からあげ」の看板に惹かれて…。あの鶏の天ぷらも食べおさめかもしれないと、車を向けて寄ってみることにした。
大体普段から唐揚げ大好きなししたろだから、これは避けて通れない場所のはず。
その唐揚げ店は、道の駅きよかわの道を挟んだ向かいにあった。入ってびっくり、有名店らしい。 ドアを開けると、3畳ほどのスペースにぐるりと並べられた椅子で待っている5-6人の人たちの目が、わたしたちに一斉に向けられた。頬を引きつらせ ながら壁に張られた品書きを見ると、1kg　○○○円(忘れました^_^;)、とボリューム満点の量。「いくらなんでもそんなに食べられない～」と悩んで、もっ と少ない量で買えませんかと訊ねると、1本2本という単位でも大丈夫です、とのことだった。
書いておいてほしいんですけど…。
出来上がりを待っていて、時間を持て余している人たちの視線が背中にずしずし刺さる。耳もパラボナアンテナのようになってこちらを向いている。
スパイシー、とり天、そしてモモという3種類だった記憶がある。
スパイシーととり天をししたろに頼み、わたしはパセ&#38;ポプの待つ車へ戻る。</p>
<p>車で待っていると、メールが届いた。
-20分くらいかかるって。
注文を受けて、生から調理するらしい。</p>
<p>待つ甲斐はあった。
とり天はいわゆる和風の唐揚げ、スパイシーはフライドチキンという感じ。あつあつの揚げたてはぱりぱりでとてもおいしかった。残念ながら期待した鶏天ではなかったけれど…。冷めても美味しいらしいので、もう少し買ってもよかったかもしれない。</p>
<p>山を抜け、
畑を抜ける。</p>
<p>もう珍しくなくなってきた感もある石橋。
でも、やっぱりカメラを向けるってことは珍しく感じているのよね。</p>
<p>今日はあまり日当りがよろしくない「日当三叉路」を通過する。</p>
<p>16時過ぎ、臼杵湾が見えた。
フェリーターミナルが近い。
夕方キャンセル待ちでフェリーには乗れるだろうか。乗れなければ予定通り予約した明日の7時の便。
今日の晩御飯もどこかで調達してこなくてはならない。</p>
<p>まずはスーパーに行くという話だったのに、D5はフェリーターミナルに滑り込んでしまった。
この前の静かなターミナルとは打って変わって車がびっしり入っている。車を誘導する人たちも出ていた。明日の7時で予約しているけれど、キャンセルが出れば早めに乗りたい、と誘導員に話す。
「あ～、たぶん2便先、遅くても3便先の19時発には乗れるでしょ。7番ラインに並んでください」
「えーっ!」
もう並んじゃうんじゃ、動けなくなってしまう。
だから先にスーパーに寄るって言っていたのに…。</p>
<p>もし今日フェリーに乗れたとしても遅くても18時までの便。四国に入って暗い中、泊まる場所を探すことはしたくなかった。車中泊で四国を廻った友人から四国の印象は「暗い」と聞いていたので、出発は18時までと決めていたのだ。この分ならわたしたちの予定通りだけど…。</p>
<p>売店もおみやげを購入する人でいっぱいだった。夕食になるようなものはない。
キャンセル待ちをするのはいいけれど、予約はどうなってしまうのだろう。
「先着順ですから～」というお答えが返ってきた。わたしたちの並んでいるのはキャンセル待ちのラインではなく、到着した順。予約した人があぶれてしまうことはないのかな。 予約の意味ってあるのかな。首を傾げてしまう。</p>
<p>17時発の便には大型バスが2台と普通自動車が25台吸い込まれて行った。
列は前に進む。
わたしたちは3番ラインの先頭になった。
この分だと18時発のフェリーに乗ることになりそうだ。
17時半、雨が降り始めた。
バイクの人たちはレインウエアーを着込んでいる。</p>
<p>「お知らせいたします。17時40分着のニュー豊予2は15分から20分遅れで到着する予定です」
四国三崎から来るフェリーが遅れているというアナウンスが流れた。
車の出入に時間がかかっているのだろうか。</p>
<p>あまりに小さい船に満杯の車で、いらぬ不安が湧き上がる。
いやだなぁ、雨まで降り出しているし。
もしも転覆したら…。
フェリーにはライフジャケットは人間の分しかないだろう。パセ&#38;ポプにはちゃんとPFD(ライフジャケット)を持ってきているんだから、用意しておく?なんてこともちらっと頭をかすめて、笑いながらも目つき真剣だったりして、夫と話す。</p>
<p>17時58分、送れて到着したニュー豊予2は乗用車39台を吐き出した。
入れ替わりに、続々と佐賀関に並んでいた車が入り込んでいく。
18時10分、わたしたちもフェリーに乗り込んだ。
いつもフェリーに乗るとき関心するが、省スペース。実に見事に車を整列させてゆく。あと3cm、あと2cm、そんな単位で誘導されて緊張する。ドアはぎりぎり開く。
ドアを開けると重油の匂いが充満していた。</p>
<p>さてここから70分。
車とわたしたちは船でゆらゆらと四国へ運ばれていく。
この間のことはあまりネットなどで公開はしない方がいいと思うので割愛する。
長い間弊サイトをごらん頂いている方ならおわかりだと思うけれど、ここでも我が家が守りたいことはちゃんと承諾を得て守ることができた。
(もし、このフェリーを利用されることがあって不安だったら、詳しいこともお知らせできるので問合せなどからご連絡ください。ただし、これまでぴょんひょん・おーじにコメントやリンクなどしてくれている方に限らせていただきます。ご了承ください。)</p>
ペット連れで九四フェリーを利用される方へ。
2009年5月4日の情報ですが…
原則、ペットは車内留置です。
ケージ・バックを利用しても客室はもちろん甲板へも連れていけません。
車の窓を開けることは空気が悪いためにお薦め出来ません。
つまりペット連れで利用される場合は、温度に気をつけてください。5月はじめのこの日でも26度は超えていました。夏はまず無理だと思って間違いないと思います。もちろんそのときの気温にも寄るでしょうけれど…。
<p>出航から約一時間後の19時20分、アナウンスが流れて、乗客は続々と車に戻った。</p>
<p>19時半、着岸。わたしたちはフェリーから吐き出され、追いたてられるように四国の地に降りた。
いやだ、もう暗い。
考えて見れば夜7時になれば辺りは暗いのだった。昔、北海道からフェリーで帰ってきて、夜に晴海に到着したとき、ライトをつけなくても走れるほど明るいと感じたことを思いだした。四国は真っ暗だった。</p>
<p>三崎のフェリーターミナルには四国側から乗り込む車が待機している。フェリーから出た車は停められる場所もなく公道へ追い出されていく。
いつか消えてなくなってしまうのではというくらい細く長い半島の暗い道を走る。</p>
<p>いちばん近い道の駅「瀬戸農業公園」も考えていたけれど、真っ暗なので通りすぎる。
10分ほど走って「きらら館」がでてきた。
駐まっている車は3台ほどで少々寂しい雰囲気だった。バイクが2台自動販売機の前に停まっている。ライダーたちはしばらく話をしていたが、エンジンを掛けると闇の中に消えて行った。
ししたろは八幡浜まで走ってなにかを買ってから、違う道の駅へ行くという案を出す。
しかしそれでは到着が22時を過ぎてしまう。買いものが出来る場所があるかも不安だった。パセ&#38;ポプも今夜はまだごはんを食べていないし。
こういうときのためにも食料は積んである。
今夜はここにしよう。
わたしがパセ&#38;ポプごはんをつくっているとき、ししたろがジェットボイルで茹でたサラダスパゲティにミートソースをからめて夕飯を作ってくれた。</p>
<p>誰が見ても、栄養・バランスどちらもパセ&#38;ポプごはんの方がよろしい感じ。それは、わたしたちがパセ&#38;ポプお馬鹿だからとも言えるけれど、家でも出かけていても、パセ&#38;ポプの健康がいちばん。日常も、旅も、楽しく過ごせるのは、パセ&#38;ポプが元気で傍らにいてくれるから。それが、わたしたちの元気の素でもあるから。</p>
<p>人が作ってくれるごはんはまた美味しい。ししたろがジェットボイルの吹きこぼれで「うわぁっ」と言いながらも作ってくれたパスタはとても美味しかった。</p>
<p align="center">*　*　*</p>
<p>追い出されるように九州を発ってしまって、なんだか九州が名残惜しい。お別れを言わずに旅立ってしまったような気分になる。
明日からのことも何も決めていないけれど、眠気が襲ってきた。
惜別の思いと明日への期待と不安が入り混じったまま、いつの間にか眠りについてしまった。</p>
*　*　*
<p> 本日のおおよそのルート</p>
<p>走行距離だいたい210km
(フェリー約30km含む)</p>
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		<title>九州・四国　ぐるっと4221.4kmの旅 17　(高千穂～竹田)</title>
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		<pubDate>Mon, 04 May 2009 01:46:46 +0000</pubDate>
		<dc:creator>richa</dc:creator>
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		<description><![CDATA[<p>おはよ～、パセ&#38;ポプ♪
よーく寝たね(^.^)</p>
<p>雨は小雨になって降り続いていたようだ。
幕体を叩く雨粒の音が響く。</p>
<p></p>
<p>
カーサイドリビングからでると、中で聞いているほど雨は降っていない。中にいるときは、その雨音からかなり差し引いて雨の様子を考えた方が良いかもしれない。
足元の遥か下に雲が広がっている。ところどころ山のてっぺんが雲から出ている。時間とともにその雲は流れて変化していく。
昨日洗濯したソックスは車内外でずいぶんと乾きに違いが出た。
乾きにくいだろうと思ってソロソックスは車内に干しいていたが、そちらはほぼ乾いている。乾きやすい5本指ソックスはカーサイドリビング内だったのだが、こちらは空気中の水分を吸ってしまっている。外に置いていた紙もしっとりと湿気ていた。
やはり車内は乾燥するのだと、この実験でもわかる。いやそんな実験ではなかったけれど…。洗濯ものは、エンジンをかけていなくても車内に干したほうがお肌のためにも良くて、一石二鳥ということね。</p>
<p>朝ごはんは、昨日残った四川鍋(この前食べて病みつきに^_^;)。そして、キンピラゴボウと大根葉を入れた炊き込みご飯を作る。(ごはんを炊くのは夫の担当だけど…。)
パセ&#38;ポプは昨日のごはんにキャベツ、大根葉、あおさをプラスした。</p>
<p>う～っぱせぴょん♪</p>
<p>我が家では「うーぱせぴょん鳥」と呼んでいる鳥が、今日も元気に鳴いている。</p>
<p>7時、ラジオから流れているニュースが、Uターンラッシュが始まっていると伝える。
明日の朝は予約したフェリーで四国に渡る。四国のことはほとんど調べてきていないので、どこに行こうか迷う。
実家に電話して、四国で行った方がいいと思うお勧めの場所を聞いてみた。
早朝に電話をかけ、突然の質問を投げかけるわがままな娘。</p>
<p>ふと他のサイトを見ると、早くから撤収を始めていた。
雨に濡れながら、たくさんの装備を車に積み込んでいる。昨日夕方設営したばかりの人たちもみんな撤収している。どこかに移動するのだろうか。みんなここでゆっくり連泊で滞在するのかと思っていたから、その様子に驚く。
となりにいたファミリーも早々と撤収作業をしている。朝ごはんはもう食べたのかしら。</p>
<p>我が家も出発するのに、のんびりそんな撤収風景を見たり、パセ&#38;ポプと散歩をしたり、ごはんを食べて、10時頃から撤収を開始した。
薄日が差してきて、明るくなり、雨は小降りになった。
幸いなことに撤収時は雨が止んだ。
幕体についている水滴を内側からぱんぱん叩いて弾き飛ばす。
ころころと水玉が転げ落ちていった。先日新品に座を奪われた先代リビングシェルの幕体は雨も朝露もスポンジのように吸っていたなぁ。新しいと水玉は転がるのよねぇ、と思う。メンテナンスすればいいことだけど。</p>
<p>10時45分、撤収完了。
あたりはまた真っ白になってきて、雨が降り始めた。</p>
<p>管理棟で挨拶をして出発する。
キャンプ場を出て左折、のはずがなぜか右折。前を走っていた車も右折したので続いていってしまったのかもしれない。その道は工事中で通行止めだった。昨日通れなかった台風で崩れた道へと続く道だろう。昨日正しく来られた左折する道へ戻る。
ナビは今日もびっくりするような道を案内する。直っていないようだ。
下るにつれて白さが増し、雲の中に突入してしまったようだ。右も左も数メートル先も真っ白な中、標識を頼りに少しずつ標高を下げていく。</p>
<p>やっと雲を抜けた。まるで飛行機みたい。</p>
<p>目の前上方に石造りの橋が現れた。その橋をくぐってから、車を停めてもらう。いったいなんの橋だろう。説明の看板があるようだったので、小雨の中走って見に行ってみた。
&#62;&#62; 明正井路
悲願のアーチ橋、と書かれている。詳しいことが書かれていなかったので帰宅後調べて見た。
長さ90m、高さ13m、幅4mの日本国内では最大規模（水路橋としては大分県内で最長）という水路用石造アーチ橋。
この水路は総延長175kmという長い灌漑用水路で、竹田市で取水し、17基(現在は14基)の橋を渡り、トンネルをくぐって、豊後大野市へ水を運び潤しているそうだ。設計に従事していた技師が心労から命を絶ったほど難工事でできたものらしいが、案内看板にまったく詳しいことが書かれていなかったのはとても残念に思う。</p>
<p>九州を駆け足でまわっているとあちこちに石橋を見かける。しかも水路橋であることも多い。「水の旅」(富山和子著)にもあるけれど、九州一円が水を引き、水を治め、水を渡すことに苦労したのだろう。
九州はまだ田植えが始まっていないところが多いようだった。関東以北をよく見ているわたしは、GWにはたっぷり水の張った田んぼに小さな苗がひらひらしている風景に馴染んでいる。年々枯れたままになって放られている水田が日本国中あちこちで見られるようになっているけれど。九州ではまだ水も張られていないところが多かった。昔の人たちが命がけで水を引いて出来た水田、これから田植えが始まるのであって、耕作放棄地ではないと信じたい。</p>
<p>お昼過ぎに竹田に到着した。
歴史を感じさせる町並みにほほーっと声をあげつつも、立ち寄ったのはここでお風呂に入っていこうという魂胆からだった。
チェックしていたのは花水月と月のしずくという二箇所。他にはないかと駅の観光ガイド窓口に行ったみたが、案内してくれたのは調べていた二箇所で、他にはないとのこと。
車を走らせ、小さいほうの月のしずくに向かった。</p>
<p>パセ&#38;ポプが少しでも安心していられそうな駐車場の端に車を駐める。
時間差で夫とお風呂に向かう。</p>
<p>月のしずくは天然温泉で、露天風呂もあったが景色を望むことはできず木の壁に囲まれていた。スタッフがお風呂、脱衣所の両方を頻繁に清掃していて、安全・清潔ではあるだろうけれどちょっとうざったい感じがしてしまうくらい出入している。</p>
<p>かなり年配のおしゃれな女性が、わたしの隣でドライヤーをかけている女性に話しかけていた。
-わたし、自分で運転してこのお風呂に来るのよ、わたしいくつに見える～?
-80過ぎているのよ、80歳!
その話になる前から、わたしの背後にも話しかけている気がしたので、80歳に反応してみた。
お風呂からあがって、わたしとは雲泥の差のばっちりお化粧をしているご婦人。
80歳を超えているなんて、とてもとても見えません。
それは本当。わたしは嘘を付かない、たぶん。</p>
<p>隣にいた女性は、東京から車中泊で来ている方だった。
- わたしはね、戦争で青春がなかったの。動員されて、好きなことなんて何も出来なかったのよ。あなた、何年?
- あら、わたしの息子は○○年なのよ。</p>
<p>車を運転できなくなったら、楽しみはなくなる、とそのご婦人は言っていた。
わたしの父も自分の運転で日本中を旅している。わたしたちと違ってその旅の形態はもちろん車中泊とかキャンプではないけれど…。父も自分で運転できなくなるときが来るだろう。免許更新のときだけでなく、教習所に行って適性検査を時々受けている。もし、不安要素が出てきたらきっとすぐに自らハンドルを放す覚悟をしているだろうと思う。わが父ながら、自分を制する姿勢には感服し、恐れ入る。
人に迷惑をかけるような、自己満足はやってはいけない。
そのご婦人も、父と共通する面があるような気がした。</p>
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		<item>
		<title>九州・四国　ぐるっと4221.4kmの旅 16　(キャンプ@高千穂)</title>
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		<pubDate>Sun, 03 May 2009 04:27:00 +0000</pubDate>
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		<description><![CDATA[<p>町から10kmほど登ってきただろうか。ずいぶん高度もあがった。町がずっとずっと下に見える。</p>
<p>このキャンプ場のレポートを書いている人が、最後の道はダートでかなり厳しい道だと何度も書いていた。ここまではずっと舗装路だった。そろそろそんな道が現れるのか。</p>
<p>と思ったら、ナビが示している左折する場所を行きすぎてしまった。
舗装はされていても細い山道、Uターンは出来ず、バックで戻る。</p>
<p>ナビの言う通り左折すると、前方には無舗装の土が暴れている登り道が現れた。</p>
<p>左折する場所に、キャンプ場への案内看板はなかった。
ほんとうにここで曲がって良かったのか。不安がよぎる。</p>
<p>薄暗い木立を抜け、カーブを曲がって出てきた景色に、目を見張った。
右斜面は崩れていた。土砂が流れて木々はなく、ぱっくりとえぐれている。
大きな岩もごろごろとその途中で今か今かと落下するのを待っている。車が通ったらしい跡はある。
「ほんとに、この道?」顔を見合わせる。
ナビは「この道だ」と言っている。狂っているけれど…。
レポートで普通の車では厳しいとは書かれていた。
しかし、厳しすぎる。危険すぎる。命がけで行かなければいけないようなキャンプ場って、そんなわけはない。</p>
<p>夫は、車を降りて先を探りに行った。徒歩だって危険なのに…。
こんな場所で携帯が入るとは思えなかったけれど一か八か携帯を見てみる。少し移動するとなんとかアンテナの立つ位置があった。
キャンプ場に電話をする。
かかった!と思ったら、切れてしまった。やはり通じないか…。
と、こんな場所にそぐわない電話の鳴る音が響いた。
キャンプ場のおじさんがまた電話をしてきてくれたのだった。
今いる場所の目印になるようなものがなく、どう伝えればいいのかわからないまま、土砂崩れがあった林道のような道に入ってしまっているけれど、道に間違いがないかと伺う。
おじさんは、わたしたちの居場所に合点がいったらしく、そこは戻って、曲がらずに進めば看板が出てくるから、看板に従って来て、と。
助かった!
探りに行った夫に聞こえるように、普段出したこともないような大声で叫ぶ。
「ダメ、ダメ～」と向こうからも声が聞こえてきた。</p>
<p>おじさんに言われたとおり、入ってきた道を降り、舗装道へ戻る。今回の電話も途切れ度切れで何度もかけ直したりかけてもらった上でなんとか通じた会話だった。記憶したことに間違いがないか不安があったけれど、 しばらくすると看板が出てきた。
よかった、間違っていない。
そこでまた電話が鳴った。おじさんからだった。心配してくれていたらしい。とても親切な管理人さんだ。</p>
<p>キャンプ場まではずっと舗装されていた。
この崖崩れは去年の台風で起きたものだそうだ。崩れる前はこの道を使っていたのだろう。あとから聞いた話だが、やはり我が家と同じようにこの道に迷い込んだ人たちがいたらしい。きっとカロッツェリアのナビを信用したのではないかと思う。ナビを信用してはいけない(苦笑。
それにしても、この崩壊が起きたとき、別の道はあったのだろうか。道が閉鎖されて、閉じ込められたりしなかったのだろうか。山奥などの一本道しかないキャンプ地に行くときはいつも「帰ってこられるか」を考えてしまう。そのために非常用食料も用意しているのだけど、目の当たりにこのような崩壊を見てしまうとまだまだ非常事対策と心構えが出来ていないことを思い知らされる。</p>
<p>ちょうど正午にキャンプ場に到着した。
管理棟に行くと、奥さんがいて、オートサイトにキャンセルが出たのでどうぞ、と言ってくれた。もちろん他のサイトも見て決めていいですよ、とも。
オートサイトは、各サイトにシャワーと水道がひとつずつ付いている超高級サイトで、車の駐める場所とテントを張る場所が別々に区切られていた。車は景色が広がる側に駐めるようになっている。これではカーサイドリビングの中から景色は望めない。
車でフリーサイトを覗いて見ることにした。車が駐めることが出来る場所であればそこでカーサイドを利用することができる。しかし、フリーサイトは急な山の斜面。ところどころにサイト適地があるが、車を脇にとめられるような場所はなかなかなさそうだった。唯一我が家が選択できそうな場所は、急な斜面を上っていくサイトと、サイト脇に置けない車が数台駐められているスペース。おじさんが電話で言っていただろう「あそこ」とは、ここの駐車スペース脇だろうと想像した。もぐらがあちこち顔を出したらしい跡があるけれど、それをなんとか外し、他のテントとも距離を置いてカーサイドを設営することにした。</p>
<p>急に雲が広がってきて、今にも雨が降りそうな空模様になってきた。いや、空模様といっても見上げた空ではなく、目線下から雲が上がって来ていた、というのが正しい。 さっさと設営してしまわないと降られてしまいそうと少しばかりペースをあげる。
しっかり水を含んでているらしい雲は上がってくるにも重いのか、私たちの設営を待ってくれたのか、降られることなく設営を完了することができた。
すぐにあたりは白くなった。カーサイドリビングの窓から眺めていると、雲の塊が移動すると木々が見えたり、山の頂上が眼下に見えたり、と一瞬たりとも留まっている景色はなかった。</p>
<p>時間はまだまだ早い。わたしは洗濯。といっても、靴下だけ。ちょっと洗ってしまおうと手洗いして、タオルで水気を十分に取り、車内とテント内に干した。
その間に、夫は山へパセ&#38;ポプと散策へ。まるで、昔話のはじめみたいだけど、桃が流れてきたり、月からの使者が来たりなどという特別なことは起きないだろう。
パセ&#38;ポプも山並と雲海にびっくりしている様子。岩から海へ飛び込んだり、堤防に飛び乗ってしまうパセ&#38;ポプ、飛び込みたくなっていたのかもしれない(笑。</p>
<p>標高1200mのここ四季見原キャンプ場は、わたしがどうしても来てみたかった場所。 雲海を眺めながらキャンプができるなんて素晴らしい、とまさか九州をまわるなんて考えてもいなかった頃から気になっていたキャンプ場だった。知らぬが仏で、帰宅してから知ったのだけれど、ここはGWと夏休み期間しかオープンしないので予約でいっぱいになるキャンプ場らしい。小さなキャンプ場だし、この絶景だもの競争率が高いのも頷ける。しかし、なにも知らず、予約もせず、当日押しかけて運良く泊まることができたなんて、我ながら驚く。</p>
<p>辺りが真っ白になってきたので、早々と夕飯の準備をはじめる。</p>
<p>夕方になって隣のサイトと開けた場所に、ファミリーが設営を始めた。よくそこに張れるなぁ、と感心するほど近い。GWやお盆休みにキャンプをしているとこの感覚で、サイトの間隔も狭くなるのかもしれない。雨がぽつぽつ降り出してきた。
挨拶をすると気さくに挨拶をしてくる。全く悪気はないのだ。
雨になっちゃいましたねぇ、と言うと予報で言ってましたからね、と話していた。
天気予報どおりだったとは…、知らなかった。大型テントにスクリーンテント、椅子にテーブル、調理器具などなどたくさんの道具がいっぱい出てくる。きっとGW中、ここで連泊するのだろう(羨。できるならわたしもこの天空のキャンプ場で連泊して、朝から夕方までずっとぼーっと下界を眺めていたい。</p>
<p>飲んで、食べて、パセ&#38;ポプのごはんも終えると、急に眠気が襲ってきた。
18時。
30分くらいだけ横になるね、と車に入った。
7時だよ、と声をかけられたらしいが眠り続けた。
もしかしたら、物語は始まっていて、眠り姫でも乗り移っていたのかもしれない。
そして、 突然、ぱっちり目が覚めた。
パセ&#38;ポプ王子に起こされたわけではなく自発的に。
目の前が真っ暗だった。
時間を確かめると、22時。
なんと、みんな車でぐっすり寝ている。
うわぁ～。
こんな時間に寝ていたら、翌日いったい何時に起きてしまうのか。
それが恐ろしくて、いったん起きることにした。
付き合って夫も起き出した。パセ&#38;ポプは付き合っていられないらしく、そのまま車内で寝続けていた。</p>
<p>幕体を叩く雨の音が響く。</p>
<p>明後日の朝には九州を離れる。
旅も後半に入ってしまった。</p>
<p>外に出ると小雨だった。
カーサイドは音が響くらしい。
眼下の雲間に、町の灯りがちらちらきらきらしていた。</p>
<p>本日の走行距離、とっても少なく90km</p>
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		<title>九州・四国　ぐるっと4221.4kmの旅 15　(日向市～)</title>
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		<pubDate>Sun, 03 May 2009 01:53:48 +0000</pubDate>
		<dc:creator>richa</dc:creator>
				<category><![CDATA[2009]]></category>
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		<category><![CDATA[キャンプ]]></category>
		<category><![CDATA[道の駅]]></category>
		<category><![CDATA[高千穂]]></category>

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		<description><![CDATA[<p>昨晩寝るときには数台しかいなかった駐車場は、朝6時にカーテンの隙間から外を眺めると車の数が倍以上に増えていた。
となりに停まった車がなにやらバタバタはじめたので、少しはなれた場所に移動する。パンクしていたらしい。仲間と数台で来ていたらしく人が右往左往してタイヤ交換をはじめた。新しく車も入ってくる。夜の静けさとは打って変わって早朝からにぎやかな道の駅になっている。

やはり「道の駅とうごう」は虫が多かった。トイレの手洗い場の白い陶器には、灰が積もったように小さな虫がうっすら張り付いている。このままじゃ手さえ洗うのを躊躇するほど。トイレットペーハーでぬぐって捨てた。我ながら強くなったものだと思う。
この後、車内に居たとき、窓を開けていたらセミの幅を半分くらいに細くしたような身長10cm近い虫が入り込んできた。これには…前言撤回。とてもじゃないけど強くなれない。運転席に座っていた夫の右肩近くだったので、夫もびびったほど。やはり、虫は要注意の場所のようだった。</p>
<p>道の駅と通りを挟んで住宅が立ち並んでいたけれど、虫対策はどうしているんだろう。なにかいい手があるのならぜひ教えて欲しい。</p>
<p align="center">*　*　*</p>
<p>パセ&#38;ポプのごはんは、戻した乾燥野菜と霧島鶏のレトルト、野菜ジュースで作った。
</p>
<p>出発前に、今夜宿泊したいキャンプ場に電話をしてみる。
オートサイトがいいのですがと言うと、もう残り少ないですよ、と。この声を聞いて電話は無情にも切れてしまった。どうやら携帯がつながりにくいらしい。もう少ししてからまたかけ直そう。</p>
<p>8時過ぎに道の駅を出発した。</p>
<p>「普通自動車以下は通行できます」と書かれた橋を渡る。とてもアバウトな制限で信頼性に欠けるけれど、進んでしまう。</p>
<p>家を出てから2300kmになった、とメモをする。</p>
<p>五十鈴川沿いを走る。「いすゞ自動車」の社名の由来になったらしい伊勢市を流れる五十鈴川と同名の川。
スカイロッジ銀河村という看板があったので、わざわざ戻って覗きに行く。
オートキャンプは出来ないキャンプ場のようだ。管理棟も固く閉ざされているので夏休みだけオープンするのかもしれない。それにしてもオートが出来ない割には駐車スペースが少なく感じる。
少々湿っぽい感じもする。パセ&#38;ポプを降ろすのは躊躇われたので、そのまま出発。戻らなくてもよかったかもしれない。ま、我が家は寄り道ばかりだし、寄り道をなくしたら面白くないから良しとしよう。</p>
<p>9時半頃、小川平から日之影へ向かう。
ナビが測位できず狂いだした。とんでもない道を勝手に走っている。
いったいどこを走っているのか、ナビをみているとかえってわからなくなる。
こんなに狂うと、湾岸戦争の時にナビが狂ったときのことを思いだしてしまう。また戦争でも始めて衛星が使えなくなったのか、と。</p>
<p>ナビが狂っても、道は少ない地域なのでそう間違えることはない。ただ間違えるととんでもないところへと迷い込んで、Uターンもままならないということもある。実際、ナビの言うことを無視して道を選んでそんな目に遭ったことが多々あるのだから、気をつけなくてはいけない。このときも一度、間違えたし…。
それでもなんとか、日之影温泉駅に近づけているようだ。
道路と川の間に線路が通っている。
しかし、その線路には草がぼうぼうと生えている。だんだん見えてくる駅のホームらしき場所には電車の姿があった。
駅の前にあった駐車スペースに車を駐める。先ほど見えていた電車はブルーシートで覆われていた。
どうやら、廃線のようだ。
2005年、台風で脇を流れる五ヶ瀬川が溢水し、駅は壊滅的被害を受けて運行休止となり、復旧できずに2008年末には高千穂鉄道高千穂線の全線廃線、廃駅になったらしい。
元鉄道少年は車を降りて、元ホームへと渡って行った。
現役鉄道少年らしい子どもたちを乗せた車もやってきた。
わたしはパセ&#38;ポプと車で、夫が少年から現実に戻ってくるのを待っていた。
水面から橋面まで137ｍで国道に架かる道路橋としては東洋一の高さらしい青雲橋が、谷間をまたいでいる。
こいのぼりは青雲橋のうんと下で泳いでいた。
その橋の近くに道の駅があるはずで、一気に登って近づける道も地図上ではありそうだった。しかし、その道で曲がれぬまま谷間を走っていくことになった。</p>
<p>水面からの高さ約100m、林道としては日本一高い橋という龍天橋をくぐると、右側の崖に流れ落ちている滝があった。立っている道の下を抜けて、川へと流れ落ちている。足元でその滝の姿には似つかわしくない轟音が鳴り響く。うっとりと見上げながらもこの音にびくびくしてしまう。名前はついているのだろうか。ナビも狂っているし、ツーリングマップルにもこの滝のことは記されていないので、わからない。まわりに東洋一とか日本一とかの橋があるからこの滝は名所にはならないのかもしれない。
それにしても、やはり旅は回り道が面白い。</p>
<p>ずっと遠回りをして、道の駅青雲橋に行く。さすがに休日だけあって、人も車も多い。
橋の上にはぞろぞろと人の歩く波があった。混雑しているところに近づきたくなかったし、橋の上からの眺めは見にいかなかった。カヌーで川下りしていても思うけれど、橋はやっぱり上から見下ろすより下から見上げるほうが好きだ。こじんまりと感じた道の駅は舗装されていない駐車スペースもあって、ほこりっぽかった。</p>
<p>これから行って見るキャンプ場で泊まることができなかった場合、P泊しなくてはならないかもしれない。今日は休日だから、できれば道の駅は避けたいけれど、念のためチェックをしながらキャンプ場に向かう。</p>
<p>キャンプ場までのルート近辺にもうひとつあった道の駅高千穂もチェックする。
道路を挟んだ駐車場に入る。車を駐めて、車道をくぐる歩行者用トンネルで道の駅に向かう。道の駅の樹木の下の芝生で異国の方ふたりがテントを畳んでいた。昨晩ここに泊まったのだろうか。日本人なら張れないと思う場所だった。すぐ脇を人がぞろぞろ歩いていく。</p>
<p>道の駅には特に目ぼしいものもなかったので10分も経たずにパセ&#38;ポプの待つ車に戻ると、駐車場はあふれかえっていた。次から次に入って来る車が出入り口をふさいでしまって、出る車も立ち往生している。これじゃ、これから車を駐めるにも時間がかかりそう。たまたますんなり駐められてしまったけれど、数分違っただけでこんなことになるとは…GWの混雑ってすごい。ちなみにP泊にはどちらの道の駅もあまり適当とは思えなかった。「混雑」という条件のせいかもしれないけれど…。</p>
<p>キャンプ場に再度電話をして見る。
もうオートサイトはすべて埋まってしまっていた。オートじゃなければありますよ、と言われて、こちらの装備を話してみた。電話の向こうで、うーんとうなる声。その後、もしかしたらあそこならどうかな…、見てみます? と言ってくれた。ありがとうございます! とにかく向かいます、と電話を切る。
この会話を成立させるまでに、何度も携帯が切れた。そのたびにかけて来てくれたり、かけ直したり。どうやら携帯がつながりにくいのはキャンプ場のようだった。</p>
<p>高千穂の町で見つけたスーパーに駆け込み、食料を買う。非常時用として車には食材はいろいろ入っているけれど、やはり地元のなにかが欲しい。
飛び込んだスーパーは雑然としていた。なんとなくあまり良い雰囲気ではない。
パセ&#38;ポプごはん用のお肉など生ものを買い込み、保冷用の氷が欲しいと頼む。レジの女性は店主らしい人に「裏に氷、ありましたよね!?」と大声で問いかけた。「氷? ないっ」と一蹴する言葉が返ってきた。クーラーバッグにももう氷が残っていない。女性が「ロックアイスならありますけど」と言う。仕方ない、氷を買おう。
もしキャンプ場に泊まれなければ他を探さなくてはいけないし、生のまま持ち運ぶことになるかもしれない。温度も上がってきているので氷がないと食材が心配だった。そのためにも、できればキャンプ場になるべく早く着いて、今夜の宿泊場所を早めに決定したい。</p>
<p>買った物をクーラーバッグ大小に放り込み、ナビに案内させて走り出した。しかし、ナビはさっきから狂っているのであまり信用はできない。途中何箇所かキャンプ場への案内板が立っていた。</p>
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		<title>九州・四国　ぐるっと4221.4kmの旅　14　(桜島～)</title>
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		<pubDate>Sat, 02 May 2009 10:36:14 +0000</pubDate>
		<dc:creator>richa</dc:creator>
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		<description><![CDATA[<p>錦江湾沿いに桜島へ向かう。
その昔、この桜島を見たのは磯庭園からだった。そのときは五月半ばで、鹿児島湾に入った客船から降りての観光だったはず。やはり暑かったことを覚えている。</p>
<p>大正時代の大正噴火で、大隈半島と地続きになったという桜島。
橋を渡って入るとは思っていなかったけれど、なんだかわたしたち橋を渡っている。
桜島に入ると、ぽっかり海に浮かんだ山の裾野にいるような気がした。浅間山の鬼押出しとはずいぶんちがう。意外と緑が深く、噴火口も遠い。水無川というのか、土石流の道というような大きな溝が火口の方か海に向かって何本も続いている。そして、道沿いにはコンクリートの塊で出来た10数人くらい入れる退避壕があちこちにある。人が集まっていたので車の窓越しに見て見ると「埋没鳥居」だった。人ならすっぽりと埋まってしまうくらいの深さだろう。こ の鳥居が埋没した時に地続きになったらしい。</p>
<p>そのときの爆発の前兆は2週間以上前から始まり、数日前には「群発地震、絶えず鍋で湯を沸かすような音、列車がレールを通過するような地鳴りの音がつづき 温泉といわず、石垣のすき間といわず、やたら熱湯や水が吹きあがり地裂けも山崩れも現れはじめ(「崩れ」幸田文著より)」ていたらしい。爆発前に非難脱出は始まっていたのに、学校・役場・警察などの知識人と呼ばれるような人たちは測候所の「桜島の噴火ではない」という誤報を信じて、非難騒ぎをしていた人たちを嘲笑していたが、結果災禍を被ることになったそうだ。</p>
<p>また噴火するとわかっていても住み続けている人たちがいるのは、不思議な気がするけれど、関東でも大地震が来るとわかっていて暮らしている人は桜島以上にいる。
ただ、現在関東地方に暮らしている人間に前兆を感じることができるかどうか…。未完全な科学を信じてしまう方が多い気がする。</p>
<p>海沿いを走る道からはずれと奥へと入り込んでみた。
「ちょっと待て?
見えぬ獲物の再確認」
って草むらの中に生えているけど、その看板が見難いし、ここで猟してるの? 背の高い草が茂っていて見通しの効かない場所で、お願いだから撃たないで。</p>
<p>また海沿いに出た。
対岸の鹿児島は、ビルが乱立し、大都会に見える。</p>
<p>道の駅桜島に寄ってみる。</p>
<p>さすがGWらしく大賑わいで、誘導の人もいる。ここで買った芽ひじきは関東で買う黒く小さなものとは違い採ったままのつながった形をしているし、色は茶色い。そして、熱湯につけると緑色になった。歯ごたえが抜群だけどちょっと磯臭い。って、それか本物なのかな(笑。</p>
<p>海の向こうに小さな富士山のようなシルエットが見えた。開聞岳だった。</p>
<p>再び橋を渡り、牛根峠を越える。峠越えの道でクロネコさんとすれ違った。うちから発送している商品もこうやって九州の端っこまで届けてくれているのだと考えると、なんだか感慨深いものがある。</p>
<p>16時、曽於市に入り、しばらくして宮崎県に入った。
宮崎県はペットに不親切だとネットで見たことがある。先入観を持ってはいけないかもしれないが、実際に犬連れ禁止と書かれた道の駅にある看板の写真が掲載されていた。そんなところは利用したくない。</p>
<p>九州にも野尻湖がある。そこを今日の目的地にしていたが、明日高千穂のキャンプ場へ行くことにして、都城から高速に乗って宮崎市へと向かうことにした。
17時過ぎに宮崎で降りる。
ETC出口に進む。前方に車がいる。あれ、動いている様子がない。停まってる。動かない。おかしい。他にETC出口はなく、その車の後ろに停車。どうも バーが開かないようだ。カードを入れたり出したりしている様子。係員がやってきて、バーを開け、その車を誘導して行った。入ってきたときは問題なかったの だろうか。
そのままバーは閉まらず、開いたまま通過する。(この旅の後、わたしたちも開かなかったことがあった。要注意です。)</p>
<p>宮崎市街は渋滞していた。宮崎県知事東国原さんが宮崎に高速を、とよく言っているけれど、これ以上車が流入してきたらこの渋滞はどんなことになってしまうのだろう、と次回はいつこの道を通るのかわからない私がぶつぶつ言ってしまう。</p>
<p>宮崎市を過ぎると途端に地味な景色に変わった。日も傾き始めているので、スーパーを探さなくては。ナビで探すと、Aコープが一軒のみ表示された。
そこへ向かう途中、新しそうなスーパー発見。車を滑り込ませる。今夜の宿泊場所がまはまだ決まっていないので、買い物の前にパセ&#38;ポプにごはんを あげてしまおう。ランチジャグに入れてきたパセ&#38;ポプごはんをお皿に移す間、夫はパセ&#38;ポプを散歩に連れ出した。
ドアを開けると漂ってくる香しい匂い。
戻ってきた夫が「におう～。牧場くさい～」と叫ぶ。
そんな中で、パセ&#38;ポプはごはんの時間。</p>
<p>パセ&#38;ポプがごはんを食べ終わり、スーパーで買い出しをする。
誰もあの香しい匂いに顔をしかめる人たちがいないのはなぜだろう。
カツオとマグロの柵を切ってもらった。切ってもらうと、大根のつまが敷かれわさびが付いた。日本酒がどこでも端っこに追いやられているのはやはり九州なのだろう。焼酎は目を見張るほど並んでいる。
焼酎を飲まない父が以前くり焼酎は美味しかった、と言っていたことを思い出し、栗焼酎を買ってみる。飲めなかったら父へのおみやげにする魂胆。</p>
<p>さ、これで準備完了。今日の宿泊地へ向かおう。
どこにしようか?</p>
<p>「日向」という道の駅。
「犬の散歩禁止」と書かれていた道の駅だった記憶がある。もしかしたら記憶違いで、道の駅として適当と書かれていたところか。脳裏でゆゆらゆら。
最初、その悪い記憶の方だったらイヤだからと山にある「道の駅とうごう」を目指すことにした。ナビが選んだルートは、17時を過ぎて暗くなった川沿いを行 く細いくねくねの山道だった。車の姿もなく、なんとなく嫌な雰囲気。お互い黙っていたけれど、夫もそう思ったのか、数キロ走ってから、やっぱり日向を見て みようか、と言う。2キロ先にあるのだから見ておいても悪くないだろう、と。もしかしたらわたしがこの道イヤだ、と思ったことに気付いたのかもしれない。
2kmはあっという間だった。
海のそばに立っている道の駅日向には車がすでにいっぱい駐まっている。立ち寄りだけのも多くいるようだ。近くの温泉に行って、ここに戻ってきて車中泊しようと話している年配のグループもいた。
ふと見ると、「犬の散歩禁止」と書かれた看板が立っていた。やはりここだったか。
小さな駐車スペースで車と人がごった返す日向を立ち去ることにした。あまりに狭いので犬の散歩は、禁止されなくても危険かもしれない。でも、ああ書かれて いること自体で犬連れはここを利用しないだろう。マナーの悪い人は、確かにいる。でも、ひとからげに禁止することはないし、その措置は道の駅としてはどう なのだろう? 立ち寄る人たちの制限をしても道の駅として存在できるのならば、道の駅ガイドや看板にその旨大きく書いて欲しい。</p>
<p>耳にした日向サンパーク温泉「お舟出の湯」も覗きに行って見るが、巨大なアミューズメントパークのようで、駐車場も車でいっぱい埋まっていた。駐車場でぐるっとまわり、そのまま出る。</p>
<p>海沿いを北上していくと、「海の駅」と書かれた看板があったと夫言う。暗闇の中でわたしは気付かなかったけれど、一枚見た看板を頼りに右折して見た。
行けども行けども真っ暗な道。
そして、出てきたのは有料道路の入り口。仕方ないので有料道路を避けるために左折し、さっきまで通っていた10号線に戻る。帰ってきてから調べて見ると、もっと10号線で北上した場所に「海の駅ほそしま」 という海の駅があったらしい。有料道路を使えば近道のようだけれど、案内がなければその道を使えるはずもない。だいたい、「海の駅」ってなにかわからな かったし…。トイレが24時間使えるのかもわからない。最近、「山の駅」とか「房の駅」とかいう道の駅に似せた施設があちこちにできているけれど、道の駅 にしない訳があるのかな。
24時間利用可能な駐車スペース、トイレ、情報提供施設を備えていることが道の駅の条件ならば、「道の駅」ではない「～の駅」はのいずれかの条件に合わな いということも考えられる。あとは、道の駅の間隔が10km未満だと新しい道の駅の登録が受け付けられないということもあるようだ。いいじゃないの、 5km間隔だって!と思うのは素人?　競合するからって、受け付けないのは本当の目的からずれている気がするけれど。やってみなければわからないし…。</p>
<p>なんてことを話しながら、結局、暗い夜道をまた「道の駅とうごう」に向かうことにした。パセ&#38;ポプにごはんをあげておいて良かった。
ナビが選んだルートは、さっき向かおうとしたときより大分北にいるので、国道の片道一車線のそれなりに広い道。通っている車もいる。快適な道の出現に、あの細い山道を行かなくて正解だったかも、と何度も話す。</p>
<p>20時半、道の駅とうごうに到着した。
広い駐車スペースには、車中泊らしい車が数台駐まっている。奥にはスーパーもあるようだ。車を駐め、シェードを付けてカーテンなどを閉めているとき、スー パーで買い物をしてきたらしいおばあさんが2人連れ立ってこちらに歩いて来た。きっと近所のおばあさんたちなのだろう、と思ってみていると、駐めてあった ハイエースに乗り込んでいった。どうやらおばあさんたちも車中泊らしい。運転できるとは思えないので他にも人が乗っているのだろう。いったいどうやって寝 ているのか、不思議だけど…。</p>
<p>わたしたちの夕ごはんとパセ&#38;ポプのお夜食は、スーパーでカットしてもらったカツオとまぐろのお刺身。そして、わたしたちはそれ以外に、ほ うれん草の胡麻和え、宮崎鶏の照り焼きなど。くり焼酎は、やっぱりわたしは苦手。ししたろは最初「!」と渋っていたけれど、飲み始めるといけるかも、と飲 んでいた。</p>
<p>ここ道の駅とうごうは、日向と違って出入する車も少なく、ドアの開閉も躊躇するほど静かだった。ただ、虫は多いのかもしれない。トイレの脇や、駐車場脇に虫を集めるための真っ白いボードが設置されている。
夜間、外に出ることはなかったのでその真偽のほどはまだわからない。</p>
<p>本日のルート。
約300km</p>
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		<title>九州・四国　ぐるっと4221.4kmの旅　13　(霧島～)</title>
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		<pubDate>Sat, 02 May 2009 05:46:07 +0000</pubDate>
		<dc:creator>richa</dc:creator>
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		<category><![CDATA[霧島]]></category>

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		<description><![CDATA[<p>霧島国民休養地の朝、5時に目が覚めて、車外のカーサイドリビング内で寝ている夫ししたろの様子をパセ&#38;ポプと覗いてみた。
起き出してコットに腰掛けている。
しかし、車内の窓からじっと張り付いて見しているわたしたちに気付くようすもない。
あ…。
外に出て行ってしまった。
車内から送っていたパセ&#38;ポプとわたしたちの視線は、カーサイド内でゆらゆらふらふら～。</p>
<p>昨晩、パセリは夫の場所を独り占めしてへそ天で寝ていた。ポプラはいつものとおりわたしにくっついて寝ていた。結局、わたしは夫不在の広々車内ベッドの恩恵にはあずかれなかった。
きっと楽々眠れたのは、パセリと夫。</p>
<p>わたしたちのサイトの目の前にある炊事場で、キャンピングカーの人が長い柄のブラシを持ってなにやらやっている。目をとめて見てみると、なんと洗車をしていた。
持参しているらしいホースを炊事場の水道につなぎ水をジャージャー流して、車体をくまなく洗っている。
キャンピングカーのマナー違反をする人の話は耳にしていたけれど、目の前で展開されている様子を理解するまで少し時間がかかった。他の人たちも立ち止まって見つめている。こんなことされたら、キャンピングカー乗りの人たちにもいい迷惑だろう。
そういえば、以前福島の道の駅で大きなトレーラーを引っ張っていた人は、朝起きるとその巨大なトレーラーの隅から隅まで綺麗に拭き掃除していた。もちろんどこからか水を引っ張ってきているわけではなく、雑巾とモップで作業していた。小さな車でもうちは窓くらいしか拭かないのに、尊敬のまなざしで眺めてしまったことを思いだす。尊敬しても、どうせすぐに林道で泥水はねあげるもん、とやらないけど…(^^ゞ</p>
<p>今朝のパセ&#38;ポプごはんは、鶏のお刺身と牛すじを煮たもの、水菜、トマト、きゅうり、そして納豆。</p>
<p>昨日、鶏の刺身を知ったから、今日は気もそぞろで鶏の行方を追うパセ&#38;ポプ。</p>
<p>九州本仕込みと書かれていたので購入したこの納豆。
「あまかたれ」というたれが付いていた。
納豆についているたれを使うことがあまりなかった我が家、普通のお醤油でも試してみた。
この納豆にはこの「あまかたれ」が、合う!
少し甘めの納豆、悪くない。
というより新発見。
炊いたご飯と五木で買った梅干で、お昼用におにぎりを作る。
五木で買ったよもぎパンでサンドイッチも作った。</p>
<p>まだ続く、朝ごはん。</p>
<p>納豆を発泡スチロールのケースで混ぜるという行為、最近になってキャンプのときだけは許せるようになった。納豆に付属しているたれやからしを使うようになったのも最近。未だにとろみのたれが付いている納豆はまだ納豆と認められないし、万が一買ったとしても使わないと思う。
あれ、わたし、もしかして納豆にうるさかったの?
書いてて、納豆通かと自分で勘違いしそうになったわ(笑。</p>
<p>(ちなみに、納豆の器を洗うときは、スクレーパーがとても良い仕事をしてくれます。ほかにもいろいろ重宝するので、旅用のものを持ち歩いてます。)</p>
<p>今度は、パセ&#38;ポプの朝ごはんと食後の様子。</p>
<p>今朝も鶏の刺身を入れたごはんで、がつがつばくばく。</p>
<p>満足したパセ&#38;ポプはコットでくうくう。</p>
<p>そんな姿を見て、わたしは9時に併設されている温泉に向かった。オープン時間と同時にもう入っている人たちがいた。地元のおばさんたちが4人。露天はぬるかったけれど、内湯はちょうど良い温度だった。
朝からさっぱりしてサイトに戻り、夫とタッチ交替。</p>
<p>早朝から続々と車が入ってきて、次々に色とりどりのテントを立てられている。一気に競技場からキャンプ場らしくなる。昨日まではコールマン、ロゴスなどが優勢で、ほとんどいなかったスノーピークのテントも並び始めた。</p>
<p>わたしたちは11時頃からのんびりのんびり撤収開始。
いつもこんなのんびりでいいのだろうか…。と思ったとき、テントを張る場所を探しているファミリーがいたのでこの場所を譲ることになって、スピードアップする。</p>
<p>12時前、キャンプ場を後にした。</p>
<p>霧島神宮、霧島駅方面へ向かうまわりにはなにもない道路わきで、ザックを下ろしなにやらザックをいじっている女性がいた。
「ザックが壊れちゃったのかな?」心配性の夫が言う。
なにか必要なものがあって出しているんじゃない?と私が言ったところで気になったらとまらない夫。
「ちょっとUターンしてもいい?」
いいけれど、車は現在人員増加は不可能な状態ですよ～。言ったって聞いちゃいないけれど。
車をくるっと回して、女性のいた場所へと戻って行く。
女性はザックを背負って歩き始めていた。
夫が声を掛けると、「大丈夫です!」と明るい声。じゃ、と車を走らせようとしたところに「すみません、霧島神宮駅はこっちでいいんですか?」と聞かれた。
直線でも5kmはある。道路はくねくねと曲がっている下りが永遠と続く道。すでに一日でもっとも暑い時間になっている。どこから歩いているのかわからないけれど、気をつけてとエールを送って、わたしたちはするすると下り坂を走って行く。</p>
<p>「そうめん流し」という看板があちこちに見られる。九州では「流しそうめん」ではないようだ。どこでひっくり返ったのかな。元はどっちだったのだろう。</p>
<p>霧島市街地に入って見かけるお墓には、火山灰から守るためか屋根が付いているものが多い。お墓なのでカメラを向けるのは憚られたので写真はないが、立派なお墓も一般的なお墓も屋根がついていた。</p>
<p align="left">車の中で作ってきたサンドウィッチを食べる。よもぎの香りが効いて…って効きすぎで草もち食べているみたいだった。</p>
<p>13時過ぎ、道の駅たるみずに寄る。
錦江湾(鹿児島湾)越しに煙をあげている桜島を見ながら浸かることのできる足湯があり、数十人がジュースなどを持って入っていた。温泉も併設されているらしいのでP泊にもいいかもしれない。休憩、と芝生の上ではあるけれど、暑いのでパセ&#38;ポプには辛そう。そそくさと出発する。</p>
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		<title>九州・四国　ぐるっと4221.4kmの旅　12　(キャンプ@霧島)</title>
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		<pubDate>Fri, 01 May 2009 06:28:57 +0000</pubDate>
		<dc:creator>richa</dc:creator>
				<category><![CDATA[2009]]></category>
		<category><![CDATA[キャンプ]]></category>
		<category><![CDATA[九州]]></category>
		<category><![CDATA[霧島]]></category>

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		<description><![CDATA[<p>霧島国民休養地の案内に従って右折すると、そこにスポーツ競技場のグラウンドのような広大なフィールドがどーんと現れた。思わず、目が点になって顔を見合わせてしまう。
やってしまったか、このキャンプ場の選択、と。
あまりに驚いて写真を撮るのも忘れたまま、ぽかーんとその風景を眺めながら、競技場のようなフィールドの周りを辿って、管理棟へと向かう。
広いグラウンドにはキャンピングカーなど大きな車が駐まっている。
まぁ、洗濯することも大目的のひとつだから変更はできない。
14時頃、管理棟で受付を済ませ、グラウンドの脇に少しだけある林のスペースにわたしたちのスペースを探した。
地面は根っこなどで凹凸があり、平らな場所を探すのはなかなか難しい。
車の位置を微妙に変えて、サイトを決定。
夫が設営している間に、わたしはSTOW SACなどに入れた洗濯ものやタオルなどをエアトートに放り込みコインランドリーへ。やさしく洗うとか、脱水時間とかの選択がまったくできない、オンオフのスイッチが1つだけの洗濯機に洗濯物を入れ、ボタンを押す。
サイトに戻ると設営は完了している。あとは洗濯機の仕事を待ち、乾燥機に入れ替えるまで、のんびり。
天気が良いので、シュラフもピローも天日干し。ビールが足りなくなりそうなので管理棟に売っているかと聞きに行った夫は、そのまま広いキャンプ場を出て、太陽に干されながらてくてく近くの酒屋さんまで行っていた。</p>
<p>そのなことは露知らずのわたしたち。サイトで身も心も緊張感なく、のんびりとしていた。
陽射しは強いけれど、そよぐ風は肌をひんやりさせてくれる。カーサイドリビングも全面開放して内に風を呼んだ。ロールアコットだと下からも風が通って涼しすぎるのか、シュラフを置いたら、その上で力の抜けたくたくたパセリになった。ポプラはピローを抱えて少しばかり監視。</p>
<p>乾燥機を二回しても少しばかり湿っている感じの服を風にゆらゆらさせる。
今回は、速乾性じゃない綿やウールの服も持ってきているから…。</p>

<p>キャンプ場は、明日からの問合せで電話が鳴りっぱなしらしい。今は、だだっ広いグラウンドにもぽつぽつとテントが立っている程度。
わたしたちの林間サイトはグラウンドを見渡せる位置にある。
グラウンドの周りには一周できるトラックになっていて、ランニングしたりウォーキングする人たちがいる。パセ&#38;ポプもそのトラックを散歩して一周 してみた。すると、グラウンドからは霧島連山がどーんと鎮座している様子が眺められた。なるほど、この景色を見るにはこのグラウンドサイトがいいわけだ。 この雄大な霧島の景色を眺めながら一周800メートルのトラックを歩いたり走ったりなんてことは、なかなか出来ることじゃない。
トラックには散水車も通る。</p>
<p>今夜のメインディッシュ、鶏の刺身
砂肝(九州では砂ずり)、ささ身、胸肉、叩きなど。</p>
<p>ポン酢で食べたら、こんなに食べられないかも、と思っていたこの一皿ふたりでぺろり。
もちろん、パセ&#38;ポプも目をキラキラさせてペロリ。</p>
<p>ささ身は近所のお肉屋さんで朝どりささ身といって生で食べられるものを売っていて、これまでもパセ&#38;ポプにはあげてきた。胸肉も生で食べら れるというものは通販でも買ったことがある。でも、砂肝を生というのははじめてだった。 千葉に帰ったら食べられないなぁ。心して食べなきゃね、パセ&#38;ポプ。</p>
<p>それにしても他に何を食べたのか、まるっきり記憶喪失。 </p>
<p>20時頃までどのサイトも静か過ぎて不思議に思っていたら、こちらは夜が遅いのか20時半頃からBBQの準備などが始まり、人の声も、エアポンプでマットを膨らます音も聞こえてくるようになった。
もしかしたら明日から始まる休日のために前夜到着した人たちが多かったのかしら。</p>
<p>今夜、ししたろはひとりコットで寝るという。ロールアコットにサーマレストプロライトを敷き、ゴーライトのシュラフとピローを用意。
わたしとパセ&#38;ポプは車の中に移って、読書。
車の窓から外を覗くと、コットの上でも小さなブックライトで読書中。
パセ&#38;ポプはすうすう寝息を立てている。
パセ&#38;ポプの寝息は睡眠導入剤。
本を置いて、ライトを消して、おやすみ～。</p>
<p> 今日のだいたいのルート</p>
<p>約170km</p>
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		<title>九州・四国　ぐるっと4221.4kmの旅　11　(あさぎり町～高千穂高原)</title>
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		<pubDate>Fri, 01 May 2009 03:26:13 +0000</pubDate>
		<dc:creator>richa</dc:creator>
				<category><![CDATA[2009]]></category>
		<category><![CDATA[ドライブ]]></category>
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		<category><![CDATA[大畑駅]]></category>
		<category><![CDATA[霧島]]></category>
		<category><![CDATA[高千穂]]></category>
		<category><![CDATA[高原]]></category>

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		<description><![CDATA[<p>あさぎり町（ちょう）に入った。
8時40分、球磨川を渡る。</p>
<p>人吉盆地はこの球磨川が原因で、霧の発生する頻度が日本で1、2位を争うほどらしい。そして、あさぎり町のある球磨盆地もやはり朝霧の発生が多いことから、平成 の大合併で出来た町を「あさぎり」と命名したらしい。どうして「あさぎり」ってひらがなにしてしまったのだろう。漢字にすればいいのに…。まあ、わたしも 仕事で使う名前はひらがなだったりするから、あまり強くは言えないかな。いや、地名はやっぱり漢字がいい。その意味やルーツをぱっと示せるのは漢字だもの。</p>
<p>おかどめ幸福駅に寄ってみた。
となりに建っている岡留熊野座神社の通称が幸福神社ということで、命名されたそうだ。確かに、鳥居には「幸福神社」と書かれている。でも、なんで通称が書かれているのかしら???
駅の隣にある町営の売店があり、レンタサイクルも用意されていた。自転車のことを聞くと、売店のおばさんは車で廻ったほうが良いよ、って。
神社では催しがあるのか、練習らしい和楽器の音が森の中から聞こえてきた。</p>
<p>たまたま来た電車。ホームに停まったところをうつしたら、電車がホームから外れている。いちばん前のドアから降りると危険なことになる。
あれ、でも写真に写っている電車の脇に「後乗前降」って書いてある。誰も乗り降りした様子はなかったけれど、どういうことなんだろう???</p>
<p>道の駅錦の前を通過。
近くに温泉センターもあり駐車スペースも広い感じがした。</p>
<p>
ツーリングマップルに載っていた大畑駅（おこばえき）にも行って見る。ループ線の中にスイッチバックのある駅というのはほかにはないそうで、難読駅としても有名らしい。</p>
<p>駅訪問が立て続けにあると、なんだか鉄ちゃんみたいね(*_*;</p>
<p>ここは訪れる人も多いらしく駅舎にはたくさんの名刺が貼り付けられていた。
なぜこんな場所に駅があるのだろうと不思議なくらい、近くには民家もなにもない。</p>
<p>それもそのはず(?)、開業当初は走っていた蒸気機関車のために、信号所と給水所として設けられた駅らしい。
無人駅で、ホームへは誰でも自由に出入出来る。
写真など撮りながら、鳥の声を聞いていると木々の向こうから電車の音が聞こえたような気がした。空耳かと笑ったら、木々の間に電車の姿が見えた。
いったん姿を見せた電車はスイッチバックで奥へ行ってしまい、姿を消した。
あれ、幻だった?と思うくらい姿を消してから出てこない。
しばらくしてホームへと滑り込んできた電車には、想像以上の人たちが乗っていた。地元の人という雰囲気の人ではなく、観光で乗っているような人たちばかり。 ホームには車やバイクでこの電車の時刻に合わせて駆けつけた人たちが数人増えていた。
わたしたちが到着した時にホームに座りこんで携帯で話をしていたおじいさんがひとり、電車に乗り込んだ。
降りる人はいなかった。
電車がホームを出てゆくと集まっていた人たちもすぐに散って行く。
パセ&#38;ポプに「かわいい」と手を差し出してしばしパセ&#38;ポプをなでてくれた女性がいた。かわいがってくれるのは嬉しいけど、その傍らにいる飼い主は無視されていた。わたしは透明人間になっているのかしらと手のひらの表裏をひらひらさ せて確認したくなったほど(苦笑。</p>
<p>人吉ループ橋をぐるぐると降りてゆく。</p>
<p>全長1808mの加久藤トンネル。トンネル内で宮崎県に入った。わたしたちの通ったのは国道221号線の加久藤トンネル。九州自動車道人吉ICとえ びのICの間にも同名のトンネルがあるそうだ。高速のそれが開通して、青森から鹿児島まで高速道路が完成し日本列島を縦貫したらしい。今のETC特別割引 なら3000円くらいでこられるのかな。</p>
<p>トンネルを抜けると今度はえびのループ橋が出てきた。
トンネルをはさんで両側がループになっている。ループの途中で雲海トンネルに入った。</p>
<p>えびの駅をちらっと見て、まずはガソリンを補給。
出光を探して町を外れて行ったのに、まいどカードは使えないと言われた。カードとしては使えるけれど値引きはないそうだ。以前も請求を見て「値引きされて いない?」と不思議に思ったことがあったけれど、そういうことだったのか。カードとしてだけ使われてしまえばわからなかったけれど、教えてくれたので、まいどカードではなくポイントを貯めているカードで給油してもらう。
またえびのの町に戻ってマキノストアーに入り、買出しをする。
特別大きなスーパーでもなかったけれど、 気合が入ってしまったお店。
生肉コーナーで「おつまみに最適」と書かれた鶏の砂肝、ささ身、胸、タタキなどがスライスされたパックがあり、激しく興味を持ったわたしたち。どうやって 食べるのかと店員さんに聞くとそのまま生で食べてください、とのこと。これはパセ&#38;ポプたちにもぴったりだわ、と2パック購入。棚をくまなく見て まわり、地元の野菜だけではなく、地元でしか売っていないめんつゆやポン酢、酢味噌なども、住むつもり?というくらいどんどん籠に入れる。
外は暑い。エンジンをかたけままでエアコンをつけている車に走って戻る。</p>
<p>「パセ&#38;ポプ～、おいしーもんかってきたよ～♪」</p>
12時過ぎ、宮崎道をくぐり、どんどん標高を上げてゆく。山桜の花がだんだんと多くなる。
<p>道の脇に人だかりがあったので車を停めてみた。不動池が見えるらしい。物静かでこんこんと眠っているような池だった。
道路を挟んだ向かい側は瓦礫の山で登って行く人たちも多くいた。</p>
<p>えびの高原は有料駐車場ばかりで、休日ではないのに観光バスや車も多い。
あたりはまた610ハップをこぼしたような硫黄臭で充満している。転がっている岩が黄色い。
キャンプ場への到着を少し遅らせて、高千穂高原を通るルートを行くことにした。山にはしゃくなげも多く生えているようだ。</p>
<p>それにしても一昨日からいったいいくつの高原を通っているのだろう。
瀬の本高原、久住高原、九重高原、飯田高原、草千里ヶ浜、清和高原、井無田高原、えびの高原、高千穂高原…
高原がありすぎて、どこからどこまでがどの高原か混乱している。なにかこの混乱を解きほぐしてくれるものはないものか。</p>
<p>13時、高千穂河原ビジターセンターが現れた。行ってみようと入って行くと、ここも有料駐車場。高原の件もあったので、410円を払って入ってみる。
学生の遠足かなにかか、観光バスがずらっと並び、トレーニングウエア姿の学生が右往左往して辺りを埋め尽くしている。ビジターセンターはよくあるボタンを押すとここが現在地とか、ここが霧島神宮とかライトで教えてくれる模型があったり、棲んでいる鳥や生き物の紹介がされていた。模型をみると、霧島連山がフジツ ボのように見えた。
売店は小さなお店が2件くらいで、本当に軽い食事ができるようなところだけだった。
登山口としては立派すぎるほど立派できれいな施設。
パセ&#38;ポプが散歩できるような温度でもなく、雰囲気でもなかったのですぐに退散した。</p>
<p>霧島神宮の前を素通りする。
今日は洗濯日ということもあり、早めにキャンプ場に到着したいため、参拝はなし。霧島は大好きな作家梨木香歩氏の九州のお宅があるのでは?と想像しているところで、その空気を感じたくてこの場所は今回の旅から外せなかった。</p>
<p>絶景!が見えそうな道の駅霧島、丸尾の滝を眺め、キャンプ場へと車を進める。</p>
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		<title>九州・四国　ぐるっと4221.4kmの旅　10　(五木～)</title>
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		<pubDate>Thu, 30 Apr 2009 23:27:39 +0000</pubDate>
		<dc:creator>richa</dc:creator>
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		<description><![CDATA[<p></p>

<p>山奥に確かにいる。
懐かしい旅館にいるような感覚。
でも、目を開けるといつもの車の中。
カーテンを少し開けて外を見ると、新築の民家が並んでいる。</p>
<p>道の駅子守唄の里　五木の朝は、不思議な気配が漂っている。
6時に起き出した。</p>
<p></p>

<p>道の駅五木の周りをパセ&#38;ポプと散歩する。
道の駅の脇には、あの「五木の子守唄」のモニュメントが建っていた。</p>
<p>♪おどま盆ぎり盆ぎり
盆から先きゃおらんと
盆が早よ来りゃ　早よもどる♪
(子守奉公も盆で年季が明け　恋しい父母がいる古里に帰れる日が待ち遠しい。)</p>
<p>♪おどまくゎんじんくゎんじん
あん人たちゃ良か衆
良か衆　良か帯　良か着物♪</p>
<p>※配布されていたものに書かれていた意味をカッコ内に掲載してみました。でも意味がよく理解できる訳は熊本の方言に書かれているものだと思います。
おどま=わたし、自分　くゎんじん=勧進、寄進を求めて物乞いをする人たちのようなもの 良か衆=良い人、お金持ち</p>
<p>『正調「五木の子守唄」』
いまどき珍しくなった藁半紙のような紙に印刷されて配布用に置かれていた。譜面も書かれていたけれど、これはどうしたらいいのか。おたまじゃくしではなく、かえるのたまごのような譜面で休符もなかった。
もちろんこれまで聞いたことがあるし、口ずさむこともできるけれど、この意味を考えたことなどなかった。
子守唄と言えば、子どもを寝かしつけるときに歌うものとおもっていたけれど、この子守唄は子守をしている子どもがその気持ちを歌った守り子唄だそうだ。
どれが元唄かもわからず、歌詞もいろいろ。
即興で歌われていたものと言われている。
プリントに書かれている唄は、70近くもあり、どれも子守の辛さや、親に会いたい、階級の差への哀しみなどばかりだ。
背景と意味を知ると胸が締め付けられるようだし、知らずに口ずさんでいたことに恥ずかしくなった。</p>
<p>移築して保存している茅葺き古民家があった。見学は自由。
昔々は、畳なんてなかったから木の床で、寒くてどんどん着込んで行って十二単になったと聞いたことがある。畳が発明されてからも、貧しいと買えずにフローリングだったのだろう。保存されている茅葺きの家は手前が囲炉裏のある木の床で、奥の間は畳が敷かれていた。いつの時代のものとして移築したのかわからないが、入り口にはその時代のレインウエア蓑と笠が掛かっていて、木の床の部屋の片隅には糸を紡ぐための割りと大きな糸車が置かれている。道具はほとんどなくあまりにも整然と整理されているので暮らしていただろう人の面影が見えない。よくリアルに見せようという試みか、変な人形が置かれていることがあるけれど、あれは気味が悪い。でもせめて何年に建てられて、いつまで使っていたかとか、どんな生活をしていたか、という説明書きは欲しかった。
それにしても、昔は今と比べてずいぶんたくさんの人たちが暮らしていたらしい。
1960年は1290世帯6161人、そして2000年は582世帯1530人。それから10年近く経っている今。道の駅の後ろ、川を見下ろす高台の一角には新しく立派な家が立ち並んでいる。
川辺川のダムで移転して来た民家なのかもしれない。
公共施設も場違いなほどに立派なものが建っている。</p>
<p>わたしでも知っている問題になっていた川辺川ダム計画。神社の脇に沿革が書かれていた。水没予定地にあった神社の3つが合祀させたものだそうだ。</p>
<p>平日だというのに人の姿もほとんど見かけず、静かな朝だった。綺麗に舗装された道路と民家の間には50cmほどの幅で水路があり、綺麗な水が流れている。</p>
<p>現在滞っているはずの川辺川ダム計画なのに、この新しいように見える移転はどうしてなのだろう。</p>
<p>パセ&#38;ポプの朝ごはんは冷凍ごはんを温めた。南に移動するにつれて温度が上がってきているので、冷凍ごはんはそろそろ食べてしまった方がいい。最後の冷凍ごはんを夜の分として温め、ランチジャグに入れた。</p>
<p>モスキートカーテンのワイヤーがずれ落ちてきていたので調節する。これでしっかり固定できたはず。でも、このカーテンの活躍するときはまだ来ていない。</p>
<p>昨日、お風呂で会った人たちの車はすでに出発していた。
同じ上段の駐車場に泊まっていた車では、車外でシュラフをぱんぱんと叩いて、出発の準備をしているらしい。</p>
<p>8時、道の駅を後にして、川辺川沿いを南下する。
遥か下の谷間に見える場所ではドラックやダンプが工事をしている。通る車も工事車両が多い。</p>
<p>橋の上で急いでいるらしい犬さんとすれ違う。
出勤でもするのか、脇目もふらず、こちらの車のことなんて構いもせず、マイペースですたすたすたと橋を渡ってゆく。</p>
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		<item>
		<title>九州・四国　ぐるっと4221.4kmの旅　09　(山都町)</title>
		<link>http://odekake.pyonpyon.org/09_0430_9.html</link>
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		<pubDate>Thu, 30 Apr 2009 04:52:09 +0000</pubDate>
		<dc:creator>richa</dc:creator>
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		<category><![CDATA[川辺川]]></category>
		<category><![CDATA[車中泊]]></category>
		<category><![CDATA[道の駅]]></category>

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		<description><![CDATA[<p>走りすぎる景色の中に、水道橋を思わせるような橋が見えた。あわててカメラにおさめたけれど、有名な通潤橋じゃないの!
&#62;&#62; 山都町-通潤橋
水の便が悪かった白糸台地に水を送るために架けられた通水橋。江戸時代に造られた石橋で高さも20mあるそうだ。近くで見たらもっとその迫力を感じただろうに…。
5-6月は農繁期で出来ないらしいけれど、有料(1回5000円)で放水してくれるらしい。完成した時の放水時は水の音より歓声の声が響いた気がする。</p>
<p>手掘りのトンネルが出てきた。
白石第二トンネル。入る直前に「高さ制限2.9m」と書かれても、もし制限にひっかっかってしまったらどうやって戻ればいいのだろう。しかも、どこまで戻ることになるのだろう。
続けて白石第一トンネルが出てきた。こちらは「高さ制限3m」。第二を掘るときには力尽きて高さが低くなってしまったのだろうか。
うねうねとヘアピンカーブをいくつも下って麓に着くと、そこには今はもう閉校されてしまった白糸中学校があった。
誰も通らないような山道、いかにも観光客といった感じのセダンが前に現れた。こんなくねくね道をどこへ行くのだろう? って、こちらも思われているだろうけど…。</p>
<p>内大臣という地名の場所。
緑川沿いを走る。
魚がいるか気にして川や池を覗く癖のあるポプラは、きっとししたろに似たに違いない。しきりに川には魚がいるのかな、と運転しながら気にしている。
川向こうには平家の湯という民宿温泉。秘境の温泉というたたずまい。さっきのセダンは温泉に向かっていたのかなぁ。</p>
<p>巨大な岸壁の下にぽっかりとあいた穴の中になにか建造物が見えた気がした。あわててカメラを構えるも、穴さえほとんど写っていなかった。この辺りの情報にもなにも書かれていないので、わたしの錯覚だったのかな。</p>
<p>153号を黒谷方面へ向かう。
大井発電所そばを通り、218号、445号線を通る。狭くてくるくると急な坂なのに、交通量が多くすれ違いに難儀する。</p>
<p>くねくねの坂を登りきると二本杉展望台があった。
トラックが駐車して携帯をしていたり、下りながら携帯をしているドライバーもいたのは、この辺りだけが携帯の通じる場所なのかも?と試しにわたしの携帯を見て見ると、auは圏外だった。これまで通じていたはずなのに…。</p>
<p>パセ&#38;ポプと散歩をしながら展望を楽しんで、また車に乗る。
二本杉峠にでるとこれまでの山道には似つかわしくない大きな店構えの茶屋「東山本店」が現れた。店頭では串焼きも焼いている。やまめ弁当も売られている。こんなに人がいないのに不思議に思う。キツネが経営でもしているのかと思ってしまうほど(笑。
地鶏串焼きを二本頼んで、焼き上がるまで辺りをうろうろしていると、案内板もあり、登山道もあちこちにあるらしい。店の前にはがっちりした木製のテーブル がいくつもある。きっと混雑するときもあるのだろう。地元の人が「よっ、今日はいい天気だったねぇ」などと言いながら店内に入っていく姿もあった。</p>
焼き上がった地鶏は塩気が多かったけれど、驚くほどしっかりした歯ごたえのある美味しい鶏だった。
<p>狙うポプラの眼光鋭く…。
塩気をちうちう吸って取ってからパセ&#38;ポプにもあげました(笑。</p>
<p>これだけ大きなお店があるくらいだから、この先は道幅も広がってこれまでのような面倒な道ではないだろう、と思っていた。
しかし、そう簡単に楽はさせてもらえなかった。</p>
<p>峠を境にまたこれまでとは違った大変な道が現れた。
これまで以上に細く、崖が崩れているところもあり、オーバーハングしている崖も多々ある。そんな中で多数の車とすれ違う。譲り、譲られ、バックし、バック してもらい、何度も何度も頭を下げる。譲る必要がなく、ただすれ違っただけでも、条件反射で思わず頭を下げてしまうほど頭の下げ通し。まるで選挙のときの ようだ。
こんな道は暗くなってからは絶対通りたくない。</p>
<p>やっとすれ違いOKの現代らしい楽な道へ出たと思ったら、前方に現れた平家トンネルを避けるというししたろ。迷うことなくハンドルを切って旧道へ。</p>
<p>旧道は空いているかと思ったら、たぬきさんが前方で走っていた。 おうちに帰るのかとにかく脇目も降らずにとことこ、とことこ、車の前を走って行くんですよ。もちろん、追越なんて出来ない(笑。どこかで脇に避けてくれたらありがたいんですけどね。
子だぬきさん、こちらの気持が通じたのか、お家への近道があるのか、途中で藪の中に消えて行ってくれて、やっと普通に走ることができるようになった。</p>
<p>と思ったら、今度は虫!
川辺川の橋の上から写真を撮っていたら、羽の大きな虫がドアバイザーにへばりついていて、ずっと無賃乗車で着いてきた。このままじゃ道の駅まで一緒に来てしまう。ドアが開けられない、と困っていたら道の駅に到着する前に下車してくれた。</p>
<p>やっと今夜の宿泊地に到着。距離はそうでもないのだろうけれど、疲労感の多い道だった。
今夜の宿泊は、お風呂もある子守唄の里五木。
お風呂は併設されているのかと思っていたら、道路を挟んで少しばかり歩く場所にあった。
まずは道の駅を覗いて、小梅の梅干と名物らしい厚揚げの味噌漬けとよもぎパンを購入。車で移動してお風呂に入りに行く。日が傾いて気温は少し下がり始めていたが、阿蘇・久住ほど涼しくはない。
お客はほとんどいないようで、女風呂も先客がふたりいてひとり出るところだった。残っていたひとりの方は愛知から車中泊で来ているそうだ。
今日は露天風呂ないんですね、と聞かれた。
わたしもここに来たのは数十分ほど前なのでわからない(笑。
露天にはお湯が入っていないらしい。露天風呂を楽しみにしている人にとって、入ってから露天がないことを知るのはどうなんだろう。料金を割り引くとか、入る前に露天がないことを知らせて欲しい。
お風呂のスペースの半分が豪快な(音の)ジャグジーになっていて、音がうるさくて話が聞き取りにくい。ふたりともお風呂の中で思い切り大声で話していたはず。
ここの道の駅はどうして知ったんですか?と聞かれた。
一応事前に道の駅のある場所はいくつか調べて来ていたので、ここに道の駅があることはわかっていた。
その女性も調べてきていたらしい。確かにこの道の駅五木は通りすがりで寄るには近くになにもなさすぎるかもしれない。
女性はご主人と一緒に車旅をしてるらしいが、前日の道の駅で痛い目に遭ったと言っていた。宿泊しようと思った道の駅に19時頃到着したらレストランは閉まっていて、近くには食事が出来るような場所もなく往復2時間近くかけてスーパーに行って食事を調達したそうだ。今夜はレストランがまだ開いているから、これから食事をする、と言っていた。
昨日、往復2時間かかっても食事が揃えられただけラッキーだったと思う。最近は地方でも夜10時まで開いているような大型スーパーも出来てきた。でも、やっぱり2時間かけてもないところにはない。</p>
<p>友人が昔、海外からのともだちを連れて日本をまわっていた時のこと。
ユースホステルに予約をいれたとき「夕食はどうしますか」と聞かれ、「いりません」と言ってしまい、あとで大変な目に遭ったそうだ。
到着したユースホステルのまわりには食事ができるところも買うようなお店ももなかったらしい。
移動手段が車だったら買いにもでかけられたかもしれないけれど、そのとき友人たちは公共交通機関を利用した旅だった。
そして、その日の夕飯は持っていた果物を分け合って食べたそうだ。</p>
<p>我が家では、キャンプ場でも閉じ込められたときのことを考えて数日分の食材を車に積んでいる。 食べられないと、良い考えも浮かばないし、それだけで哀しくなるだろうから、パセ&#38;ポプの分ももちろん含めて用意している。いざというとき、食べ物があるという安心感はかなり心強い。</p>
<p>明日女性たちは、今日わたしたちが通ってきた道を行くらしい。道がとっても細いですよ、と話す。</p>
<p>お風呂で大声を出すのは、少々疲れる。
少し移動してみると、電気風呂という一画があった。注意書きがいっぱい書かれている。そんなこわいお風呂には入りたくない。</p>
<p>車に戻り、道の駅へと向かう。もう辺りは薄暗くなっていた。道の駅から見える山の谷間に、夕陽が光っている。
五木の駐車場は第一がトイレにも近いけれど、道路沿い。建物をはさんで坂の上に段々畑のように第二、第三と駐車スペースがあるが、微妙に傾斜しているので車中泊できるスペースは限られている。そして、民家が近いので、ちょっと気兼ねしてしまうような場所でもある。</p>
<p>朝、出掛ける前にシュラフの中にフリースブランケットを入れてベッドメイクしてしまったけれど、暑いのでフリースを抜く。</p>
<p>パセ&#38;ポプもわたしたちもごはんを終えると、ししたろはまたリアに移って「背中を伸ばすときもちいい～」、と言ったまま夢の中から戻らない人になっていた。</p>
<p>明日の宿泊にはどうかと思っているキャンプ場について携帯で調べる。九州はこれまで携帯(au)がほとんど使えていて、とても助かる。 キャンプ場の電話番号とコインランドリー、お風呂のことをメモして、わたしもぐっすり寝ているパセ&#38;ポプの間に潜り込む。</p>
<p>今日は、広大・雄大な景色の中を走ったあと、狭い山道をくねくねと走り続けた。人生いろいろあって一生でバランスがとれるように思うけれど、今日は一日で山あり谷あり高原ありだった。パセ&#38;ポプも、ししたろさんもお疲れさま…。</p>
<p> 本日のルート。
約190km。</p>
<p>前半は快適、
後半は疲労。</p>
<p>どちらも思い出に強烈に残る道だった。</p>
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